鬼滅の刃 第133話「ようこそ…」感想・考察

鬼滅の刃 第133話「ようこそ…」感想・考察

出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第133話
週刊少年ジャンプ2018年49号



出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第133話

おはこんばんにちは!
トンガリです!!

表紙は疾風怒濤の風柱・不死川実弥さん!!
あまり活躍していないがトンガリはすでにアナタのことが苦手だ!!

では感想いってみましょう!!

はい。
えー何故トンガリが実弥さんを苦手かというとですね。
口調がキツいからです。
厳密に言うと厳しく罵倒されていつになく眉を下げている玄弥を見ているのが辛いからです。
何故そこまでいうんだ……。
玄弥を案じる気持ちがあって言っているにしても、ただ凡夫を追い出そうと言っているにしても、どちらにせよ意地が悪いと思う……。

がんばれ玄弥……玄弥負けるな……。

余りにも酷い言われように、玄弥は「俺…鬼を喰ってまで…戦ってきたんだぜ…」と零してしまいます。

その言葉を聞き、溢れ出す風柱の殺気!
覗いている炭治郎まで届くビリビリとしたプレッシャー!

風柱の姿が消えたと思った瞬間――。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第133話

ノータイムで目潰し!!!!

炭治郎がカバーしていなかったら確実に玄弥の両目を穿っていたことでしょう……。

そこまでする!?!?

もうこの瞬間トンガリ内の風柱への期待はゼロになりました……。
どんな価値観だよ……。
上弦の鬼を仕留めるのに貢献した隊士の目をいきなり潰しにかかるって……。
あまりにも理解できません……。
義勇さんもビックリするくらいコミュニケーション力絶無。

トンガリがここまでキャラを苦手だと感じるのはかなり珍しいです。
これはさすがに風柱回がきても評価の逆転は難しいと思います!(フリではなく)
鬼を喰ったくらいなんだ!
お前が鬼だ!!

閑話休題。

玄弥を助けた勢いのまま、訓練後の隊士たちの屍累々な庭に転がり落ちた炭治郎。
「玄弥を殺す気か!」と問い詰めます。

「殺しゃしねえよォ、殺すのは簡単だが隊律違反だしよォ」
再起不能にすんだよォ、ただしなァ」
「今すぐ鬼殺隊を辞めるなら許してやる」

ふざけんな!!

一体何様なんだこの人は!!

炭治郎も「あなたにそこまでする権利ないだろ!」とめちゃくちゃ正論で詰ります!


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第133話

「兄貴じゃないって言うんなら絶対に俺は玄弥の邪魔をさせない!」

「玄弥がいなきゃ上弦に勝てなかった!」

「再起不能になんかさせるもんか!!」


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第133話

ダメだこの人……。

炭治郎の意見って甘いんでしょうか……。
とても仲間思いで真っ直ぐで、仲間にこんなこと言われたら価値観が変わるくらい嬉しいと思います。

それをなんだこの柱は!!
炭治郎を再起不能にするって正気なのか!?
気に入らない人間は再起不能で、一方的に人の可能性を奪うなんて鬼とやっていることが同じじゃないか!!

はぁはぁ……。

間髪入れず炭治郎に攻撃を仕掛ける風柱でしたが、なんと炭治郎は腹部への攻撃を防ぎます。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第133話

そしてなんと反撃を入れることまで成功します!!
これも刀鍛冶の里での修行のせいかでしょうか!!

炭治郎強くなったな~~!!
炭治郎が真っ直ぐな主人公で本当に良かった……成長が素直に喜べる……。

善逸に玄弥を逃してくれと頼み、風柱の反撃を躱す炭治郎。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第133話

誰も死にたいなんて言ってない……。
殺すのは隊律違反だって言ってたのに……。

炭治郎に任せられた善逸は玄弥の手を引いて一旦この場を離れます。(いいやつ…)


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第133話

しかし「アレお前の兄貴かよ!?完全に異常者じゃん、気の毒に…」と言ってしまい玄弥にぶん殴られました。

「俺味方なのに!!」

玄弥のこの行動も正直……引きました……。

炭治郎がこれだけしてくれてもまだ兄貴兄貴なのか……?

なんでだ……?
信頼してかばってくれる仲間を殺そうとしてる兄貴の方が大事なの……?

「兄に謝りたい」って願いは叶ったんだから新しい道を行けばいいじゃないか。
「兄に許してもらいたい」という願いなんだとしたらそれは正直おこがましいと思う。

そもそもの非は自分にあるのだから、口での謝罪をした後は言葉ではなく行動や態度で誠意を示していくことしかできないのでは……?

なんか不死川兄弟……苦手だ……。

兄さえ絡まなければ竈門兄妹の幸福を喜べるいい子なのに……。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第133話

その後は夕方近くまで乱闘が続き、炭治郎は上から正式にお叱りを受け、風柱との修行は中断の上接近禁止が命じられた。

なんで炭治郎が怒られるんだ!!!
じゃぁ上弦と戦える鬼殺隊唯一の逸材が再起不能にされるのを黙って見ていたら良かったのか!?

イヤアアアアアアアア!!
こんなことある!?!?

炭治郎は火柱、音柱、霞柱、恋柱が認める数少ない痣が発現している剣士なのに風柱はそれを殺そうとしたんだよ!?!?
訓練に私情も持ち込むし!!

納得いかなーーーーい!!!!

そして結局不死川兄弟の仲を取り持つことはできなかったとさ……。

もうこんな兄弟放っておけばいいんだ……。
とはならないのが炭治郎の凄いところですね。
炭治郎に免じて、あと髪の毛一本分くらいは期待しておきます。

風柱の訓練を後にし、次の訓練場まで善逸と炭治郎の二人で一緒に移動していました。
結構距離があることに善逸がキレているのでかなりの山奥っぽいですね。

そした炭治郎が滝を見つけるとそこには――。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第133話

うわあ

うわああああ

そして振り返るとそこには……。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第133話

心頭…滅却すれば……

火もまた涼し……

ようこそ…

我が修行場へ……

うわああああ!!
岩柱がなんか凄い修行してるうううう!!

これはもしや体温を物理的にあげようとしている……!?!?

いやいや多分どんな状況でも心乱されないための精神修行ですよね!?!?

こ、これが筋肉強化訓練……!!

相変わらず感情が派手に揺さぶられる展開!!

岩柱・悲鳴嶼行冥さんとはいったいどんな人なのか!?


という訳で次回から伊之助も合流だー!!
久々の炭治郎一行楽しみです!!!

さてさて本編感想中には不死川兄弟のことで散々悪態をついてしまいましたが……。

兄ちゃんの方は擁護しようがなくない!?!?

いやあんまりネガティブなこと言いたくありませんけどアレは流石に酷すぎませんか!?

まぁもう良いです……。
どうせ良いエピソード描かれて死闘を繰り広げて痣が出てみんなを守って死んで人気キャラになるんです……。
そして何が嫌ってその時にはきっとトンガリも好きになってるんだ……くそぉ……。

そしていよいよ岩柱・悲鳴嶼行冥さん登場!!

いやぁ~~これは物凄く興味深いです!!

中腰での滝行といい、岩をくくりつけた丸太を背負い炎の中での中腰といい……。
なんとも耐久力が上がりそうな修行ですね……。

この体勢、スクワットのスティッキングポイントとでもいうんでしょうか。
めちゃくちゃきつそうですよね。

心頭滅却するためのトリガーが阿弥陀経なのかな?

こういう修行、善逸めっちゃ苦手そう……。

というかこの修業カナヲちゃんもやった(やってる)の!?!?

とりあえず次回は岩柱にスポットが当たりそうで嬉しいです!!!
パワー系キャラ大好き!!

ではまた次回もキメツーー!!

そう言えば単行本おまけの謝花兄妹……良かった……。
幸せになってほしい……。

『鬼滅の刃 第133話「ようこそ…」感想・考察』へのコメント

  1. 名前:抜刀斎 投稿日:2018/11/07(水) 17:52:22 ID:f4506f17d 返信

    実弥は神心会の、もとい鬼殺隊のデンジャラスライオンですね笑
    ただ実弥に蹴り一発ブチ込めたのは流石炭治郎、打ち込み稽古も一応クリアですね!
    炭治郎は異世界でなんの努力もなく無双して、ハーレム作る有象無象と違って、修行に裏付けされた強さがあるのが僕は好きです☺

    兎にも角にも来週はついに岩柱の出番ですね!伊之助も玄弥と同じくらい好きなキャラなので楽しみです!

    • 名前:トンガリ 投稿日:2018/11/08(木) 14:14:07 ID:00ab2bf93 返信

      あのメチャクチャ具合はほんとにデンジャラスライオンですね!
      それで強いんだからもう手に負えませんよぉ!
      凄いですよね炭治郎!
      もしも痣を出して戦っていれば良い勝負をできたのではと思ってしまいますが、そこは流石に柱の地力の強さが勝りますかね…。
      鬼滅の刃はしっかり友情、努力、勝利やってていいですよね〜。

      あ…不死川兄弟について嫌なこと書いてしまってごめんなさい…。
      境遇もあるし仕方がない部分も多々あるとわかってはいるのですが…。
      玄弥はいつか色んなことを乗り越えて一皮剥けると信じてます!
      そして来週は岩柱&伊之助!!
      楽しみすぎますー!!(筋肉好き)

  2. 名前:ばんぶー 投稿日:2018/11/08(木) 22:24:52 ID:f6ba44051 返信

    鬼殺隊やめさせたがってる?
    危ないから?
    それにしてはやってる事が・・・
    鬼になったか確かめたとか?
    それにしても鬼になってなかったら取り返し付かないような

    わからん_(:3」∠)_

    いやーそれにしても炭治郎は消えた風柱さんと同じくらい速く動けるようになってるのかー
    もう柱いなくても上弦と戦えんじゃない?
    痣+爆血刀+雷の呼吸で柱の動きくらい出来そうですけどね。

    • 名前:トンガリ 投稿日:2018/11/09(金) 15:02:26 ID:eb4f2abc6 返信

      そうなんですよ…色んな可能性を考えたのですがどうしてもやりすぎ!って感じてしまいます…。
      やはり記憶喪失……。

      炭治郎の著しい成長は凄まじいですね!
      幾度も修羅場をくぐり抜けているだけはあります…!
      柱いなくても単独だとどうでしょう…最近の上弦は初見殺しな技であっさりピンチにしてきますからね!
      柱無しでも炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助、玄弥がいたらまともに戦えそうですよね…みんな凄く強くなった…。
      でも柱は柱で経験値も違いますし戦ってる場面を見るとやはり頼もしさがあります!
      風柱さんはまだ戦闘描写無いのが痛いですね。

  3. 名前:サルリ 投稿日:2019/10/22(火) 14:24:10 ID:63e74cdea 返信

    やりすぎってのは分かるけどそこまで不死川兄弟を否定する意味が分からない…
    そうゆう少し暴力的で話が通じないっていうのもキャラクターの個性だし作者がストーリーを展開していく上での構成だと思う…
    今までの感想はまだ単行本追えてない私が見ててとても面白いものだったけど不死川兄弟のくだりの感想はちょっと胸糞過ぎました…

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/22(火) 16:02:33 ID:3dd03bf74 返信

      サルリさん、コメントありがとうございます。

      そして133話の感想について、申し訳ございませんでした。
      読み返すと、凄く否定的に捉えていますね……。
      この時は目を潰してでも遠ざけようとする実弥さんの気持ちよりも、行動の方にショックを受けていたのだと思います……。
      玄弥はこの後に炭治郎に謝りに来ているし、実弥さんも本編でたくさん生い立ちや本心を見せてもらいました。
      今は不死川兄弟のことが、一言では伝えられないくらいにとても大好きです。

      この記事は、この当時のトンガリの偽りの無い感情を元に書いているので、今になってこの記事を修正、削除することはしません。
      週刊連載をリアルタイムで追っていく、ということも弊ブログのコンセプトなのでその時の気持ちも大事にしています。
      トンガリも管理人とはいえただの人間ですので常に品行方正な記事を書けている訳ではありません。
      出来る限り気を付けていきたいとは思っているのですが、漫画というものに対して出てきてしまう感情は出来る限りまっさらなままブログ記事として残していきたいとも思っています。
      なので、どうしても今回のように見る人を不快にさせてしまうこともあるだろうなとは思っていました。
      全てはトンガリの未熟が招くところです。

      今回サルリさんのコメントを読ませて頂いた時に、凄く未熟だなと恥ずかしい思いに襲われ反省しました。
      そのことをコメントという手段で浮かび上がらせて下さったサルリさんには感謝の気持ちしかありません。
      もしも少しでも救済の余地があるのであれば今後ともトンガリの感想に目を通して下されば……と思います……。
      このコメントがサルリさんの元へ届くことを願っております。

      末筆ではありますが、これだけ不信感を募らせた記事を書いていた人間が今では同じキャラを大好きになっている、という物語を描くことができる作者の吾峠先生にも感謝と敬意を表します。

  4. 名前:まる 投稿日:2020/01/07(火) 15:21:42 ID:d843c34a0 返信

    不死川兄弟好きだからちょっとこの解釈は悲しいな…。

    • 名前:トンガリ 投稿日:2020/01/10(金) 01:05:08 ID:40ba8dbcd 返信

      まるさんコメントありがとうございます。

      この話が掲載された時は正直実弥さんには柱としても兄としても不信感を持っていました……。
      それは紛うことなき事実ですので残念な思いをさせてしまったことを謝罪させてください……。
      本当に申し訳有りませんでした。

      不死川兄弟のバックボーンが描かれ、最新話まで続く二人の戦いを見て、今では鬼滅の刃を語る上では欠かすことのできない大好きなキャラクターになりました。
      こういった印象を転換させる手法は鬼滅の刃の醍醐味だと思っているので、当時の実弥さんや玄弥の考えが分からなかったトンガリを否定するつもりはありません。
      猗窩座なんかも同じパターンで、今では物凄く好きなキャラクターです。
      何よりも凄いのは、一度は「信じられない」と思わせるような演出をしながらも、きちんと丁寧に話を作り何度でも印象を覆すことのできる吾峠先生の手腕だと思っております。
      これからも不死川兄弟、及び鬼殺隊と吾峠先生を応援していきたいと思いますので、今後もよろしくお願いします。

  5. 名前:えるな 投稿日:2020/04/22(水) 19:21:22 ID:89e6fd98f 返信

    トンガリさんのリアルタイムの気持ちを表し、修正することはない。
    とてもいいと思います(上から目線ですみません)。
    それに、あくまで自分はという話ですが、この記事当時のトンガリさんの気持ちも
    すごくわかるし、今では大好きというのもまさに同じで共感しかありません。

    それにそれを言ったら初めての柱登場回は進んだ本編を見てもアニメで改めて見たとき
    話聞かないなあとか思ってしまったし、でも柱側の気もちも知ったから否定はできないし。
    伊黒さんも私は当時そんなに好きではなく(今では大好きですが)、ねちっこさとかに
    これが味方とかやだなぁなんて思っていた時期もありました。

    何はともあれ、今現在たくさん味方達がなくなってしまいましたがこれ以上死者を出さず
    たんじろうが救われてほしい。
    てか、無惨倒して終わりじゃないのが流石ですよね。ワニ先生大好きです。
    これからも吾峠先生とトンガリさんを(ワートリ他も)応援していきたいと思います。

    • 名前:トンガリ 投稿日:2020/04/23(木) 02:22:07 ID:837d6b777 返信

      えるなさんコメントありがとうございます~。

      133話は、感じ方も十人十色になる秀逸な一話だったと思います。
      トンガリの感想も一読者の意見でしかないので気を悪くさせてしまうこともあると覚悟の上で執筆していますが、
      その上で、えるなさんのように理解を示してくださる方からコメントを頂けるのは嬉しい限りです。
      本当に、今では大好きなんですよね~……切ないくらい……。
      黒死牟戦が……読み返せませんよ……。(滅茶苦茶読み返してる)

      柱の初登場もとんでもなく癖が強くてどうなることかと思いました!
      懐かしいです!
      それが今では納得できるくらいバックボーンがあるのほんとに凄くないですか?
      凄すぎますよね。
      それを鬼滅の刃のスピード感で描いていくんだから吾峠先生のキャラクターを描く能力は飛び抜けていると感じます。
      とにかく鬼滅の刃は印象転換術が凄い。

      鬼滅の刃は最後の最後まで油断してはいけないと何度も教えられたのでこれ以上の悲劇が生まれないよう全力で炭治郎たちを応援します……。
      もうあとは、信じるしかない……。
      これからも大好きな作品たちへの大好きだって気持ちを精一杯残していきたいと思いますので、
      もしよろしければ今後とも遊びに来て頂ければなと思います!
      えるなさんのコメントで救われました!
      ありがとうございましたー!!