出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第131話
週刊少年ジャンプ2018年47号
おはこんばんにちは!
トンガリです!
ワールドトリガー連載再開を一週間間違えていて謎の自爆ダメージを負っています。
大丈夫だ……二年も待ったんだ……一週間くらいなんだ……。
さて、鬼滅の刃はセンターカラーで美麗な水の呼吸の剣士二人のお披露目です!
錆兎は笑ってるように見えますね!
少年時代の二人……鱗滝さんの厄除の面や水色の日輪刀。
背景色も相まって凄く綺麗でこのカラー大好きです。
文字無しのイラストで部屋に飾りたい!
本編のことを考えると少し哀しいカットですが、素敵です。
修行中のワンシーンかなとも思いましたが、過去(幼い自分弱い自分)を引き摺りながらも剣を振り続けていた義勇さんの一振りには、いつだって錆兎の日輪刀の後押しが重なっている、なんて捉えたりもできるイラストなのかなとか思いました。
本編では残されたものたちの心情が描かれます。
「きっと 義勇さんは自分が死ねば良かったと思っているんだなあ」
その気持ちは痛いほどわかると炭治郎は涙をこぼします。
大事な人が、それこそ自分を守って死んだりしたら抉られるようにつらい。
不思議な体験だったと、錆兎が狭霧山で稽古をつけてくれたことを思い出します。
「凄いなぁ凄いなぁ選別の時皆を助けたんだ」
「俺にはできなかった自分を守るのが精一杯で」
何度読み返しても藤襲山の最終選別は杜撰だと思わずにはいられません。
他にもっと良い方法で剣士を選別する方法は無かったのでしょうか。
代々伝わる方法なのか、時代時代で洗練されていった選別方法なのか……。
これも柱は忙しいから鬼殺隊は人手不足だから、なのかなぁ。
炭治郎が錆兎に重ねていた人物は煉獄さん。
命をかけて炭治郎たちを守ってくれました。
炭治郎は煉獄さんならいつか無惨を倒せたんじゃないかと考えていたみたいです。
「信じると言われたなら それに応えること以外考えんじゃねぇ!!」という伊之助のセリフが懐かしい。
炭治郎たちはこの時の経験を糧に本当にパワーアップしましたよね。
しかしだからと言って義勇さんに何と言えばいいのか、言葉に詰まっています。
義勇さんが、名実ともに立派な水柱であることは間違いありません。
当然柱になるまでに何度も何度も限界を越えてきたことでしょう。
それを思うと、炭治郎からは言葉が出ませんでした。
ただ一つを除いて。
「だけど…だけど…どうしても一つだけ聞きたいことがある」
その言葉を聞いた瞬間。
義勇さんの脳裏に「パアン」という弾けるような音が響きました。
狭霧山で修行をしていた、少年だった頃の記憶。
義勇さんが「自分が死ねばよかった」とこぼし、それを咎められた時の記憶です。
「翌日に祝言を挙げるはずだったお前の姉も そんなことは承知の上で鬼からお前を隠して守っているんだ」
「他の誰でもないお前が…お前の姉を冒涜するな」
「お前は絶対死ぬんじゃない」
「姉が命をかけて繋いでくれた命を 託された未来を」
(痛い)
「頬を張り飛ばされた衝撃と痛みが鮮やかに蘇る」
「何故忘れていた? 錆兎とのあのやりとり 大事なことだろう」
思い出すと悲しすぎて何もできなくなることから、その記憶を封印してしまっていた義勇さん。
炭治郎の「繋いていく」という言葉で大事なことを思い出しました。
炭治郎が立ち直らせたのではなく、過去にもこうして立ち直らせてくれた友の言葉を、炭治郎が思い出させてくれたという形になりました。
「蔦子姉さん、錆兎、未熟でごめん…」
義勇さん立ち直り編、完。
はやい!
義勇さん!
義勇さん!?
それでいいんですか!?
いや立ち直ってもらえて凄く嬉しいですよ!!!!
でも「未熟でごめん…」のコマがトンガリの語彙力では何とも言えない哀愁に包まれていてこれで良かったのかもと思います。
未熟でごめん……。
乗り越える言葉だ……。
例によって、全てを脳内で片付ける口下手な義勇さん。
はたから見るとピクリとも動かなくなってしまったようにしか見えません。
心が折れて一歩も歩けなくなってしまったようにも見える。
炭治郎のこの底抜けに明るい感じ本当に好きだし癒やされます。
ピクリとも動かなくなった義勇さんに対して、とりあえず「早食い勝負をするのはどうだろう」と思いつきました。
勝負で俺が勝ったら元気出して稽古しませんか?みたいな。
義勇さん寡黙だけど早食いなら喋る必要ないし名案だな!!
(水の呼吸の剣士は思考がまともではない……)
義勇さんは振り返り、炭治郎に稽古に加わることを告げます。
そして炭治郎も考えていたことを伝えます。
卑怯すぎる……。(ズゾゾ!)
鬼滅の刃のシリアスとギャグとの境界線というのはいったいどこにあるのか……。
とりあえず義勇さんに集中線をあてるのはやめてください……。(腹筋の限界)
最後は炭治郎に笑いへとシフトされてしまいましたが義勇さんと錆兎の過去編は変に引っ張ることもなく良い感じに終わりました。
凄く良かったです。
実は錆兎はスマートフォンの待ち受けにしているくらい好きです。
鈍い、弱い、未熟、そんなものは男ではない。
これ後から炭治郎が「錆兎って口元に傷のある?」とか話したら義勇さん腰抜かしそうですよね。
さてさて義勇さんも加わり柱稽古も本格的に進みます。
またみんな一気にパワーアップです。
鬼滅は修行描写が結構あっさりしていますよね。
そして今回のスポットは胡蝶しのぶさんに向けられます。
前回でも、柱稽古のメンツの中にしのぶさんは入っていませんでした。
感情の制御に苦戦しています。
どうやら何かに思い悩んでいる模様。
そして継子であるカナヲとの会話でしのぶさんは今回の柱稽古には参加できないことが明かされました。
カナヲはと言うと、感情が豊かになり、とても素直になりました。
感情の制御ができないというのは未熟者でもあり魅力的でもありますね。
そんなカナヲを見守るとても優しいしのぶさんの表情はさらに素晴らしい。
頼むからこのまま結婚して二人で幸せに暮らしてください……。
しかしそうもいかず……。
しのぶさんの話は姉・カナエさんを殺した鬼の殺し方についてでした……。
あーやだやだ……。
死亡フラグ……なんでしょ……。
もう強力な鬼なんて残ってないし上弦の誰かじゃん……。
童磨さん説が大人気ですが死体を持ち去られていないのでそれほどムカつきはありません。
トンガリ的には猗窩座でも黒死牟でもいいです。
実はどうでもいいとさえ感じています。
しのぶさんが生き残ってくれさえすれば!!!!
もう哀しい物語は良いんです……。
過去散々哀しい経験をしたから、今ここまで強くなった。
ならもう幸せになったら良いじゃないですか……。
過去を乗り越え覚醒した義勇さん……頼みます……。
とにかくもう不穏な空気はやめましょうよ!!!!
場面は代わり、月夜に一羽の鴉。
その鴉がふわりと訪ねた場所は……。
物騒なのはお前の顔だあ!!!!
今までになく恐ろしげな鴉!!
何者!?
産屋敷耀哉の使いの鴉でした。
産屋敷家は人間の人脈を持って珠世さんを補足しました。
愈史郎のことも把握しているようです。
珠世さんは警戒しつつ用件を訪ねます。
不信感いっぱいで警戒されてちょっと寂しそうな物騒鴉かわいい。
それでも(産屋敷…何か騙そうとしている?)なんて思われちゃう物騒鴉かわいい。
そして肝心の用件というのが――。
「鬼舞辻無惨を倒すために協力しませんか?」
珠世さまが産屋敷邸に!?
こうなればいいなとは思っていたけど珠世さまのこの反応……!
やはり鬼が鬼殺隊の本拠地に行くなんて恐怖ですよね……。
しかもずっと身を潜めて隠れ暮らしている珠世さまですしなおさら……。
しかもいま柱が集結してますからね……。
なんか素直に総力戦だと考えていいのか何か裏があるのか!!
鴉が物騒なせいで不穏な気配が拭えません!!!!!!
あーーーー愈史郎の鴉への攻撃が気になる次回へ!!!
さてさてさて!
物語が動いてきました!!(色んなところで多方面に)
義勇さんはこれもう覚醒して痣も出るでしょう。
過去を乗り越えて繋いでいく、誰かを守るために戦うなんて痣発現の王道パターン過ぎてすっかり安心です。
自分は相応しくないと思っていながら柱最強でも良いんですよ別に。
髪型繋がりで黒死牟とやりあってくださいな。
そしてしのぶさんですが青筋を立てていたのはお館様に「鬼(珠世さん)と協力してほしい」とお願いされたからでしょうか。
柱稽古には参加せず共同研究で忙しくなるといったところでしょうかね。
それで前線に出ることも叶わないからカナヲに敵鬼の殺し方を伝授……?
いやそこはどうしてそうなるのだろう……。
というか殺し方なんて具体的な対策が必要な鬼であればもっと強い柱たち全員で情報を共有するべきですよね……。
いやそれはもうしてるのか。
まだ姉の死を乗り越えられるか分からないカナヲには話せていなかった、しかし心身共に成長した今のカナヲならもう大丈夫だろうから伝えておこう、ということですね。(多分)
まさか姉の敵は自分で取りたいから誰にも教えていないといった私情を挟むような方ではないと思うのでおそらく上記の推測で大筋は合っているでしょう。
書いててもうひとつ思い当たりました。
姉の敵鬼の居場所を突き止めたパターンがありますね。
これからぶっこみをかけるから命の保証がないし、もしも自分がダメだったら次はカナヲに……と敵鬼のことを話しているのかも。
これも柱稽古に参加できない理由になります。
話の展開のしやすさを考えるとこっちかな……。
珠世さん産屋敷邸にお迎え→しのぶさんと一緒に研究してもらおう→あれ?しのぶさんがいない→このタイミングで柱を失えない、手の空いている者は救援に向かってくれ→炭治郎、義勇出動。
うーむ、我ながらありそう!
あとは物騒鴉が愈史郎にどれだけキレられるのか。
楽しみです。
結局今回まで毎日美しかった珠世さま(当然次回からも美しい)に恐ろしい提案をしているのですからさぞ怒髪天でしょう。
愈史郎怒るぞ~~。
という感じで次回ですね。
次回からはワールドトリガーの感想も書きますよ!
なんせワールドトリガーは無人島に持っていきたい漫画ランキング一位なので!!!!
まぁトンガリの漫画ランキングはその時の気分と勢いでかなり入れ替わるのでまったく当てにならないんですけどね。
いやワールドトリガー再開するからって鬼滅の感想考察がおざなりになってるなんてことはありませんよ!
なってませんよね!?
えっ、そう感じますか!?!?
いやいやそんなまさか……鬼滅もめっちゃ盛り上がってきてるし……。
13巻発売楽しみですね!!!!!
ではまた次回もよろしくおねがいします~!!
産屋敷輝哉恐るべし
カラスの悪役みたいな登場の仕方で、若干鬼殺体トップへの胡散臭さが増しました!
基本的に私は美人の味方なので!
美人と云えば共同研究は蝶屋敷で行いそうですが、愈史郎が今話題のブスババ抜きゲームおっ始めてアオイに怒られる未来が見える…
あと冨岡さん、もうちょっと引っ張るかと思いましたが割とサクッと解決して良かった…
回想に単行本一巻使う漫画もある昨今、このスピード感も小気味良くて私は好きです笑
ただ今回は、カナヲとしのぶさんの笑った顔が可愛すぎてヤバかったです。衝撃で中2の時の記憶全部無くなりました。
俺が守護らねばならぬってマジに思ってしまいました。安物のキャンディ食べながら次回を待ちます!