出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第102話
週刊少年ジャンプ2018年16号
時透くんコンニチハ。
前回ラストに引き続き、背中に「火男」と書かれた服を着た少年が
時透無一郎くんに何かを訴えています。
どうやら鍵と、その使い方を巡って言い争いをしている様子です。
それを見守っている炭治郎。
揉め事だったら仲裁しないと、と様子を見ていると――。
手刀一閃。
無一郎くんは意外と問答無用……。
これは揉め事だと判断した炭次郎は火男くん(仮)の胸ぐらを掴んでいる無一郎くんの腕を掴みます。
しかしびくともしない。
炭治郎よりも細い腕なのに……これは肉体の力じゃなくて呼吸の力ですよね?
「声がとてもうるさい… 誰?」
「君が手を放しなよ」
空いている左肘で炭治郎の鳩尾辺りを強打しました。
無一郎くんは問答無用……。
すごく弱いねと炭治郎のことを評価します。
多分炭治郎弱ってるからなんでしょうが……。
実際のところどれくらい実力差があるのでしょうか……。
そして無一郎くんのこの言動。
累くんを撃破した後の柱合会議。
あの時にこの箱から禰豆子が出てきたことを忘れているみたいですね。
記憶が長く続かないキャラクターなのは何となく分かっていましたが、
そうなると自身が鬼殺隊に所属しているという記憶も薄れてしまう気がします……。
記憶が定着する条件というか、自分が興味を持ったもの意外は記憶できないとか
そんな感じなんでしょうか?
炭治郎は悶絶させられながらも火男くん(仮)を無一郎くんの手から助けだしていました。
拷問されても絶対に鍵は渡さないと強い意志を口にしています。
使命感のある子だということが分かりますし、無一郎くんに一撃食らわされて
気を失っていないし、戦闘力的な意味でも結構強いのでしょうか。
しかしここから無一郎くんの正論マシンガントークが始まります。
「柱の邪魔をするっていうのはそういうことだよ」
「柱の時間と君たちの時間は全く価値が違う」
「自分の立場を弁えて行動しなよ 赤ん坊じゃないんだから」
うわぁ……。
ここまでを見る限り、無一郎くんは感情が無い……?
物凄く徹底したリアリストというか……。
人の意志とかそういったものは排除した合理主義的な考え方をしています。
当然、思いやりの塊みたいな炭治郎にはそれがすごく酷いものに感じられます。
鍵を受け取ろうと差し出している無一郎くんの手を思い切りはたきながらこのセリフ。
「配慮かなぁ!? 配慮が欠けていて残酷です!!」
わかるよ……。
「あなたの言ってることは概ね正しいんだろうけど 間違ってないんだろうけど」
と続けていますが、それは人間の感情を抜きにした場合の話です。
無一郎くんの最優先事項は何なのでしょうか……。
炭治郎は反論というか、持論を展開します。
しかし無一郎くんはまたもや手刀一閃。
炭治郎を昏倒させます。
無一郎くんは問答無用……。
炭治郎が熱く訴えている場面で木の陰に鋼鐵塚さんがいますね!
この炭治郎の想いを聞いて何か感じているのでしょうか。
炭治郎が落ちていくのを慌てて見ているあたり、怒りは収まっている……のかな?
目を覚ました炭治郎に火男くん(仮)は感謝を告げ、鍵は渡したと事情を説明します。
そして鍵の正体が明かされます。
それは、百八つの動きができる、人間を凌駕する力を持つ戦闘訓練用の絡繰人形。
火男くん(仮)の祖先が作った戦闘用絡繰人形。
縁壱零式(よりいちぜろしき)です。
その姿… 耳飾りに見覚えアリ…
これは!
日の呼吸の創始者ですよね……!?
というか多分鋼鐵塚さんってこの絡繰人形知ってますよね?
なら炭治郎の耳飾り見て何か思うことは無かったの!?
縁壱(よりいち)というのはこの人形のモデルとなった人物の名前でしょうか?
それとも製作者の名前?
あともう壊れてしまうというのは、
人形との訓練でヒノカミ神楽の動きを見る→習得できないままに壊れる→同じ動きができる炭治郎との訓練
みたいな流れを作るためかな?
どうなるにせよ炭治郎が日の呼吸を使えることを知れば興味を持ってくれると思います。
しかし時透無一郎くんの性格ときたら。
もっとふわふわした不思議ちゃんかなと思っていたら。
ゴリッゴリの合理主義者でしたね。
やはり焦点は無一郎くんの目的ですよね。
刀を握って数ヶ月で柱になったという天元さんの話から、
生まれた時から鬼を憎んでいた訳ではないでしょうし。
何がきっかけで鬼殺隊に属しているのか。
本人の目指すものや志はどういったものなのか。
強さを求めていることは分かりますが、それは鬼舞辻無惨を滅殺するために必要だから?
まだまだ謎はつきません。
面白くなってきましたね!
鬼滅の刃は結構重要な情報がさらさらっと出てくるので目が離せません!
次回も楽しみです!!