【鬼滅の刃】考察「元鳴柱のじいちゃんが善逸に期するもの」

【鬼滅の刃】考察「元鳴柱のじいちゃんが善逸に期するもの」

6364話を読んでいて気になった事があったので考察を一つ。

鬼の弱点と人間の対抗手段についてです。
猗窩座対煉獄戦では人間側の耐久力の無さが浮き彫りになる結果となりました。

出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第63話 週刊少年ジャンプ2017年26号 出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第63話 ...
出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第64話 週刊少年ジャンプ2017年27号 出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第64話 ...

「お前が俺に喰らわせた素晴らしい斬撃も既に完治してしまった」
「だがお前はどうだ。潰れた左目、砕けた肋骨、傷ついた内臓、もう取り返しがつかない」


「どう足掻いても人間では鬼に勝てない」

いやそんなことはない。

事実、煉獄の兄貴に頚を斬られそうになり驚いているし、夜明けが近付いて焦っている。
ただ性質を考えると、全てのステータスが高水準でバランスの良い万能型の剣士は
圧倒的スペックと継戦能力を持つであろう上弦とは相性が悪いのかもしれません。

しかし鬼の弱点は日光と頚。明確な弱点があることは間違いありません。

ではその弱点に対して人間側に求められるものは何かと考えました。
万能型ではなく、鬼の弱点を突くことに特化した剣士。
日光という弱点を突くのであれば、鬼も真っ青の耐久力を持ち夜明けが来るまで戦い続けるスタイル。
頚を狙うのであれば、何が何でも頚を斬り落とす能力に特化したスタイル。

パッと思い浮かんだのがこの二つでした。

まず夜明け待ちスタイルですが、これだけ猗窩座(上弦の参、過去に柱を葬っている)に素晴らしいと賞賛された煉獄さんでも長く戦い続けられませんでした。
岩柱辺りが勝手なイメージで防御主体なのかなと思いますが未登場なので考察が難しいです。

なので今回考えたいのは、とにかく頚を斬ることのみに特化したスタイル。

そこでピンと来たのが我妻善逸でした。
彼は技を一つしか使えません。しかしこれまでに討った鬼は余計な斬撃無しに、一撃で頚を落としています。
さらに元鳴柱である師範のじいちゃんに「お前には才能が……」「お前はそれでいい、一つできれば万々歳だ」とまで言わせています。
元柱にここまで言わせるということは何かあるのではと思ってしまうじゃないですか。

注目したいのは、元鳴柱のじいちゃんの右足が義足だということです。
義足になった理由は言及されていませんが、柱が片足を失うというのは相当な出来事だと思います。
柱であるならば、上弦と戦った際に負傷したというエピソードがあっても不思議ではありません。
あくまで可能性の一つではありますがもしも仮に、
上弦と戦い未だ”打倒鬼”を掲げ育手をやっているとしたら
それは自分には足りなかった、上弦に対抗するために必要なものを思い付き
それを継子に託したかったからではないでしょうか。
それこそが、頚を斬ることに特化した剣士の存在。
そして、その可能性を秘めた剣士こそが善逸であった、と。

「一つのことしかできないならそれを極め抜け。極限の極限まで磨け」

このセリフに込められた色んな想いを考えると、胸が熱くなります。(勝手な想像ですが…)

おそらく煉獄さんは退場するか、剣士として戦い続けることが出来なくなると思います。
この悔しさを、炭治郎たちの誰かが晴らしてくれることを心から願っています。

書き終わってから気付きましたが、もしかしたらしのぶさんの毒も上弦対策なのでしょうか。
上弦に討たれた姉を見ていたからただの剣士では上弦を滅殺することはできないと考え……。
考えれば考える程妄想が膨らんでしまいます。

頚を斬るのも雷の呼吸が速さであるならば、絶対的な一撃の威力に拘ったパワータイプや
暗殺的に鬼に察知されず頚を落とすアサシン型、そもそも鬼とまともに戦わないトリッキー型、等々
色んな可能性が考えられますね。
というか考えれば考える程、人間よりも高耐久で血鬼術や術式展開を持つ鬼に対して
真正面から正々堂々と戦うのって相性が悪かったんだなぁと思います。

鬼滅の刃がこれからもどんどん面白くなっていってくれたら嬉しいなぁ。

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