鬼滅の刃 第118話「無一郎の無」感想・考察


 

「思い出したよ 炭治郎」

「僕の父は君と同じ赤い瞳の人だった」

 

おはこんばんちは!
ジャンプ展行ってから懐かし気分でこんな挨拶をしていたら、なんと今週号(2018年33号)の現連載陣フェイバリットキャラクター企画で、吾峠先生のお気に入りキャラクターが則巻アラレちゃんでした!!
こんな偶然もあるんだなぁと嬉しい気持ちになりました。
んちゃ!

 

ではでは本編の感想考察いきたいと思います。

前回、なんとか水獄鉢から脱出することに成功した無一郎くん。
急速に記憶も取り戻しているようです。

記憶の中で炭治郎と被って語りかけてきていたのはお父さんでした。
炭治郎と同じ赤い瞳だったというのは偶然とは考えづらいです。

時透パパが日の呼吸の剣士の子孫だとしたら、竈門家の祖先が日の呼吸の剣士及びその末裔と子をなしたということでよさそうですね。
時透ママが日の呼吸の血筋なら……たまたま竈門家の近縁の人間と結ばれたということでしょうか。

時透パパは竈門炭十郎さんのご兄弟という可能性も無くはない……かな……。
そうすると炭治郎と無一郎くんは従兄弟ということになるかな。良い。

時透家は杣人だったようです。
竈門家と同じように剣士とは関係無い職ですね。

 

記憶を辿りながらずっと身体に刺さっていた針を抜いていく無一郎ですが、毒の影響で痺れが酷い様子。
水の鉢から出られた所で僕はもう……と弱音を吐きそうになりますが、お館様の言葉がフラッシュバックします。

 

 

眼の辺りまで病が進行しているお館様の言葉……。
記憶の無い無一郎くんでは毒で痺れたらそのままやられてしまうけれど、確固たる自分を取り戻した無一郎くんなら毒を喰らっていても負けない、と解釈してもいいのでしょうか。

病が進行したお館様の顔を痛ましく思いながら小鉄くんの様子を見るべく身を寄せます。

この時、「小鉄くん」と呼ぶ無一郎くんが何だかとても優しくて好きです。

 

無一郎くんの背後から小鉄くんを刺した金魚みたいなのが迫りますが一閃。
痺れていてもこの程度は問題なさそう。

 

 

 

あっさりと両親の最期が語られましたがどちらも辛いですねこれ……。
お父さんが薬草を採りに行っていたのは病気で弱っていたお母さんのためでしょうし……。

炭十郎さんも身体が弱かったし、お母さんは日の呼吸を使っていたから身体が弱かったというのは有り得るかもしれませんね。

辛うじて喋ることができている小鉄くんを介抱しながら、さらに記憶を辿ります。

 

 

衝撃の事実。
無一郎くんは双子だった!!

しかもお兄ちゃんの名前は有一郎くん!

二人の表情を見るだけで何となく性格の違いが分かるような気がします。

 

 

「情けは人のためならず」
「誰かのために何かしてもろくなことにならない」

「ちがうよ」
「人のためにすることは巡り巡って自分のためになるって意味だよ」
「父さんが言ってた」

「人のために何かしようとして死んだ人間の言うことなんてあてにならない」

有一郎くんは相当なリアリスト。徹底した合理主義者という感じのようです。
言うことが物凄く冷たいの。配慮かなぁ!?

お父さんに対しても、
「あんな状態になってて薬草なんかで治るはずないだろ 馬鹿の極みだね」
「嵐の中を外に出なけりゃ死んだのは母さん一人で済んだのに」
とぼろっくそなコメントです。

当然無一郎くんは言い返します。

 

 

「俺は事実しか言ってない うるさいから大声出すな 猪が来るぞ」

 

凄いこれ。
もう何というか。
そして極めつけはこれ。

 

 

「無一郎の無は”無能”の”無”」
「こんな会話は意味が無い 結局過去は変わらない」
「無一郎の無は”無意味”の”無”」

 

半べそ無一郎くん可愛い!!!!

会話をすることさえ全否定するかのような有一郎お兄ちゃんの毒舌凄まじい……。
しかしどことなく韻を踏んでいるようなワードチョイスにやはり日の呼吸の凄さを感じます……。
(こんな会話は意味が無い♪ 結局過去は変わら無い♪)

 

しかし背負っている枝の量が幼い二人にしては多いのではないかと感じるのですが……。
乾いている木ならこれくらい運べるものなのかな……。

 

 

「兄は言葉のきつい人だった」
「記憶のない時の僕は何だか兄に似ていた気がする」

読んでいても感じましたが、やっぱりそうみたいですね。
記憶を失っている時の無一郎くんの言動はかなり有一郎くんっぽいです。
一人称の”僕”と”俺”がよく変わっていたのも、どちらの側面が強く出ているかということで間違い無さそう。

 

こんな感じでお兄さんとの息の詰まるような二人暮らしをしていたみたいですが、しんどくなかったのかな……。
この時に抑圧されていた感情とかストレスのせいで記憶を失ってからあんな性格になってしまったのえは。(適当)

 

そんな二人の生活にとある来客がありました。
お館様こと、産屋敷家現当主・産屋敷耀哉様の御内儀のあまね様です。

 

 

あまりにも美しく、白樺の木の精だと思う程とは。
管理人的には眼がちょっと怖く感じます……。
美しすぎて怖いぐらいだということにしておきますが……。
お子さんそっくりですよね。

あまね様は時透兄妹が日の呼吸の剣士の子孫であることを把握しており、スカウトに来ていました。
しかし有一郎くんが暴言を吐いて追い返してしまいます。

無一郎くんは何だか分からないけど凄い剣士の子孫だという事実を無邪気に喜んでいました。
有一郎くんはと言うと、知ったことじゃないと相も変わらず邪険に扱うばかり。

そして無一郎くんは「剣士になろう」と持ちかけます。

 

 

「お前に何ができるって言うんだよ!」

大根を力任せにぶつ切りにしてからの怒声。
ウキウキしていた無一郎くんもいたたまれない表情に……。

 

「米も一人で炊けないような奴が剣士になる? 人を助ける?」
「馬鹿も休み休み言えよ!!」
「本当にお前は父さんと母さんそっくりだな!」

「具合が悪いのを言わないで働いて体を壊した母さんも」
「嵐の中薬草なんか採りに行った父さんも」
「あんなに止めたのに……! 母さんにも休んでって何度も言ったのに!」

「人を助けるなんてことはな 選ばれた人間にしかできないんだ!」
「先祖が剣士だったからって子供の俺たちに何ができる?」

「教えてやろうか? できること! 俺たちにできること!」
「犬死にと無駄死にだよ! 父さんと母さんの子供だからな!」

 

 

半べそ無一郎くんかわいい……。
でも今回は有一郎くんに同意してしまいます……。

どれだけお金が無くてどれだけ満足に食べられていなかったのか分かりませんし子供のためを思っての行動だったのだとは思います。
でも結果的に子供二人だけを残してこの世を去るというのは、残された子供たちにしたらそれはもう辛いなんてものじゃないと思います。

それに有一郎くんはずっとこうして欲しいという願いを叫び続けていたんですよ……。
でも両親はどちらも自分の言う通りにはしてくれなかった……。

両親が健在だった時の有一郎くんはどんな子供だったのでしょうか。

 

無一郎くんと有一郎くんは口を利かなくなりました。
その後もあまね様は家へ通ってくれていたようです。
あまね様に有一郎くんが水を浴びせかけた時だけ一度喧嘩をしたというエピソード。
こういう人間味が増すエピソードをちょろっと挟むのはやめてください、悲劇でのダメージも増加します。

 

そして事件は起こりました。
玉壺と戦っている時に思い出したあの夜です。

戸を開けて寝ていたら鬼が入って来た。

 

すぐに有一郎くんが襲われ、左腕がちぎられてしまいました。

激しい怒りで目の前が真っ赤になった無一郎くんは鬼と対峙します。
あまりの怒りに記憶が飛んでいる程です。

 

 

「気づくと鬼は死にかけていた」

うっエグい……。
怒りで潜在能力が解放された無一郎くんは鬼を地面に貼り付け岩で頭を潰していました。
鬼なのでこれでも死にませんが、朝日によって鬼は消えました。

戦闘の訓練を受けていない11歳の男の子が、割と人を喰っていそうな鬼相手にこれだけのことをできるたのはやはり日の呼吸の剣士の子孫だったからでしょう。
あとやっぱり怒りの力って凄い。

 

疲れ果てた無一郎くんは有一郎くんの所へ向かいます。
有一郎くんは神にお願いをしていました。

 

「どうか…弟だけは…助けてください…」
「悪いのは…俺だけ…です」
「バチを当てるなら…俺だけに…してください…」

「わかって…いたんだ…本当は……」

 

「無一郎の…無は……」

「”無限”の”無”なんだ」

 

 

自分ではない誰かのために

無限の力を出せる 選ばれた人間なんだ!!!

 

ああー!
記憶を取り戻して無一郎くん覚醒!!

その額には痣が浮かび上がっています!

しかも初代とも黒死牟とも炭治郎とも違うような少し丸みを帯びた痣!

全身に覚悟と力を漲らせつつ次回へ続きます!!


無一郎くん完全覚醒回でしたー!!
記憶を失ったのは兄を失ったショックからだったのでしょうか。
死にゆきそうな小鉄くんの姿に有一郎くんの姿を重ねたのか……。

とにかく超絶熱くて心に沁みる素晴らしい回だったのではないでしょうか!

 

有一郎くんがずっとトゲトゲして毒舌吐きまくって冷たい言葉ばかりだったのは何としても弟だけは守りたかったからだったんですね……。
そしてその冷たさは、記憶を失った無一郎くんをずっと守り続けていたのでしょうか。

双子物の定番として、実は弟だと思ってたのが兄だった!みたいな展開がありますが、時透兄弟に関してはそんな要素なさそうですね。

 

ラストに無一郎くんの顔に痣が浮かび上がるのも胸が熱くなりました!
痣って、日の呼吸の剣士の子孫だから出せているのではなく、真に誰かのために戦うことができる者に出るのではないでしょうか。
強さを求めるでもなく、名誉を求めるでもなく、ただただ人のために戦う……。

でもそれなら煉獄さんだってできてましたよね。却下。

あと無一郎の無は無限の無というのはグッと来ましたが。
それでも子供の名前に「有」と「無」を付けるってちょっと違和感が……。
じゃぁ有一郎くんの有はなんの有なの。有言?有能?
それとも他に仏教的な意味とかあるんでしょうか。

 

今回の話で産屋敷家が日の呼吸の存在と、その子孫の存在を掴んでいたことがハッキリしましたね。
いったいどこから日の呼吸の子孫の存在を掴んでいたのか。
槇寿郎さんが荒れ始めた理由とか炎柱の書記から?
それとも元から知っておりずっと子孫を捜していたのでしょうか。

言うことは割と間違いなさそうな有一郎くんが「結局はあの女に利用されるだけだ! 何か企んでるに決まってる!」と言っていたので、そっちのルートも有り得そうな気がしてきました。(有り得るの有!?)

 

それと同様に無一郎くんを襲撃した鬼も、子孫の存在に気付いた鬼舞辻無惨の差金という感じではありませんでしたね。
ということは鬼舞辻無惨は日の呼吸の剣士に子孫がいることは知らないのかな。
でも今回の件で知られちゃいましたね。
刀鍛冶の里編が終わった後の上弦会議がめちゃんこ楽しみです。

 

ここからは日の呼吸で毒無効化、日の呼吸に耐えられる刀をもらって、なんやかんやそのまま玉壺撃破。
って感じの無一郎くん無双でしょうか。
いやああそんなの上弦が解体されちゃう!!!

ということでさらにそこから童磨乱入で慣れない日の呼吸で疲れ果てた無一郎くん死ぼ……

いやいやいや無い無い。
悲劇はいけません悲劇は。

真の日の呼吸の力で玉壺が得体の知れないダメージを負う。からの離脱って感じで痛み分けでしょうか。
でも鬼滅の刃の鬼ってそれも難しいですよね……。傷はいくらでも再生するし逃げ帰ったら上司に殺されるし……。
痣を持つものを生け捕りにせよ、みたいな命令が下されてればなぁ……。

 

ここから一気に鬼殺隊が有利な展開になって欲しいところではありますが、そう上手くいかないのが鬼滅の刃!

気を緩めずに無一郎くんを応援していきたいと思います!!

あといよいよ本領を発揮し始めた半天狗サイドの炭治郎も応援します!!

そしてこの流れだと死んでそうな小鉄くんもギャグで良いので生存していて欲しいです!!!!

 

それでは次回もよろしくおねがいします。

バイちゃ!

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