鬼滅の刃 第178話「手を伸ばしても手を伸ばしても」感想・考察

出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第178
週刊少年ジャンプ201946


おはこんばんにちは!!
トンガリです!

今回も黒死牟の回想。
そして今回で黒死牟の回想は最後です。(多分)

トンガリの想いは最後に書くとして、表紙からいきなり「何の漫画だこれは!?」と思うようなインパクトがあったので早速感想考察に入りたいと思います。

「頼むから死んでくれ」

「お前のような者は生まれてさえ来ないでくれ」

「お前が存在しているとこの世の理が狂うのだ」

神に愛された弟への嫉妬に灼かれた兄の言葉。
ここまでストレートな否定の言葉はいっそ清々しい……。

いややっぱ清々しくないです。
ここまで言ってしまっては最早議論の余地もありません。

縁壱さん“のみ”への想いの深さだけはよく分かりました。

本編は打って変わって縁壱くんの消えた平穏な日常からのスタートです。

お父さんが縁壱くんを連れ戻すためにお寺へと使いを送るも、縁壱くんはどうやら寺にも行ってなかったようで影も形も無くなってしまいました。
寺に行ったところでこうなることは分かっていたから誰にも頼らず何処かへ姿を消したんですよね……凄すぎます……。

そして十年余り。
巌勝さんは平穏な日々を過ごし、妻子に恵まれました。

しかし、巌勝さんが野営していた所を鬼に襲撃され、再び運命は絡み合います。

巌勝さんを鬼から救った縁壱さんは幼き頃とは比べ物にならない程剣技を極めていました。
そして縁壱さんを見た瞬間に巌勝さんは再び妬みと憎しみが蘇ります。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第178

更には己の到着が遅れた為に巌勝さんの配下を死なせてしまったと詫びを入れる縁壱さん。
巌勝さんに非の打ち所が無い人格者とまで言わせています。

「私はその強さと剣技をどうしても我が力としたかった」
「家も、妻も子も捨て、縁壱と同じ鬼狩りとなる道を選んだ」

その強さと剣技だけじゃなくてどうして心の在り方に着目できないのだろう……。
これほどの強さを持っていて何故それ程までに謙虚なのか、とか……。

そしてすぐに鬼狩りになっていますが、継国家は鬼狩りの一族とかではなかったんですね。
家を捨てて、鬼狩りになっていたとは。

跡継ぎはいたから血は絶えなかったにしても、奥さんや子供たちは苦労したことでしょう……。

巌勝さんの鎧姿はかっこよかった。

縁壱さんは中心となって色んな人に剣技や呼吸を教えていたそうです。
しかし縁壱さんと同じようにできる者は誰一人いなかった。

そこで縁壱さんはそれぞれの者が得意であることとできることに合わせて、呼吸法を変えて指導していました。

えええーーーー!?!?

全ての呼吸、少なくとも基本の呼吸の5つかな?は縁壱さんが考えていたのか……!!
しかもそれぞれの特性に合わせて!!

縁壱さんの呼吸を真似てそれぞれが独自に自分にできる範囲で身に付けた、くらいの想像だったので割と衝撃……。
槇寿郎さんも「日の呼吸の猿真似をし劣化した呼吸だ!」とか言ってたし……。
それでも鬼に対抗できる強さを身に付けられたのだから良いじゃないか!!!!
いやそれは今は置いておいて。

縁壱さんは指導力も一流だったようです。

しれっと痣者も増え、鬼狩りの戦力も高まっています。
才能豊かな剣士が多かったのか、縁壱さんの指導が一代で鬼狩りの戦力を増強したのか。
ここから呼吸法の鍛錬が始まっているからやはり後者でしょうか。

双子の兄弟である巌勝さんも、終ぞ日の呼吸が使えることはなく、
使えたのは後に月の呼吸と名付けたただの派生。

もっと鍛錬を重ねればいつか縁壱さんに追いつけるかと、それでもやはり縁壱さんに拘っていた巌勝さんでしたが、急遽事情が激変します。
痣者がばたばたと死に始めました。
二十五歳の制限時間ですね。

痣は寿命の前借りに過ぎず全盛期はすぐに終わる。
未来が無いことを知った巌勝さんを待っていたのは抗うことの出来ない誘惑でした。

「ならば鬼になれば良いではないか」


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第178

「鬼となれば無限の刻を生きられる」

鬼舞辻無惨キターーーー!!!!

戦国時代の無惨!
何かちょっと厳つい?

巌勝さんも鬼狩りの中でも強い方だとは思うのですが、対峙する無惨は座っています。
これ無惨が直々に目をつけてスカウトしにきてそう!

「お前は技を極めたい、私は呼吸とやらを使える剣士を鬼にしてみたい」

これが無惨の出した交換条件でした。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第178

「私が心底願い欲していた道は拓かれた」
「私は全てのしがらみから解放される」

そしてあっさりとその条件を飲み、頭を垂れる巌勝……いや黒死牟。
これめっっっっちゃ残念ですね……。

本当に縁壱さんのことしか考えられなかったんだなぁと思います……。

よくこれで岩柱・悲鳴嶼さんと問答ができましたね……。
もう恥も外聞も何もかも捨て去って開き直っていたのか……。

無惨に直接恨みがないからそれほど葛藤もなかったのかなぁ。
いやでも仲間の鬼狩りたちの中には絶対鬼に恨みを持った剣士がいたはず!!!!
むーん。

そして全てのしがらみから解放された“はずだった”黒死牟は年老いた縁壱さんと再度再会します。

痣の理をも超越した存在であると見せつけた上に、寿命で死亡し勝ち逃げをしました。

これには黒死牟も怒髪が天を衝きます。

「誰も…あの方でもお前に勝つことはできなかった」
「誰一人として縁壱に傷をつけることすら叶わなかった」

「何故だ?」
「何故いつもお前は私に惨めな思いをさせるのだ?」


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第178

はちきれんばかりの憎しみによる凶行が浮き立たせたものは、
幼い頃に自身の手によって作り、弟へと贈った唯一無二の笛。

桜の模様があしらわれた巾着に大切そうにしまってあった、あの時の笛でした。

「いただいたこの笛を、兄上と思って」

蘇るのは幼き日の弟の姿。

あの頃は気味が悪くて仕方がなかった弟。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第178

自身がどうでもいいと思う物に対して異常な愛情を向ける弟に対して、常に気味が悪いと感じていた巌勝さん。

しかしこの時に胸に去来する想いは、鬼となったその身に涙を流させました。

鬼となり6つとなった眼の、本来の眼からだけ溢れる涙。
これは、黒死牟となった巌勝さんの、人間の部分が流させた涙だと信じています。

何百年も生きていて、父の顔も母の顔も、妻の顔も子供の顔も思い出せない中で、
ただ一人鮮やかに記憶しているのは一番忘れたい縁壱さんの顔。

“その男”の周囲にいた、誰よりも嫌い、誰よりも憎み、誰よりも憧れたからこそ、何百年も追い続けた一人の鬼。

「家を捨て妻子を捨て、人間であることを捨て」

「子孫を斬り捨て」

「侍であることも捨てたというのに」

「ここまでしても駄目なのか?」

「道を極めた者が行きつく場所は同じだ」と言った縁壱さん。
しかし黒死牟は辿り着けませんでした。
同じ世界を見ることはできませんでした。

日の呼吸の型を知る剣士も、縁壱さんの死後に無惨と二人で徹底して殺し尽くしたそうです。

それでも炭治郎がヒノカミ神楽を使っているように、縁壱さんの呼吸は残っています。

「何故私は何も残せない」
「何故私は何者にもなれない」
「何故私とお前はこれ程違う」


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第178

「私は一体何の為に生まれて来たのだ」

「教えてくれ」
「縁壱」

全てを捨て、残ったのは――…。

黒死牟回想録、完。


「何ともまあ、惨めで、滑稽で、つまらない話だ」

まさにこんな話。
こんな人はきっと数多くいたと思う。
ただただ、憎悪し憧れた対象が究極の存在だったというだけのこと。

あとはトンガリ的には愈史郎くんに「独りで死ぬのは惨めだな」をやって貰えればそれでもう何も言いません。

「人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる」
「欲しがるばかりの奴は結局何も持ってないのと同じ」
「自分では何も生み出せないから」

むーん、割と獪岳と通じるところがある。
あれほど惨めでは無かったと思うべきか、それとも何百年もの彷徨はそれ以上の愚かさか……。

最後に残された、笛……。

実は結構グッときました。

でも笛を持っていただけ……。
何も省みることがなく、何の変化もない。
笛を持ち続けて誓ったことが「誰にも負けないこと」。

結局のところ縁壱さんの気持ちや想いを何も受け取ることはなく、ほぼ何も学び感じることもなく何百年もの時を過ごすのみ。

とってつけたように笛を持ち続けていてもその笛を捨てられない感情や理由を終ぞ見つめ直すこともなく、何百年も人を殺し続け、人の世に仇なす諸悪の根源に協力し続ける存在。

これがこの時代、笛を受け継いだ者を斬った時に色んな想いが蘇り鬼としての力を保てなくなった、というような形であれば猗窩座のように全てを忘れひたすらに悪鬼へと堕ちた鬼と思い悼むこともできますが……。

黒死牟は縁壱さんを忘れたことはなく、笛を持ち続けていた。

う~~~んこれでいいんでしょうか。

トンガリって嫌なやつですね……。

なんか……笛を持ち続けていたのが、むしろ悔しいです。

なんでほんの一欠片でもいいから縁壱さんの想いを受け入れることができなかったんだろう。

何の為に生まれてきたって、何百年も生きて考えることでしょうか。

それこそ、これまでにどれだけの鬼狩りを殺してきたとしても、今まさに無惨の滅殺に心燃やす後生のために道を拓くため、で良いじゃないですか。
そういうたくさんの道を自分自身で潰しておいて、自分でも「子孫を斬り捨て」と言っているのにこの最期。
“ただの意地”、それでも結構。
何ですか、何の為に生まれてきたって。

もう最後の最後の悪あがきとして「独りで死ぬのは惨めだな」と言ってやることしか出来ません。

今回ばかりは「巌勝さんにも同情の余地がありますね……」という気持ちはなりませんでした!!!!

うう……。

珍しくトンガリが荒れてますね……。

だってなんか凄く悔しかったんですよ!!!!

奇声をあげます!!

ピエーーーーーー!!!!

「鬼はずっとそんな感じだったじゃないか」と言われたらもう仰る通りです!!!!
なんでこんなにムキになってしまうのでしょうか。

もしかして巌勝さんみたいな人が気になってる……?
ほっとけない!?

いやいやそんなことはない!はず!

縁壱さんだって全部持ってる訳じゃなくて子孫はいないだろうし無惨の滅殺も逃してるし兄上はお労しいし持ってるものに比べて残したものなんて微々たるものじゃないか……。

やっぱり「もうやめろ、私はお前が嫌いだ」という気分です……。

なんて。

フルカラー版だと、巌勝さんの子供の羽織がどことなく“霞”っぽい色だなぁって思いました。

あと縁壱さんが教えてる剣士さんたちの中に雷っぽい羽織の人がいる!
数珠を首から下げてる方は岩の呼吸でしょうか?
岩の呼吸は仏僧系担当なの?
しかも獲物も槍?錫杖?みたいな長物ですしかっこよさそう!!

産屋敷家も出てきませんでしたし、トンガリ的にはもう一回くらいきちんと戦国時代の話が描かれるんじゃないかなと思っています。
少しでも巌勝さんの良いところが見たいとかそういうんじゃないですからね。

あと炭治郎の存在が知られていましたね~。
鬼舞辻無惨は何故耳飾りの剣士をもっとちゃんとした鬼に殺させなかったのか。
物語が2巻で終わっていましたよ。

それとも再度差し向けたのが上弦の参である猗窩座だったのか。
だとしたらやはり煉獄さんは改めて物凄い功績です。
ま、煉獄さんならそんな特別な剣士でなくたって命を懸けて守り抜きますけどねっ。

というか日の呼吸のヤバさが分かっているのは黒死牟だけなんだから最初からきちんと黒死牟に殺させにいきましょうよ。
やり方が甘々ですよまったく。

縁壱さんの凄さもさることながら、巌勝さんのあっさり鬼になるのも凄かったですね。
それだけの拗れた感情だったのは分かりましたが、凄い。
早かった。

鬼舞辻無惨もお館様ボイスを持っていて人の心の最も弱い部分を的確に刺激することができてたのかもしれませんね。
いやでも猗窩座は力尽くだったしそうでもないか。

無惨と黒死牟は性根のところが相性良さそう……。

なんか……暗いかな……。
今回の感想変でしょうか……?
気分が盛り上がらない……。

玄弥……無一郎くん……。

しのぶさんの時は、受け継いだ者たちが実力以上のものを発揮して見事に敵を討ってくれたので嬉しかった。
猗窩座を倒した時も、胸のすく思いでした。

どうしたことだこれは……。
いよいよ無惨が目前に迫ってきている重苦しさからでしょうか……。

なんだか嫌な感じです。
ここまでは順調以上の戦果で上弦を倒せていますよね?

過酷な戦いに、読んでいてしんどく思うこともありますが、命をかけた戦いをしている作品です。
この世界を書ききってくださっている吾峠先生には感謝しかありません。

それでも最後の最後には、気持ち良く、爽やかに、晴れやかに勝つところが見られると信じています!!

うおおおおトンガリは全然めげてないぜ!!
鬼という生き物の哀しさだって分かっているぜ!!
復活して締めます!!!

最凶の強敵は撃破しました!!!
鳴女という厄介さが随一な鬼にも意外性ナンバーワン筋肉捌倍娘・恋柱甘露寺蜜璃さんと思わず惚れ惚れしてしまう執念深さとクールさ(?)を持つ蛇柱・伊黒小芭内さんが戦闘中!
ここは問題ありませんね!!!!(圧倒的な信頼)

上弦の伍がいたとしても元柱組がこれでもかというほど魅せに魅せてくれるでしょう。
適当な穴埋めの上弦には古強者を当てる。
常識ですね。

そして鬼舞辻無惨には我らが炭治郎や心折れることの無い剣士たち全員が向かいます!!!!

これだけでトンガリは太陽と共に戦っているかのように心強い思いです!!!!!

あ、いけそう!!

この勢いで次回以降も全力応援ですよ!!!

今回の投稿は後から大胆追記とかあるかもしれませんね!
さっきまでの情けないトンガリをぶっ飛ばしてやりたいです!!(口だけ)

ここまでお読み頂きありがとうございます!
これからも頑張っていきますので何卒よろしくお願い申し上げます!!!

それではまた次の投稿でお会いしましょう!!!!

キメツーーーーーーーー!!!!



『鬼滅の刃 第178話「手を伸ばしても手を伸ばしても」感想・考察』へのコメント

  1. 名前:もみじおろし 投稿日:2019/10/13(日) 05:48:49 ID:a6d633c93 返信

    感想お疲れ様です。
    「鬼は虚しくて悲しい生き物」を体現していたというか、メイドイン無残の右腕ともなれば虚しい具合も最大値というか…
    なんとなく無残様の最期を予感させられるものでもあったというか(もっと醜悪な末路かもしれませんが)

    >やり方が甘々ですよまったく
    直々に出向いて一人以外を殺して鬼にした最後の一人の記憶を読んで安全確認してというプランだったのではないかなーと。
    そんでもって禰豆子の記憶を読んだらまさかの耳飾りに怖くなって、禰豆子残してたら喰ってくれるだろというプラン変更()した、とか?
    どちらにせよ炭治朗の剣士としての始まりの裏にあったものが徐々に明かされている気もしますね

    来週は鬼にはお馴染みの地獄手前パートでまさかの無一郎くんと対談(感想戦?)したりするのだろうか…

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/13(日) 22:15:36 ID:c11b7dfc5 返信

      もみじおろしさんコメントありがとございます!

      鬼は虚しくて悲しい生き物……。
      無惨戦のラストも物凄い虚無感に襲われそうです……。
      が、今回の黒死牟のラストは良い意味でも悪い意味でも感情の揺さぶりが凄かったです。
      猗窩座の時はひとつの感情、遣る瀬無い想いに静かに浸っていましたが、これほど感情的に物語の人物に没入したのはここまでで初めてかもしれません。
      そういう意味では鬼滅オブザトンガリに選ばれるのは黒死牟になるかもしれません。

      なるほど、禰豆子が無惨の血を多く与えられていたのもにも筋が通りそうな仮説……。
      竈門家襲撃の謎も無惨戦で語られそうですね。
      それにしても耳飾りにビビる無惨……街で見かけた時は鬼でなければ心臓が口からまろびでそうなくらいの衝撃だったのかと思うとすでに少し気分が良いです……。

      地獄行き手前は無一郎くんと縁壱さんによる詰問か、妻子や輩下たちのお迎えか……。
      自分の心と向き合った巌勝さんがどんな態度で地獄へ向かうのか結構楽しみです。

  2. 名前:クリス 投稿日:2019/10/13(日) 13:15:05 ID:be10ed2d9 返信

    初めまして。いつも楽しく読ませてもらってます。
    吾峠先生の作品はなんというか、漫画なのにどこか文学作品を感じさせるようなところがありますよね。
    最近の厳勝さんの話、凄く心に響いてます。
    愛情と憎悪と嫉妬と憧れと…いくつもの感情が複雑に絡まりあったような心境。
    そんな厳勝さんに共感する部分もあり、許せない部分もあり…。
    おそらく好き嫌いや善悪という簡単な表現で言い表せないような、そんなどうしようもない心の中のもやもや。
    でもそれが人間だよね、とこの作品の登場人物たちには親しみを覚えます。
    吾峠先生はその辺の言葉にできない感情のうねりを表現するのが上手いなあ、と。
    作品内ですべてを明確にするのではなく、「では彼はどうすればよかったのだろう」「自分なら同じ状況でどうしただろう」という問いを投げかけてくれます。
    しかもその問いも簡単に答えが出るものではなく、ついつい考え込んでしまいます。掌の上で転がされてますねw。

    鬼滅の刃はしばらくしたら終わりそうな雰囲気ですけど、作品のファンというよりも作者のファンになってしまいました。この人が次にどんな作品をこの世に生み出してくれるのか、楽しみでなりません。

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/14(月) 00:56:49 ID:c14748f06 返信

      クリスさん!
      コメントありがとうございます!
      もう仰る通り過ぎて……。
      一言では言い表せずしかも相反するふたつの感情のせめぎ合いが余りに多くてギリギリです……。
      どうしてここまで葛藤や挫折、執念といった人ならではの情念を描けるのでしょうか……。
      本当にどこでどう道を違えてしまったのか、もしかしたらこうなることも必定で、この後の何年もの苦闘がなければ無惨も倒せない運命の中に含まれている事柄なのかと考え込んでいます……。
      もしもを考えていると切りがありませんが……悶々としております。

      そうか!
      鬼滅の刃が終わっても鬼滅の刃の持つ雰囲気を引き継ぎ、場合によってはさらにブラッシュアップされた作品を生み出せる吾峠先生がこの世界にはいるんですよね!!
      いつまでも続くかのような息の長い作品を作ることも良しとされるかもしれませんが、いくつもの作品を生み出しその全てに愛が注がれていたらそれもまた良しですね。
      そうか作者のファン……そのフレーズ凄く胸にスッと入ってきました。
      トンガリも吾峠先生のファンです。(便乗)

  3. 名前:S 投稿日:2019/10/13(日) 13:59:05 ID:fa24ee529 返信

    感想お疲れ様です。
    黒死牟戦は鬼の虚しさをこれでもかと感じさせる、いい意味で後味の悪い決着でした。

    割と獪岳と通じるところがある
    >
    17巻のおまけで獪岳の過去を知った時に、今回のと同じ虚しさを感じていたんですよ…。
    彼は例のお寺事件で「幸せを入れる箱」に穴が空いたのかな、と想像していました。
    が、事実を知ると何というか初めから破綻していたような、救われない人物というか…

    結局のところ縁壱さんの気持ちや想いを何も受け取ることはなく
    >
    獪岳は黒死牟と対峙した時、巌勝は笛を見つけた時が贖罪の機会だったのかなと考えています。
    獪岳は鬼狩りとして強敵に立ち向かう、巌勝は自分の思いと向き合う。
    でも、2人ともそれができなかった。
    鬼狩りから鬼に「完全に」堕ちる、というのはこの作品のテーマに反するだけあり巌勝も救いの無い最期を迎えるのでしょうか。

    昔読んだ芥川龍之介の「蜘蛛の糸」。
    あの話を読んだ時に感じた虚しさと似ているなあ、と思ったら
    あれも贖罪の機会をモノにできなかった、変われなかった話でした。

    次回以降も全力応援
    >
    同じく!
    次回は継国兄弟の回想ラスト?
    日の呼吸・赫刀・痣・耳飾りの話?
    黒死牟を倒した4人の無事は?
    本当に毎週ハラハラしっぱなしです。

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/14(月) 01:07:06 ID:c14748f06 返信

      Sさん、コメントありがとうございます!
      うわー「いい意味で後味の悪い決着」って。
      その総評頂きたいのですが……。

      獪岳も虚しさが際立っていましたよね!
      一度違ってしまった道に気付くことが出来なければ、幸せを入れる箱が一杯になることはない。
      足るを知る。
      思えば縁壱さんの境地はまさにこの言葉に通ずるところがありますね。

      両者とも道を違える分水嶺となるポイントはあったんだろうと思います。
      そして、自分の罪と向き合う贖罪のタイミングもあったと思います。
      しかしあの二人、というか鬼全般に言えるのかもしれませんが、その「自身と向き合う」ということがとても難しいことだったんですよね……多分……。
      厳勝さんの救いって何だろう?とも思いますが、何か一つでも答えを持って地獄に行くことができきたらなぁと思います。
      地獄で罰を受けるとしても、その身に何を持って罰を受けるのか。
      いったい何を悔い改めるのか。
      何かほんの少しでも厳勝さんにとって「答え」のようなものを手にできれば……。

      「蜘蛛の糸」は昔読んだはずですが細部を忘れていますね……。
      蜘蛛の糸を独り占めしようとして糸切れてしまったんでしたっけ……?
      読み直さねば……。

      次回とりあえず鴉の撃破報告と死亡報告、黒死牟と戦った剣士たち状況を何卒……。
      珠世さんの安否もお願いします。

  4. 名前:めんぼう 投稿日:2019/10/13(日) 16:04:58 ID:67fadfe67 返信

    こんにちは、感想お疲れ様です。
    僕は黒死牟の話、嫌いではなかったです。後味も悪いし、救われない話。
    でも嫌いになれない…なんででしょう…
    あの登場初期の威厳があって、人間味もなかった時より、好きになりました、黒死牟が。
    猗窩座もそうでしたが、こういう人間味出してくると嫌いになれないんですよね…
    猗窩座は完全に被害者だったりとか違いはあるんですけどね。
    あ、半天狗は嫌いです。
    でももちろん分かります、黒死牟が嫌いというのは。好きなキャラがやられたり、ただの僻みだろとか…分かるんですけど…僕はやっぱり嫌いになれなかった…
    と、まあ好みの話はここまでにして…神楽にして相伝にすることで日の呼吸殺し尽くしを免れていたわけですね。「約束」と炭十郎さんが言ってましたもんね。
    他の方もコメントをされてましたが、体が病弱だったにしろ、死ぬ直前だったにしろ、日の呼吸を使えば全盛期の動きができることを考えると、炭十郎さんが亡くなるのを待ってたように思えます。無惨もトラウマでしょうしね。
    あの炭治郎と炭十郎さん両方にあった痣とか気になりますよね。呼吸の剣士の痣とは違うあの火傷のような痣。
    結局鬼になった後にも人間味が全くなかったのは無惨含め童磨だけでしたね…まあ童磨は人間だった時から人間味なんてなかったですけど。

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/14(月) 01:26:54 ID:c14748f06 返信

      めんぼうさんコメントありがとうございます!
      黒死牟の話は賛否ありますね~。
      ここまで人それぞれに色んな感じ方があるというのはちょっと凄いことなのでは……。

      トンガリも黒死牟のことは物凄く気にかかります。
      記事でも荒ぶっていてちょっと誤解させてしまっているかなと思うのですが、
      魅力の無い残酷なだけの悪役であればこれほど気持ちをぶつけたりすることもありません。
      黒死牟、厳勝さんは非常に人間味のある、本当に縁壱さんの双子の兄という立場で生きていた人間みたいに感じています。
      何か……好き嫌いではくくれないような複雑な思いを持って黒死牟というキャラクターに対しての気持ちを書き殴りました。

      神楽であれば「剣」と全く関わりのない暮らしをしている人間にも伝承して貰えますよね。
      何かの漫画で武術を伝承していることに気付かれないよう、舞踊の動きに隠して伝承していた、みたいな話を読んだ覚えがあります。
      ヒノカミ神楽も似たような理由で形を変えて継承していた為に無惨黒死牟の包囲網を掻い潜れたのかもしれませんね。
      炭十郎さんは他にもまだまだ縁壱さんとの共通点や、極めた者が行きつく場所について知っていそうな底知れなさを感じます。
      気になりますね……。

      童磨はほんっっとうに人間味ありませんでしたね……。
      最後の最後に感情らしきものは芽生えていましたがそれもまた人間とはズレたものであったようにも見えましたし……。
      ああいうイレギュラーな存在結構好きなのですが鬼滅の刃はその辺りもシビアでしたね。

  5. 名前:九喇嘛 投稿日:2019/10/13(日) 17:52:56 ID:5edc24c79 返信

    お早いコメントお疲れ様です!おっしゃる通り黒死牟の死は後味悪いですね。自分だったら何のために生きてるのか、って聞かれたら
    その笛が答えだよ!って言いたいですね。厳勝さんはとにかく、子供の時に縁壱さんを引き止めるべきだったと思います。自分の悔しさや、妬みを全て曝け出して縁壱さんを引き止めていれば、もっと違う兄弟の形があったと思います。
    厳勝さんは長く凝り固まった憎しみのせいで縁壱さんを同じ人間だと思わないようにしたかった、でもあの笛を縁壱さんが持ち続けていたことが、厳勝さんに兄弟であることを思い知らせ続けたのでしょう。
    厳勝さんはもっと早くから「侍」であろうとせず、たった一人の兄として、縁壱さんを見直して、縁壱さん自身の孤独を埋めてあげるべきだった。笛を渡した時の「弟を思いやる兄」こそ、継国厳勝の正しい生き様だと私は思います。
    今回の黒死牟を倒したメンバーと対比すると、黒死牟に足りなかったものが浮き出ていく気がします。
    無一郎君は死んだ兄有一郎君の最後の愛情を胸に秘めて戦った、兄からの笛を大事にした縁壱さんのように。
    不死川兄弟の場合、不器用な実弥さんと呼吸の使えない劣等感を抱く玄弥君は自分なりのやり方で互いを守りあっていました。すれ違いはあったけど、本物の兄弟の絆でした。
    そして、悲鳴嶼さんの場合、生まれながらに黒死牟と違い、視力すらなく、守った子供達から裏切られても、人を守るという思いを曲げず、鍛錬し、命を惜しまず、痣を発現させ、透き通る世界にたどり着いた人。
    首を斬られる直前で黒死牟がこの人達を蔑んだ地点で勝利は決まっていたでしょう。
    彼らは皆んな黒死牟が厳勝さんだった時に持てなかったものを持っていたんだと思います。
    黒死牟は弟のことをほとんど理解してなかったのかもしれません。だから、日の呼吸が剣士じゃない、タダの炭焼きに神楽として受け継がれているとは考えもしなかったのかも。そもそも継国家が滅んで無一郎君の家族が杣人になってたことにも気づいてなかったんだから。
    さらに、今回で上弦の鬼トップ3が滅んでハッキリしたことがあります。それは猗窩座さんが鬼としてはランク3でも、上弦の鬼の中では人間だった頃はもっとも誇り高く優しい人だったということだと思います。
    猗窩座さんは鬼としては黒死牟、童麿に敵わなくても、「誰かを守る」という心は人間の頃しっかりと持ち合わせていました。鬼になった後も、女性や子供を食べなかった所からみても、猗窩座さんは人の心を捨てきれなかったのだと思います。一方で今回黒死牟の回想を読んで思ったのは、厳勝さんは人を守る気持ちがほとんど無かった、と感じました。
    人間性の強さで言えば、厳勝さんより、猗窩座こと、狛治さんの方が断然上だったと思いました!
    そう考えると、黒死牟は炭治郎が倒す敵じゃないと思いました。だって黒死牟は炭治郎に斬られても、絶対に感謝なんてしないでしょうから。

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/14(月) 01:56:17 ID:c14748f06 返信

      九喇嘛さんコメントありがとございます!
      単純明快なその言葉思いっきり叩きつけてやりたいところですが、もう既に事情を知っているものがこの世にいない……。
      炭治郎なら記憶の遺伝で感じた縁壱さんの想いを少しでも伝えられることができたでしょうか……。
      まぁ赤の他人に何か言われたくらいで揺らぐ黒死牟ではないと思いますが……。(謎の信頼)
      時代、立場、弟……全てのものが等しく厳勝さんの選択肢を狭めていたのではないかと思ってます。
      かと言って、同じ様な立場であれば全ての人が厳勝さんと同じ選択をするとは限らないのでやはり厳勝さんにも落ち度はあります。
      笛を渡した時の「弟を思いやる兄」という姿が最も純粋なままの厳勝さんの姿、貫くべき生き様だったという考えに諸手を挙げて同意です。

      黒死牟滅殺メンバーそれぞれの姿が黒死牟には眩しく映っていた可能性ありますね~……。
      トンガリ的には、才能が無くとも文字通り齧りついてでも自分の役割を果たさんと戦い抜いた玄弥の姿は殊更目障りだったのではないかなとか……。
      どれだけ惨めに見えようとも、侮ることはできませんよね。

      猗窩座は生き様を貫いていましたね!
      鬼となった後も女は喰わないって尋常じゃない意志の力だと思います!
      強くなりたい一心で頚の弱点を克服するのも素晴らしい素質。
      ただ身を寄せた組織が悪かった……。
      もしも鬼の噂を聞きつけてきたのが鬼殺隊の方であれば……。
      厳勝さんの回想からは人を守る気持ち全く感じられませんでしたね~。
      とにかく自分のことばかり。
      流石にあれは自分の行いを卑下して極端に語っていた可能性もある?かもしれないので、
      再度戦国時代の剣士たちが描かれた時に「厳勝は淡々と鬼を狩っていたが、人の命を救えた時には確かに安堵した表情を見せていた」みたいな第三者視点の言葉でも良いのでちょっと何かあったらいいな。
      黒死牟は炭治郎に斬られても「縁壱縁壱」だったことでしょうね……。
      「結局はお前の技が勝るのだ」みたいに目の前の剣士たちは見ないで「縁壱縁壱縁壱」……。
      黒死牟戦はこのメンバーだからこそ良かった、と今は思います……。

  6. 名前:飛燕 投稿日:2019/10/13(日) 18:04:28 ID:80379029b 返信

    こんにちは。
    いつも感想お疲れ様です。

    個人的に黒死牟の過去は人によってかなり評価が変わってくると思います。
    今までの過去回想でインパクトがあったものはやはり妓夫太郎と猗窩座だと思いますが、この二人の過去は物語チックなんですよね。
    すごい悲劇なんだけどけれどこんな出来事はなかなか身近にあるものじゃない。
    だからあくまで俯瞰した視点で見ることができるんだと思います。

    ですが黒死牟=巌勝の過去は身近にいる自分より遥かに優れた者への羨望と憎悪というテーマとしては身近に起こり得る話です。
    なので自分の経験に照らし合わせて少し共感してしまう人もいれば、そんな理由でけしからん!と怒る人もいるでしょう。
    お恥ずかしい話ですが、自分は学生時代に所属していた運動部で俺はこんなに努力してもあいつには届かない…!と嫉妬するタイプだったので凄く心に刺さる話でした。
    まあ巌勝と違ってじゃあ自分は血の滲むほど努力したのかと言われると自信が持てないのがまた駄目なところなんですが……。

    巌勝は鬼となることに葛藤を見せなかったわけですが、まあこれはある意味当然でしょうね……。
    彼はあくまで剣術を極めて縁壱に追いつき追い越すために鬼狩りになっていたわけです。
    ですが、亀の歩みである自分では痣者の寿命である25歳までにはそれは叶わない。
    ぶっちゃけ巌勝にとって無限の修練と更なる力を得られる鬼化はメリットしかないわけです。
    心構えの問題で縁壱に勝てないのではなく純粋に力の差で勝てないので。

    他人への犠牲を試みないわけで人でなしとも言えるわけですが、個人的な見解を言わせてもらうと戦国時代に天下無双を目指す剣士なんてそりゃ基本人でなしです。
    実在した剣客なんかも逸話を見てみるとまあお世辞にも立派な人格をお持ちとは言えない方ばかりですね。
    ※偏見もあるかもしれません

    ただややこしいのは巌勝は過去回想の範囲だと良くも悪くも生真面目でストイックでも横暴な人間ではなかったということ。
    家を捨てたというととんでもないように聞こえますが、当時の価値観からすると「部下を殺した化物共を殺すために妻子と身分を捨ててまで剣を極める道を行くとは天晴れ」とか思われててもおかしくはありません。
    何故なら縁壱への嫉妬や憎悪を周囲にぶつける性格ではなかったからです。それらは全て鍛錬への糧にしてたでしょうし、側から見たらそれは剣士として一つの理想の姿だったでしょう。
    強くなる呼吸術が知りたいだけだから鬼退治はサボるとかそういうことも一切なかったと思われます。

    縁壱からすれば「兄上が家を捨ててまで鬼狩りの道を共に歩んでくれ、さらに独自の呼吸を極めて自分と同じ形の痣を浮かべ、透き通る世界にまで来てくれた」「何だ私だけが特別なわけじゃないじゃん!」と浮き足立ってしまったのかもしれません。
    ただまあ25歳の寿命が近づいて苦悩してる兄上に「安心して人生の幕おろせますね」はちょっと人の心がわかってないと言われても仕方ないと思いますが……。

    まあでも結局は全てを捨てて犠牲にしても黒死牟は縁壱と同じ強さを得ることができませんでした。
    言い方はなんですが「身の程を知れなかった」ために身を滅ぼしたんでしょうね……。
    月からすると太陽は遥かに遠い存在ですが、月もまた地上から見れば遥か高み。
    でも縁壱の鮮烈な才能に心の箱に穴が空いていて、そこで満たされないまま最期を迎えてしまったわけです。
    鬼は虚しく哀しい生き物、これを徹底してるんだろうなあと思いました。

    つい長々と書いてしまい申し訳ありません。
    来週以降の展開とこちらの感想を楽しみに待機していようと思います。

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/14(月) 02:16:13 ID:c14748f06 返信

      飛燕さんコメントありがとうございます~。

      なるほど……その人の人生経験によって感じ方が違ってくる……。
      トンガリも黒死牟への感情については正解や不正解、善悪といった思いではないので胸に響きます……。

      厳勝さんの望んでいたものと無惨の提案するものが本当に合致していて、悔しくも「これビジネスパートナーだ!」と納得せざるを得ませんでした。
      そしてこの時代、剣を極めたいと思う剣士なんて掃いて捨てるほどいたことと思います。
      しかも厳勝さんはその“極み”の体現者であるかのような剣士が側にいるのですから架空のものを追いかける剣士よりもよっぽど必死になったことでしょう。
      ある意味では純粋だったと言えるのでしょうか……。
      剣技を極めたい、縁壱のようになりたい、という想いが誰よりも強かったからそれが達成できない現実へのもどかしさは想像を絶します。

      縁壱さんの「安心して人生の幕を引けば良い」発現は死に怯えている人にとっては突き放されてるように感じそうですね~。
      今思い返すとこれ言われた時の厳勝さんはめちゃくちゃ苛ついたでしょうね……。

      そして全てを捨てても何処にも到達できなかった黒死牟の惨めさ。
      どこまでいっても心の中の幸せを入れる箱に穴があいていれば満たされることはない。
      満たされることが無ければ他人に何かを与えることはできやしない。
      太陽とはまさしく無条件に周りに光を与えるもの。
      その太陽を忌避する鬼はまさに虚しく哀しい生き物ですね。

      次回の展開はビクビクしてます……。
      回想が終わると現実を突きつけられるので……。
      鴉の報告に怯えつつも鬼滅の刃がどう動くか楽しみに待機命令しておきます。

  7. 名前:tomiokasuzu 投稿日:2019/10/13(日) 21:16:10 ID:772e4052f 返信

    前話までの同情が吹っ飛びました(笑) 愈史郎の言葉を思い出しますね……。確かに縁壱のことを受け入れることが出来たら、黒死牟も少しは違ってたんじゃないかと。

    でもやっぱり、吹っ飛んだはずの気持ちも少し残ります。私も黒死牟と同じような立場だったら、と考えると、なんとも言えないです……。どんなに努力しても、どんな犠牲を払っても、自分より秀でている縁壱。そんなことが幼い頃から続けば、受け入れようにも受け入れられないですよね……。

    私も無惨戦が迫ってきているとお思うと複雑な心境です。頑張れ鬼殺隊っっっ!!!

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/14(月) 02:23:19 ID:c14748f06 返信

      suzuさん~!
      厳勝さんこと黒死牟が縁壱さんに振り回されていて印象が二転三転してしまっています。笑
      自分が何をやっても全てのことで敵わないように感じてしまう身近な存在がいたら、落ち着いていれば選ばないような選択肢であっても選んでしまうものなのでしょうか……。
      一度でも「どうして自分ばかりがこんな目に合わなければならないのだ」と自分の本音に気付いてしまったらもうその気持ちに蓋をすることはできないかもしれませんね……。
      鬼滅の刃は人物の描き方が尋常じゃなく丁寧で、さらに生き死にが関わってくるので重い時はとにかく考え込んでしまいます。
      それでも連載は毎週続いていくのでギリギリでも必死についていきたいと思います!

      無惨戦は間近と言えどまだ油断できない要素もあるので気を引き締めて応援していきたいと思います!

  8. 名前:加地 投稿日:2019/10/13(日) 22:05:22 ID:be10ed2d9 返信

    今回も何度も読み返してしまいました。
    語られる黒死牟の言葉を読めば、気持ちの流れはひとつの
    筋道をもっていて、その是非はともかく論理に矛盾はありません。

    弟と自分を比較し、弟の力に憧れ、そこに達しない自分に
    満足できず、そんな気持ちにさせられる弟を見たくないと
    思う。
    しかし、そんな思いとは裏腹に、なぜ弟がずっと持っていた
    笛を見て、黒死牟は涙を流すのだろうか。

    そして自分は何者にもなれなかったと言いながら、
    なぜ最後に笛が示されるのだろうか。
    99%の憎悪の中に、本人さえ無自覚な、1%の、
    その人の真我とでもいうべき本当の気持ちを見たとき
    物語は人の心を打つのではないかと思います。

    最後に描かれたあの笛。あの笛が何を示すのか、その解釈は
    読むたびに変わる気もします。
    様々な解釈を許す、余白のある、また余韻を感じさせる
    素晴らしい回だったと思います。

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/14(月) 02:37:54 ID:c14748f06 返信

      加地さん……コメントありがとございます。
      何度も読み返しますね……。

      それ~……。
      嫌いだと言いながら溢れ出る涙、吐き気がすると言いながら鮮やかに記憶している顔、何の為に生まれて来たのだと言いながら何百年も持っていた笛……。
      もう感情にダイレクトアタックされすぎて胃が痛いです……。
      延々と考えていられます。
      そして考えれば考える程、失われたものや、有り得たかもしれない未来に、歯痒い気持ちを抑えることができません……。

      もう一度、単行本が発売され、通して読む時に、改めて読んだ時にはまたその時に色んな感情が湧き上がってくると思います。
      鬼滅の刃は人の心を丁寧に描き過ぎていて物語の登場人物の葛藤やすれ違いが物凄く重いです。
      ハッキリ申し上げますが、ハマっています。
      これは吾峠先生の持つ“味”だと思うのでトンガリはこれからも吾峠先生の作品を追いかけ続けていくんだろうなぁと思います。
      そう感じさせるくらい鬼滅の刃という作品は吾峠先生の描く世界を、描き切ってくださっている作品だと思っています。

      今回も秀逸でしたが、ここから無惨との戦いに向けて今と同じかはたまたそれ以上の展開が描かれていくことと思いますので、
      気を引き締め直して、気合を入れて応援していきたいと思います。

  9. 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/13(日) 22:52:08 ID:c11b7dfc5 返信

    七味とうがらしさんいつもコメントありがとございます!
    今回も真逆でしたか……。
    黒死牟も人間らしさをこれでもかと残していました……。

    鬼は泣かない……。
    黒死牟の涙を流していた眼も人の頃よりあった眼だけでしたね。

    トンガリは黒死牟のことをどうしても感情的に見てしまいます。
    物凄く身近な劣等感を最後まで抱え続けた、最凶の鬼。
    本来であればありふれた動機なだけに、最も感情を揺さぶられてしまいました。
    猗窩座の時も妓夫太郎の時も心は打たれましたが、これほど感情にダイレクトに響いたのは黒死牟だけです。
    それは好きなキャラを殺されたからではありません。
    これまでにずっと人類に敵対し、自身が神の御使いとも称する者の遺したものを台無しにする道を選んできたことに対して酷い憤りを感じたからです。
    厳勝さんも縁壱さんという太陽の如き者が側にいなければそんなことにはなっていなかったはずです。
    そして鬼になれと誑かす悪鬼がいなければ絶望はしたかもしれませんがそれでも晩節を汚すようなことは無かったと思います。
    ほんの少しのことだったと思うんです。
    何かがほんの少し違えば未来はまるで違ったものになっていただろうと思えるのに、結果的にこうなってしまっていることが、
    歯痒くて、それでもどうしようもなくて、運命というものに胸を痛める他ありませんでした。

    客観的に見ても、黒死牟は絶対に許されてはならないキャラクターだと思います。
    許されずに悪鬼として地獄へ行くことだけが、黒死牟という存在に対して唯一の贖罪になるのではないかと思っています。
    笛を持っていたことは、黒死牟の中に“人”としての側面が少なからず残っていたということを証明したかもしれません。
    ですがそれは黒死牟のしたことをほんの少しでも薄まらせるような性質のものでは断じて無い、と考えています。

    ただ感情的には、黒死牟もまた運命に翻弄された虚しく悲しい鬼で……。
    弟への想いは否定できないけれど、やはり人を喰い、人を殺し続けたことは許されないから、
    せめて地獄への道すがら、縁壱さんと再会できることを望んでもバチは当たらないかなと思ってます……。

    縁壱さん呼吸の開祖凄すぎました。
    霞とか蟲とか花とか音とか恋とか……個性的な呼吸を用いる柱もかなり才能に溢れてますよね……。
    伊之助も割と化け物感あります!
    伊之助が死なずに戦い続けていればかなり良いところまで行っていたと思います。
    “透き通る世界”は一度見たらその内習得してそう……。

    無惨とのビジネスパートナー契約もあっさり発覚しましたね!
    呼吸とやらを使える剣士を鬼にしてみたい……本当は縁壱さんを鬼にしてみたいとか考えてたかもしれませんね。
    というか縁壱さんを鬼にしようと試みて、縁壱さんが鬼にならず逆に返り討ちにあい追い詰められたのかな……?
    いや縁壱さんには傷をつけることすら叶わなかった、とあるので血をかけることも出来なかったのか……。
    ふむ……。

    炭十郎さんめちゃくちゃ凄いですよね!?
    “透き通る世界”に辿り着いてるの割とヤバいし、縁壱さんのようにどれだけ死が近い状態でも全盛期並の動きが出来そうですし……。
    戦闘経験が無いことを補って余りある“極めてる”感があります……。
    日輪刀なくても朝まで戦い続けるとかできたかもしれませんよ……。
    無惨は炭十郎さんが死ぬのを待っていたのでしょうか……。

    縁壱さんが一撃で黒死牟の頚を落とせなかったのは感情説、トンガリも思ってます。
    あの完全完璧な縁壱さんが無惨を逃がし、黒死牟も討ち漏らす。
    何か技術的な要因意外のものが働いているような気がします。
    黒死牟にも人間の部分が残っていたように、完全無欠に思える縁壱さんにも弱い部分が無いはずが無いと思います。

    トンガリは子供にも大人にも読んでほしい作品だと思ってます!
    実際このブログに来て下さる方々の年齢層は結構バラついていますので、どの年代にもそれぞれに感じ入るものがあるんだろうなと思います!
    若い内に読み、大人になってから読み返すことで新たに分かることも多そうです。
    トンガリ自身も鬼滅の刃はこれから何度でも読み返すことになる作品だろうなぁと思ってます!

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/14(月) 22:52:59 ID:c2656254f 返信

      ごめんなさい!
      難しいことは分からないのでトンガリの考えを言います!

      トンガリは「人を喰った鬼」は断じて許されない存在だと思っています!
      なので当然珠世さんも罰せられる存在だと思っています。
      しかしそれは本人の意志も尊重しての思いです。
      珠世さんも「鬼舞辻無惨を殺して自分も死ぬ」ことだけがほんの少しの償いになる思っていてこれまでずっとその様に行動してきたものと仮定しています。
      自分が生き延びることや許されたいということは一ミリも考えていないんじゃないかと思います。
      珠世さんがどれだけ無惨の滅殺に力を貸したとしても、大勢の人を喰った事実は全く少しも一欠片も薄まることはありません。
      だからこそ珠世さんは己の命を使って自分の罪を少しでも償うために行動していたのではないでしょうか。

      お館様含め、鬼殺隊に関してはまず人に迷惑を掛けていませんし、同じ目標の為に努力している組織の行うことを誰も否定できないのと同じで、何ら言うことはありません。
      同罪とはどういうことですか?
      罪を犯していますか?
      お館様が娘にまで同席を求めたとは思えません。
      確固たる意志を持つ一人の人間の持つ覚悟や決意を貫くことは例え肉親であっても否定はできません。
      それは罪ではないとトンガリは考えています。
      あ、もちろんそれが法に触れたり人様の迷惑にならないことで、ですよ!
      これが自身で判断できないような若者を扇動して行わせたのであれば大罪だと思いますが、
      そうならないよう、早い段階で自身で物事を考えられるいわゆる“大人”にするために、お館様は厳しく子供を育てていたのだと思います。
      なのでこの話は今回の「人を喰った鬼の許されざる罪」とは関係が無いと思っています。

      冒頭に頂いた、才賀勝くんの発言ですが、前後関係が分からないのでどういった意図で発言されたものかは分かりませんが、
      トンガリがこの言葉を受けて感じたことを書かせて頂きます。
      この言葉は、それこそ黒死牟に掛けるべき言葉だったと思います。
      トンガリが記事内で書いた「これまでにどれだけの鬼狩りを殺してきたとしても、今まさに無惨の滅殺に心燃やす後生のために道を拓くため」という一文。
      何の為に生まれてきたのかと言うのなら、どれだけの罪を犯しても一つくらい後生のためになることをしてもバチは当たらないと思い書きました。
      黒死牟には、縁壱さんと対峙した時、笛を捨てなかった時、現代の剣士に「侍」を感じた時、縁壱になりたいと思った時に、誰かの幸せのために行動してほしかったです。

      トンガリは笛を持ち続けた一握りの人間であった部分の分だけ、地獄への道すがら縁壱さんからの説教があってもいいよ、と思うくらいには黒死牟にも何か一つ地獄への餞はあってもいいと思っています。
      ですがそれは許す許さないとは別のところにあるだけです。
      炭治郎の言葉を借りるなら、響凱への「君の血鬼術は凄かった、でも人を殺したことは許さない」というニュアンスの言葉を贈りたいです。

      黒死牟という存在を全否定している訳ではありません。
      黒死牟の何百年も続けてきた行いに対して、厳しい思いを持っています。
      ただただ悔しい思いです。

  10. 名前:TOULU 投稿日:2019/10/14(月) 01:29:08 ID:15efffa02 返信

    トンガリさん、お疲れさまです!!
    皆さん、お疲れ様です!

    遅くなりました!台風の後の片づけでバテバテしてました!
    読んでいたのに、コメントしようとしてキーボードに手を置いて寝てました!
    ほんの数分そのままだったんですが、気が付いて一人笑いしてましたww

    ほんとに、縁壱さんの心の内を何故察してあげられない憐れな見解ばかりをする兄上。
    物事の流れや周りの観方は幼い頃に構築されていくって自分自身で経験済みですが、
    トンガリさんが言うように思いを巡らせてあげられなかったのだろうと、激しく同感です。

    最初のページ、多分そんな事言いそう。って内容でしたけど描かれると改めて強烈なインパクトです。
    なんでかなぁ~、同じ人間などいないから、各々に合わせて競って良い意味で共鳴していけたのなら、今現在の心境は0.0001%くらいは違っていたのでは?と思ってしまいます。
    これって、今昔関係なしに言える事で、以前と同じような事ですけど、思って願って(妬んで)言葉にする。その順序に強い因果関係があるんですよね。

    そもそも、そう思う心が哀しい色で、くすんでいるから、真っ直ぐに尊敬してくれていた弟を、妬み恨み憎いと言うのだと気づいてほしかった。

    まぁ、なんというか、こう『グッ』と思える場所が、上弦参の時に比べて全然沸かなくて
    過去の経緯を知っても、あぁ、うん。
    成るべくして為り、堕ちるべくして墜ちた。そう思えました。

    愈史郎くんのセリフをラストに欲しい!私も思いましたwww

    そのまま塵になって消えるんじゃなく、ガッツリ第三者に落としてもらってEND。
    ほしかった絵面ですけど、もう次待ちなんで大丈夫!!

    はよ!次!てか近況カモーーン!!
    片づけで体中痛いのが取れている頃の来週が心身共に本気で待ち遠しいです♪(*´ω`*)

    キメツーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/14(月) 22:19:28 ID:c2656254f 返信

      TOULUさんコメントありがとございます!

      台風情報を見ていると胸が痛みます。
      ご無理なさらぬよう、どうかご自愛下さいませ。

      厳勝さんと縁壱さんのすれ違いがとても辛く遣る瀬無い思いです……。
      圧倒的な才能との遭遇……どんな道を進もうとそれはどこかで必ず訪れるものだと思いますが、
      双子というこれ以上ないくらいの身近なところでの邂逅は色んなものを拗らせてしまうには十分過ぎるものだったのでしょうか……。
      はぁ~~……。

      良い意味で共鳴して欲しかったですよね~!!
      「縁壱は言葉が足りないことがあるから鬼狩り同士の連携を高めるためには私が動かなければ」とフォロー役に回る厳勝さんがいたら一発で落ちていたと思います。
      みんなで縁壱さんを立てて、打倒鬼舞辻無惨で一致団結できていたら物語は変わっていたのでしょうか。

      表紙ももうこれでもかと言うほど感情的で、ただ否定したいがためだけの言葉に思えて辛いです……。
      どれだけ冷静に振る舞っていても縁壱さんのことになると物凄い偏見というか色眼鏡というかバイアスというか……。
      変な見方をしてしまっている気がします。

      鬼に堕ちることは定めだったかのように自然に鬼になっていましたね……。

      体中痛いとは何とも苦労なさった様子で心配です……。
      今後被害が収束していくことを願うばかりです。
      最近の鬼滅の刃は刻一刻と変化していく状況に少しも気が抜けません!
      次回以降も心して応援していきましょう!!

      キメツーーーーーー!!!!

      • 名前:TOULU 投稿日:2019/10/17(木) 01:01:57 ID:50e1c5de3 返信

        トンガリさん、いつもお返事ありがとうございます!
        最近じゃ、
        トンガリさんの考察を読む→コメントしちゃう→皆さんのコメント読む→トンガリさんの各返信を読む
        が楽しみでなりません♪ (#^^#)ノ

        本日、単行本の新刊、予約して届いたので、早速読みふけりました!!
        いやぁ~泣けるシーンが山盛りあって改めて泣き通しでした

        しのぶさんの姉カナエと継子のカナヲへ想いを込めた仇へと挑んだ、覚悟の戦
        善逸の師範と兄弟子と己の紡いだ絆の最期を遂げる、けじめの戦
        炭治郎の煉獄さんから託された想いを兄弟子の義勇と成す、戒めの戦

        猗窩座はやはり別枠要員な鬼。って思います今でも。
        無惨の登場の姿が、全く関係ない登場だったし、別に鬼にならなくてもって思ったの覚えてます。
        残酷な現実、哀し過ぎる展開のあと、ヒョッコリ現れた無惨のせいでこんなになったんだったねぇと振り返り再びため息。

        残酷で悲惨な経緯が濃ゆいのが、各キャラに設定されているせいで、無限城に突入してからため息と涙の連続だったのを思い出しましたw

        そこから流れて、現状の上弦壱の戦完。

        善逸・愈史郎と離れてしまった村田さん達が急に心配になってきました。
        治療が叶っているなら、柱たちだけでも応急処置出来てますように…

        無限城の移動停止(鳴女)はいつになるのかな・・・

        禰豆子・鱗滝さん、お館様たち、現状どんななんだろう。
        気が散漫になってしまってます

        小説のお話し、もう一度音読して気分を紛らわせようと思います♪

        キメツーーーーーーーーーー!!!!

        • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/17(木) 01:34:14 ID:73e92e1ec 返信

          返信ありがとうございます!

          トンガリの返信……雑になっていないか凄く心配なんです!!!!
          どなたのコメントも凄く多種多様で、それぞれに込められた思いを感じます。
          そういったコメントを頂くと自分の中にあった感情に広がりを感じて、記事を書いていた時のトンガリとは最早別人になっているように思えます。
          根底にある思いは変わっていないとは思うのですが色が足されていたり波紋が広がるように景色が加わっていたりするような……。
          トンガリにとって有り難いことであることは間違いないのですが、それと同時に恐れ多くも発信する場を管理している立場としての難しさを感じます~。
          初めたばかりの時は発信するだけでも大変だったというのに思えば遠くまできたものだなぁと少し感慨に耽ってみたり。

          新刊お読みになられましたか!めでたい!!
          最新巻も名シーンが散りばめられていてグッ……ときますよね……。
          善逸とじいちゃんのとこは単行本で読み直してもまたこんなに込み上げてしまうのかと涙腺の緩みを感じました。

          猗窩座、童磨、黒死牟と立て続けにクライマックス級の戦いとなっていますが、
          それぞれの鬼たちのバックボーンがまたもう全然違うんですよねぇ……。
          こんな豪華な連戦なかなかありませんよ……。
          この怒涛の展開の連続で鬼滅読者は随分とタフになったんじゃないかと思います……。

          どの話も、無惨が絡むんだことで目も当てられないくらいろくでもない話になってしまっている辺りに無惨のどうしようもなさを感じます。

          とにかく現状把握ですよね!
          現状把握急務!!
          このままだと本当に心臓が持ちません!!
          無限城まだまだ描けそうな展開が色々あるんですよ……。
          でも鬼滅の刃ってそういうのほっぽってそのまま無惨戦に突入しちゃいそうな展開の速さありますし怖いです……。

          次回までに心落ち着かせていたいのですが鬼滅って読み返してると何度でも感情が揺れるんですよね~。
          ありがたい作品です。

          また次回の投稿もよろしくお願いします!
          キメツーーーー!!

  11. 名前:萌黄 投稿日:2019/10/15(火) 17:23:14 ID:c6fbe0588 返信

    トンガリさん初めまして!
    トンガリさんの感想が好きでずっと追ってましたー!
    書き込むのに勇気が中々出なかったのですが、継国兄弟がどストライクすぎて書き込みに来てしまいました>_<
    感想を読んでいつも思いますが、トンガリさんは感受性豊かなので、今回こんなに苦しくなるんでしょうね…
    私は客観的に物を見すぎて、ドライとかいわれるので羨ましいです。

    厳勝さんの背景ってすごく王道ですよね。
    剣に全てをつぎ込んで妻子すら捨て、気がついたら何も残らない。
    普通のお話ならここから好転するけど、人でなくなった彼にはもう未来は来ないんですね。厳勝はもう死んで、黒死牟は残滓だから。
    私には鬼って、悪霊が払われて成仏するって感じがします。

    私だけかもしれないけど、この兄弟そっくりだと思いました。
    お互いに「相手は理想的で完璧で素晴らしい人」って過大評価して、「自分は大した人間じゃない」って過小評価してる。そりゃ噛み合わなくなるわ…
    考え方は同じなのに方向性が真反対、まさに光と影の双子。

    そもそも縁壱さんに嫉妬して追いつこうとする厳勝さんガッツありすぎでは?
    私なら「えっこわ…頑張ってね…」って応援して終わります。無理なの目に見えてるし。
    諦められないって苦しかったろうな…
    その上25歳の寿命リミット。周りは「死んでもいいから鬼殺したい」覚悟ガン決まり集団に、笑顔でいつ死んでもいいと言う縁壱さん。
    多分厳勝さんだけが「生きたい」って思って、それが凄く悪い事みたいな環境で、余計自己嫌悪に陥って…それを唯一否定しなかったのが無残とか。転がり落ちるの確定ですね。
    人間は弱いんですよ、鬼滅隊みんな凄いから忘れるけど。
    厳勝さんは武家の跡取りで、弱音吐いちゃいけない教育されてそうだし、尚更思いつめたんだろうな。
    継国兄弟が相性悪すぎていっそ笑えてきちゃいますね。

    思ったんですけど…「本音を喋らないと出られない部屋」に、進行役で宇随さんやしのぶさんみたいな人と継国兄弟を放り込むとか面白くないですか!?容赦なく話突っ込んで進めてくれますよ!これぐらいしないと通じ合わないでしょ!!

    初めてで長文失礼しました!
    鬼滅とトンガリさんのこれからを応援しています!キメツー!!

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/15(火) 20:42:17 ID:eefbdc9dd 返信

      萌黄さん、コメントありがとうございます!
      継国兄弟はトンガリもエグいくらい突き刺さっていますので色んな意味で心中お察しします。
      今回は本当になんでこんなうまくいかんねん!と暴れまわるくらいだったので自分でも謎です!
      継国兄弟はブログ上で初めてトンガリを崩した兄弟ですね……。

      厳勝さん……王道……。
      物語的には結構ある展開ですよね……兄弟で、弟が天才で、兄はその才能が欲しくて堪らないけど弟が欲しいものは別にあるって感じの……。
      それが全部過去の話で、もう厳勝、もとい黒死牟は最期に辿り着いてしまっているんですよね……。
      歳を重ねた縁壱さんを斬り落としたのが一週間前とかの話だったらもっと純粋に熱い気持ちで「今が変わる時なんだよ!!」みたいな応援をしていたと思います……。
      まさしく鬼という存在は人間だった頃の残滓で、鬼になったからこそ叶うものなんてこの世には有りはしないのではないかと思います。

      確かに!
      言われてみるとお互いに謙譲しがちな部分とか根っこの辺りは似ているように思えますね!

      厳勝さんの縁壱さんに対する執念じみたものは本当に驚異の一言ですよ……。
      方法さえ間違えていなければその精神性だけで立派な侍だったと思います。
      あと周りの鬼狩りとの温度差は仰る通りだと思います。
      覚悟ガン決まり集団は言い得て妙過ぎて草です。
      厳勝さん真面目そうだからまるで自分だけ弱いみたいに思ってたりするかもしれませんね。
      厳勝さんは素直になれない、縁壱さんは上手く伝えられない。
      この二人をどうにかできる炭治郎のような存在が欲しかった……。
      主に言葉の通じなさそうな縁壱さんではなく厳勝さんの心を感じ取れる人……。
      もしかしていわゆる炭治郎の同期組のような五感で感情を読み取れる剣士たちは、
      こういった人間同士のすれ違いをなくす為に天から遣わされた存在だった……?

      炭治郎善逸カナヲ審査員としのぶ尋問官による拗らせメンバーぶっちゃけ面接とかなら技術的にも可能です……。
      キメツ学園でもいいから炭治郎に思いっきり突っ込ませて……。

      応援ありがとうございます~!
      トンガリも鬼滅の刃と吾峠呼世晴先生と素敵な作品をこの世に生み出してくれている漫画家の皆さんを応援していきます!(欲張り)
      キメツーーーー!!

      • 名前:匿名 投稿日:2019/10/16(水) 09:22:42 ID:7465489b5 返信

        お返事ありがとうございます!すごく嬉しいですー!
        五感組は天よりの使者…すなわち天使…なるほど(超絶納得)
        炭治郎善逸カナヲ審査員としのぶ尋問官ってやばいですね!!コナンで探偵の出番がなくなるくらい効果的!
        しのぶさんの笑顔でどぎつい言葉ぶっこんで来るの楽しそうなので、毎週番組にしてほしいですー。

        そういえば厳勝さんの話ばかりしてしまいましたが、縁壱さん可哀想だなって思って読んでました。
        建の腕がすごい、学習能力もある。なのに情緒がいつまでも育ってない感じがするというか…育っててもうまく発露できないのかな?
        突然喋りだす所とか、今まで表現が分からなかったのが、初めて話した日にやっと噛み合ったんでしょうね。
        見えない聞こえない喋れないの三重苦のヘレン・ケラーが、言葉の意味を初めて認識した時みたいだなって思ってました。

        自分は当たり前にできるのに皆は出来ない。見てるもの、感じるものが共有できない。
        鬼殺隊にいる時でさえ、テレビの前にいる感じだったのかな…さみしかったろうな。
        楽しく過ごせた仲間も、ある意味自分のせいでみんな死んで、歪んでも残ったものが厳勝さんだけだから追いかけ続けたのかもしれないですね。
        唯一の楽しい思い出の残り香である鬼を殺せなかった。
        むしろあそこで死んだことは縁壱さんにとって一番の幸いだったのかもしれないです…悲しみ…
        この悲しみを、今回戦い切った戦士たちへの黙祷として祈ります。
        それではお元気で!

      • 名前:萌黄 投稿日:2019/10/16(水) 09:35:33 ID:562b20b3c 返信

        すいません名前入れて送信するの忘れました!!!>_<
        最初に名前書かないと…学校のテスト思い出します…
        来週か再来週からメインストーリーが進行するの、楽しみかつめっちゃ怖いので、今のうちにこうして討論して、整理して、心の力を溜めておきましょうね!
        寒くなってきたので風邪にはお気をつけて!
        キメツーーーー!!!

        • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/17(木) 01:15:53 ID:73e92e1ec 返信

          だんだん天然で急所を滅多刺ししていく炭治郎たちの問答に、鬼たちが気の毒になっていくしのぶさんとか見てみたいです。

          縁壱さんのそれ思いました!
          情緒が幼いというか、あまり発信するのが得意ではないというか。
          そういうのもあって縁壱さんは決して完璧な存在なんかではないというイメージがあるので、
          なおさら厳勝さんの弟は完全無欠の神ムーブが気になります。

          鬼を滅殺するための力が欲しいと望んだ者たちを痣者となる程に導いたものの、夢半ばでこの世を去っていく仲間たちに縁壱さんが一体何を感じたのか……。
          「彼らが遺し繋いだ物は決して消えることは無い」くらいだと少し薄情に感じてしまうかもしれませんが、
          胸を痛めていたとしたら……こっちまで胸が詰まってしまいます……。

          呼吸術で鬼を追い詰めていくことは縁壱さんの時代の剣士たちから続く悲願。
          今の世代でその想いが結実することを祈っています。

          返信だったので分かりましたが丁寧にありがとうございます!
          メインストーリーはガンガンきつい現実を突きつけてきますので御心強く持たれますよう……。
          体調不良だけは絶対気を付けなければなりませんね……!!
          萌黄さんもご自愛下さいませ。

          それではまた次回!
          キメツーー!

  12. 名前:ヒゲ抜き 投稿日:2019/10/19(土) 17:51:59 ID:ea2c9297f 返信

    初めまして。
    毎週感想を読ませて頂いている者の一人です。
    黒死牟の評がユシロウの言うところのカイガクと同じ「何も与えなかったもの」という指摘はなるほどと腑に落ちました。
    彼も幸せの箱に大きな穴が開いていたのだと思います。
    その穴も妻子を持ち武家として務めを果たすことでなんとか塞げていたのに足るを知ることができず、結局幼い頃に憧れた力を渇望して穴を破り卑近な幸せの道を自ら断ってしまった。
    きっかけとなる弟との再会も元を辿れば無惨に行き着くので全てが彼の招いた事とは言い難いですが、同情はできても選択したのは巌勝…黒死牟であり非は彼にある。
    太陽のような縁壱になりたかったのなら与える者にならなければならなかったのに、全てを捨ててまで自分が求める方向にばかり走っては得られない残せないのは当然の帰結。
    そうしてまで勝ち続けることを選んだ結果、唯一残っていた子孫すら切り捨ててしまい、産声を上げた新星達に勝つことができず、子孫に差し込まれた赫刀が決め手となり様々な人の人生を狂わせた末に塵と化し消える末路を辿ったのは何とも皮肉的でもあり、鬼は虚しい生き物ということの作中随一の体現者に見えました。
    長々と失礼しました。
    今後とも感想を楽しみにしております。

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/22(火) 15:24:45 ID:3dd03bf74 返信

      ヒゲ抜きさんコメントありがとうございます!

      幸せの箱に穴が空いてしまっている人物が多いです……。
      生まれながらに、大事な存在を無くして、圧倒的な存在を感じて、と色んなパターンがあるのがまた人間模様で辛いですね……。
      卑近な幸せの道って凄くそのもの過ぎてワードチョイスが素敵です。
      同情できるところはたくさんあるし、そういうことが積み重なっての決断・選択だというのが分かるから鬼滅って凄いですよね。
      非があることもまた間違いないので簡単には許すことができないし、とにかくこんなことになってしまって哀しいという感情です。
      本当に鬼は悲しくて虚しい存在です……。
      やはり無惨ですね。
      悪鬼滅殺。
      これしかこの悲しみの連鎖を断ち切る術はありません。
      全ての鬼が解放されることと、鬼殺隊の悲願が達成されることを願っています。

  13. 名前:ごろた 投稿日:2019/10/21(月) 13:31:30 ID:ddb177885 返信

    こんにちは。
    トンガリさんがおっしゃっていたように、兄上は笛を持っていましたね!
    笛は、177話から私には、当の本人にも無意識の、肉親の情愛そのものに思えまして、
    憎い、気味悪い、死んでくれと、さんざん内心罵り、恐らく何百年の間何度も捨てたり壊そうとしただろうに捨てきれず、嫉妬の感情で自分で自分の目を塞いで自分の本当の気持ちを見えないようにして頑なに愚かに生きてきたけど、ずーっと持っているということは皆様もおっしゃるようにやはりそういうことなんだろうなと。。。

    177話の内容に戻り、とても恐縮なんですが、
    聾唖の子にどうして笛を手作りして渡すかな? お菓子を隠し持って届けるとか、父にばれない手作りの凧や他の何かではなく笛、なんで笛???と、トンガリさんと同じように私も最初相当不思議だったんですけど、聾唖と考えている弟に血だらけの手でガラクタだけど一応音は鳴る笛を無意識になんとなく本能で作って贈ることそのものが、この人が何百年も自分で気づけなかった兄弟の情愛で、なんのために自分は生まれてきたんだ?と最後まで不器用生真面目愚直に自問自答してましたけど、それだけが最後残った、という終わり方で、今週になって思えば、意外と救いのある終わり方のような気もしてきました!
    黒死牟さんが弟を剣の道に引き込んで、偉大な剣士とそれに連なる者たちを生み出したとも言えますものね。長文失礼いたしました…

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/10/22(火) 15:40:05 ID:3dd03bf74 返信

      ごろたさん!
      コメントありがとうございます~。

      笛持ってましたね……。
      縁壱が最期まで持っていたのは想定内でしたが、厳勝さんが現代まで持ち続けていたことに関してはもう色んな感情が爆発してしまい死にそうでした……。
      ここまで歪み捻れてしまっても手放せないもの……どうしてその感情がどのようなものなのか気付けなかったのか悔しくてたまりません……。

      剣ばかり振って豆だらけ血だらけの手で弟への笛を作っていた時の厳勝さんを見たかったです。
      今回の回想って振り返り形式なので「どれだけ縁壱が不気味で不快で嫌いだったか」というフィルターがかかっていたと思うんです。
      なので、そういうものがない本当に純粋なここまで拗らせた後の縁壱さんへの感情ではない当時の切磋琢磨せんとする厳勝さんが見たいです。
      厳勝さん、真面目ですよねぇ……。
      厳勝さんもとい黒死牟の終わり方はこれ意外に無いと思っています。
      今回の戦いに勝っていたとしても、結局はその次の世代、さらに次の世代に敗れることになっていたことと思います。
      そして最期の時までは、いつまでも上弦の壱で在り続け、あの笛を手放すことはなかったのだろうと思います。

      確かに縁壱さんを剣の道に引き込んだのは最高のファインプレーですよね。
      武家の生まれであってもあのままだと僧侶として超絶有名になっていたかもしれませんし、兄のあの何てことのない、でも全てのきっかけになった「笛」をあげる想いが無かったらと思うと……。
      もやぁ。

      こちらこそコメントの返信なのに勝手に盛り上がってしまってごめんなさい。
      文章書いてるとついつい思いを馳せてしまっていけませんね……。
      今後とも、よろしくお願いします!

  14. 名前:ぎうぎう 投稿日:2019/12/15(日) 14:13:05 ID:5e9755ec4 返信

     はじめまして最近、て言うか今日はじめてトンガリさんのアカウントを読ませてもらったぎうぎうですー!凄かったです!トンガリさんは無一郎君が好きなんですか?
    私は義勇さんが1番好きです!えっと、実は私は鬼滅の刃を知ったのはアニメの方で、
    それからずっとアニメでしか見てないんですが、たまにグーグルで鬼滅の刃って調べて色んな方のアカウント見せてもらっててそれでトンガリさんのアカウントを見つけて、それでさっきから読ませていただいてます!これからも少しずつここに書いていくのでよろしくお願いいたします!
    (*´∀`)ノ

    • 名前:トンガリ 投稿日:2019/12/20(金) 01:11:10 ID:a83599d29 返信

      ぎうぎうさんコメントありがとうございます!

      トンガリは無一郎くんも好きですが、悲鳴嶼さん、伊黒さん、煉獄さん、錆兎も好きです!
      でも一番は何よりも物語に惚れ込んでしまっているので中々最推しキャラが絞りきれません!
      アニメ化のお陰で鬼滅の刃を好きになってくださる方たくさんいて凄く嬉しいです!
      漫画も凄く凄く面白いですよ!
      普段あまり漫画を読む機会ってありませんでしたか?
      これを機に単行本も手にとって頂けるととても嬉しいです!
      トンガリは物凄く小さい時からずっと漫画に支えられながら生きてきたのでこの世界に漫画仲間が増えると自分のことのように喜びます!
      あんまり面白い文章は書けませんがこれからも好きなものを精一杯発信していきますので今後ともよろしくおねがいします!!