出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第204話
週刊少年ジャンプ2020年23号
おはこんばんにちは!
トンガリです!!
祝・巻頭カラー!!!!
長かった戦いが終わり、のんびりした鬼滅の刃が戻ってきました~~!!
サブタイトルからして『鬼のいない世界』。
これまでの鬼滅の刃の世界では有り得ない、とても平和な時間が流れています!
みんなが願い、みんなが夢見ていた世界がようやく訪れたのだから感動もひとしおです……。
では早速あらすじをなぞっていきたいと思います!
マンガモアでは週刊誌で連載中の最新話をメインに感想を書いています!
単行本派の方はネタバレ注意です!!
また感想・考察は個人的な解釈に基づいたものとなっておりますので原作者様の想定している解釈と異なる場合がございます。
その点をご理解、ご容赦頂ければ幸いです。
第204話 あらすじ
「悪い鬼がいない世界になった」
「だけど引き換えに」
「あまりにもたくさんのものを失った」
「それでも俺たちは生きていかなければならない」
「この体に明日が来る限り」
カラーで描写されたみんなの姿が……泣けてくる……。
珠世さんだけ逆向きに歩いてるのがなぁ……。
やはりそちらに行くことになってしまうのかなぁ……。
珠世さんは全く微塵も後悔はないのだと分かっていますが言葉に詰まる思いです……。
一瞬、奥の水色のシルエットも猗窩座っぽく見えて上弦の鬼たちだったりするのかなと思いましたが、珠世さんが後ろ向きなのに上弦の鬼たちが柱たちと同じ道を歩めるとは思えません。
なので、きっとこれまでずっと戦い続けてきた鬼殺隊の隊士さんたちでしょうか。
悪鬼滅殺を掲げた鬼殺隊の旅は、数え切れないくらい多くの命によって繋がれていました。
だから悲願成就のこの瞬間は、切なさよりも喜びの気持ちを強く持って迎えたいと思います。
話は、あの激闘の一夜から三ヶ月後!
炭治郎の再生した腕はしわしわになり動かせない状態となっていました。
二の腕辺りを上げ下げするくらいは出来ているようですが、肘から下は触られているのもわからないみたいです。
右目も同じく、形は戻っていても視力は無くしているようです。
自分のことより禰豆子の体を心配する炭治郎。
禰豆子はとても元気です。
きっと多少無理していても禰豆子は微塵も感じさせないのだろうけど、少なくとも禰豆子は心がとてもとても元気です。
炭治郎は自分が傷つけてしまったみんなのことを気にかけている様子。
でも禰豆子から「そんなこと気にする人いると思う?」と叱られて複雑な表情。
炭治郎には気にしないで生きてほしい。
そんなこと言っても気にするだろうから、それなら傷つけた分もたくさん子孫を残して欲しい。
どうやら、愈史郎曰く炭治郎が人間に戻れたのには2つの理由があったらしい。
まず1つ目はもちろんしのぶさんの薬。
もう1つの理由は、一番最初に噛んだのが禰豆子だったこと。
というのも、禰豆子は一度鬼になって人間に戻っている体だから、
無惨の細胞に対しての抗体を持っていて免疫があったらしい。
人を一人も喰っていない鬼として最も脆弱な時に禰豆子を喰い、
禰豆子の持つ抗体を摂取したお陰で何とか人間に戻る可能性が生まれた、という感じでしょうか。
お館様や炭十郎さんが禰豆子を戦場へと送り出した理由がこんなところにも……。
まさかこんなにも具体的な理由があったとは思っていませんでした。
もっとこう、家族の絆の力で炭治郎を引き戻すために禰豆子の存在が必要!とかそういうメンタル的な理由だとばかり……。
やっぱり凄いなぁ鬼滅の刃は!!
あと炭治郎の鬼としての素質。
愈史郎曰く、一瞬で太陽を克服しているしずば抜けている、無惨より禰豆子よりお前には鬼の素質があった、とのこと。
だからこそ尚更、ギリギリまで自我が消えずにいられたのも凄いことだと言います。
「本当によく頑張ったな」
「えらいよお前は」
その炭治郎の頑張りに愈史郎もこの表情にこのセリフ。
トンガリは泣いた。
愈史郎優しくなったなぁ……。
しかし秒で毒舌を撒き散らされて真顔に戻るトンガリ。
十中八九照れ隠しというかいつもの愈史郎節だとは思いますが愈史郎らしすぎて笑ってしまいます。
そのまま帰ってしまいますし。
と同時に、いつもと調子の違うところを垣間見せられて一抹の不安を感じました。
しかし炭治郎が愈史郎の背に声を掛けてくれてその不安も和らぎました。
「愈史郎さん死なないでくださいね」
「珠世さんのことずっと覚えていられるのは愈史郎さんだけです」
この言葉に何も返すことなく愈史郎は去ってしまいましたが、トンガリは信じてます。
愈史郎はきっとこれから何も得るものがなくても、居場所を転々とし落ち着くことがなかったとしても、
珠世さんのことを忘れず鬼殺隊の戦いを忘れずずっと生き続けてくれることを。
茶々丸が愈史郎の顔をジッと見てましたが、泣いていたのかなぁ。
炭治郎真っ直ぐ声を掛けてくれてありがとう。
場面は変わり、産屋敷家。
最後の柱合会議が行われていました。
参加者は、風柱・不死川実弥、水柱・冨岡義勇の二人。
産屋敷家現当主・輝利哉様から 鬼殺隊解散 を告げられます。
「長きに渡り身命を賭して」
「世の為人の為に戦って戴き尽くして戴いたこと」
「産屋敷家一族一同 心より感謝申し上げます」
義勇さんの反応も実弥さんの反応も素晴らしく爽やかで凄く嬉しかったし、
輝利哉様は本当に立派だったし、鬼殺隊の柱と産屋敷家の強い絆を感じてまたもトンガリはこみ上げてしまいました。
輝利哉様はこれからも凄く大変だと思うけど鬼殺の戦いよりも厳しいものなんてありませんよね。
産屋敷家が苦しめられていた早世の宿業も良くなっていることを強く祈っております。
柱からの言葉に年相応に感極まる輝利哉様もそれを見た柱二人の反応も微笑ましいというかほんわかするものだったんだけど、なんだろう。
なんだろうこの実弥さんと義勇さんのアイコンタクト。
面白い意味で物凄く違和感があってなんかとても優しい気持ちになってしまった。
義勇さんも優しく話せるようになったし実弥さんもギスギスした雰囲気がなくなっているし、鬼さえいなければどれだけの幸せな世界があったんだろうとまたちょっと暗い気持ちになってしまった……。
これからこれから……。
またも場面は蝶屋敷!
みんなが炭治郎や禰豆子をお見舞いにきてくれていました。
元音柱・宇髄天元さんとその奥様方。
そして煉獄家の槇寿郎さんと千寿郎くん。
みんな相変わらずで和みます。
槇寿郎さんが遠慮気味でほっこりします。
千寿郎くん滅茶苦茶炭治郎に懐いててかわいい。
刀鍛冶の里の鋼鐵塚さんも鉄穴森さんも小鉄くんも来てくれているし、
“隠”の方々も剣士だった方たちも来てくれています。
もちろん村田さんもいますね。(あまりにもさり気なさすぎる……)
みんなが炭治郎たちのことを心配してくれているようで暖かいです。
あ~~戦いが終わるとこんなにものんきで気楽な気持ちになれるのか。
もう誰も命を懸けて戦わなくてもいいんだもんな~~。
お腹すいた伊之助が台所で盗み食いをしてアオイちゃんに怒られる下りはもう暖かすぎて言葉もありません。
伊之助も変わったな~~~~!!!!
初期の伊之助だったら悪鬼滅殺が終わったらまた次の相手を求めてそうだけど平和な暮らしの中でも幸せを築き上げていけそうですね。
しのぶさんの最期を聞いて悲しむアオイちゃんを見ずに済んだのは吾峠先生の計らいでしょうか。
今後はただただ幸せなこれからのことを考えて生きて欲しいです。
庭に出た炭治郎はカナヲちゃんを見つけます。
初代・花の呼吸の剣士が植えた桜 “必勝” の下で語らう二人。
こちらもホワホワさせてくれます……。
やりとりが何か和ませられるんだよ~~。
表情かな?
表情が凄く優しく感じるような。
舞い散る桜が凄く綺麗で素敵です。
二人とも右目は失明してるのかな?
カナヲちゃんが「全然見えないわけじゃないんだよ」と言ってるのは左目のことでしょうか。
左目もこれまでのカナヲちゃんの眼の描き方とちょっと違ってるんですよね……。
トンガリ的に凄くビックリしたのがこれ。
鏑丸さああああん!!!!
よくぞご無事で……嬉しいです……。
蛇柱様のお友達って……実弥さんがそうやって説明してくれたのかな……。
飼い蛇とか言われなくて嬉しい……。
でもなんでカナヲちゃんに?
視力が落ちてしまったからサポートとして贈ったのかな?
鏑丸さんがいたら普段の生活は心配なさそう。
あの戦いを潜り抜けた蛇なんて鏑丸さんしかいないでしょ。(そりゃそうだ)
炭治郎も鏑丸さんの生存に涙してるの好き。
一方、風柱・実弥さんは屋敷内で禰豆子とばったり遭遇していました。
快活な禰豆子に毒気を抜かれた実弥さんは素直~に謝罪します。
事情を知れば詫びるようなことでもない様に感じますが、それでもきちんと謝罪する実弥さん。
好きです。
鬼さえいなければ最高の兄貴ですよ。
柱合会議の時も感じましたが、これからもしっかり生きてくれそうな雰囲気でかなり安心しています。
「私寝るの好きです」という禰豆子の言葉に玄弥の面影を重ねた実弥さんは、
最愛の弟に出来なかった優しい表情で禰豆子の頭を撫で立ち去ります。
実弥さん、寂しいだろうなぁ……。
これからどうするんだろ……。
鱗滝さん、義勇さんとも会えて喜ぶ二人。
義勇さん髪切りましたね。
片手だと髪を結ったりするの大変そうですもんね。
さっぱりしていて凄く格好良いです。
何より表情が断然違いますね。
夢みたいな世界です。
優しい世界。
鱗滝さんのお面もう必要ないでしょう!!
素顔見せてくださいよ!!!!
お願いします!!!!
そして。
炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助の四人は竈門家の実家に向かっています。
と、その前に一緒に戦った鬼殺隊の隊士たちのお墓参り。
供えている花は何でしょう。
木の枝っぽいのでモクレンとかでしょうか。
お墓に供える花って木じゃなくて草花のイメージだったのですが枝についた花を供える場合もあるんでしょうか。
調べてもいまいちよく分からないしよっぽど不適切な植物でなければ何でもいいのかな。
閑話休題。
久々登場の三郎さんとも再会できて良かった。
三郎お爺ちゃんめっちゃ泣いてるけど責任感じてたりしたのかなぁ。
三郎お爺ちゃんが炭治郎を帰らせなかったお陰で最強の鬼が生まれることなく無惨を倒せたのだからある意味MVPですよね。
いやいくら炭治郎でも鬼になりたてでは義勇さんに勝てず殺されて終わっていたか……。
それでも炭治郎たちの旅が始まらなければ無惨を倒すのはもう少し先になっていたかもしれないし、やっぱりMVPの一人ですね!
鬼滅の刃のMVPはたくさんいても良いんです!
辿り着いた竈門家。
家族たちを埋葬した場所からはたくさんの花が……。
竈門家のみんなが出迎えてくれてるみたいで泣けてきてしまう……。
この花はなんだろうなぁ……白い花……。
花だけがにょろっと伸びてるのが彼岸花とかアルメリアに見えますが、葉の感じが違うような。
ダリア園でダリアがこんな風に花だけ高く伸びてるの見たことあるような気がしますがあれは剪定とかされてたかも……?
花の感じがちょっと違うかもだけどデイジーとかも近いかな……。
タンポポも白い種類があるらしい。
でもこれも葉っぱがちょっと違うかな……。
わからん。
みんなで掃除して共同生活スタート!
毎晩ワッハッハと声が漏れる平和でおだやかな生活が始まりました!!
そして時は流れ――…
時代は現代!?!?!?!?
なにィーーーー!?!?
度肝を抜かれる展開で次号、センターカラー大増24ページ!!!!
感想
ええええええ!!!
どんな展開ですかこれは!
無惨後のみんながどう過ごすかは物凄く気になっていましたが……まさかの現代!!
痣の代償とかどうなったんだよぅ!!
平和な時代に受け継がれてきた子孫たちの話になるのかな。
ん?
明治後期大正初期生まれとなると流石にもう生きてはいないよね……?
みんなの子孫を見るの楽しみだ。
数年後の後日談好き。
産屋敷家が立派な財閥を作り上げてたりしたら笑ってしまいそう。
ラストページの炭治郎が思いっきり左手使ってるなぁと思ったら作画ミスとのことでした!
吾峠先生も激戦お疲れ様でした。
次回からの展開がどうなるのか分かりませんが精神的には一息つくことができるでしょうか。
さてさて、ラストの衝撃が抜けませんが気になったことを。
まず炭治郎の鬼としての素質。
竈門家の鬼への適性高すぎ問題です。
以前に、「子守唄を歌っていた葵枝さんが意味深な表情をしてた!怪しい!」と予想していたのですが葵枝さんの血筋に何らかの鬼由来のものがあって適性が高くなったとか考えました。
しかし!
全く触れられずに時代が現代にまで流れてしまったのでそんなことはないのでしょう。
たまたま炭治郎たちは鬼としての素質が高かったのかな。
そういえば、黒死牟が稀に鬼にならない者もいる、と話していましたが特に触れられませんでしたね。
別に重要なことではないけどそんなやつもいたよというただのぼやきだったようですね。
紛らわしいことを……。
そして、
最後の鬼・愈史郎!!
愈史郎だけは現代まで生きててもおかしくない人物です!
愈史郎は現代で凄く生きづらそうで心配です……。
身分証とかが無いと生活しづらいし、食事も昔よりハードル上がってそうだし……。
産屋敷家みたいな後ろ盾があれば問題なく暮らせそうだけど、どうなってるんだろう。
現代でまた鬼が現れてて戦ってたら嫌だなぁ。
それかこういう映画とかでありがちな展開も考えられる?
鬼がいなくなって平和な世界が訪れた
→と思いきや鬼の仕業としか思えない事件のニュースが!
→誰にも知られずに鬼は生きているのかもしれない……そう、アナタのすぐ傍に……
~END~
このもやっとさせる感じはB級感が拭いきれないので流石に無いですね。
知りたかったのは10年後くらいの話だったから思っていた10倍くらい時間が飛んでて全く予想がつかない……。
えーーどうなってるんだろう!!
というか全員生まれ変わっててキメツ学園連載スタートでいいよぉ!!
これ以上戦いが続くのは辛いし、サクッと連載が無くなってしまうのも寂しい!!
となるとキメツ学園が一番平和じゃないですか!!!
んで合間合間に前世の記憶とか夢とかで、柱たちの外伝なんかを挟み込んでいく。
うひょーーーーめっちゃ読みたい!!!!!
何にせよこれ程大胆に現代まで話を飛ばすのならやはり鬼はもういないんだろうなぁと思います。
となると『鬼滅の刃』というタイトルを掲げている以上、一区切りすることになるのでしょう。
うう……。
それにしても現代て!!
どうやって物語が展開されるのか読めませんよ!!!!
とにかく、爽やかで読後感の良い物語であって欲しいです。
204話はとてもとても爽やかで優しい気持ちになれました。
でも寂しいです。
もっとみんなのなんてことない日常も見たかった。
次回、どうな話になっても思いっきり楽しみます!!
とりあえず、明日発売の鬼滅の刃単行本20巻をすぐに取りに行って一週間耐えます!!!!
大丈夫だ……未来はもう動き出してる……。
それでは次回もよろしくお願いします!
キメツーーーーーーーー!!!!
「鬼滅の刃」各話まとめはこちら
https://manga-more.com/archives/2602
トンガリさん、とてつもなくお久しぶりです。
TOULU です!
実は無一郎君達のところからロス激しくて、トンガリさんの所へ赴く事が出来なかったほど。
紙面で買って読んでおりました。
次号がまさかの現代社会。
とうとう、終わりになるのか、そうかぁ。と色々思い浮かべながら色々またもや妄想を巡らせています。
前回まで激しすぎる展開に、読んだ後、タメ息連発や暫く動けない事も多くて、大変でした。
とにもかくにも、生きている人々のその後を見ることができて感慨深かったです。
トンガリさん、ロスってた間、ずっと拝見していました。
再び訪れ、ご挨拶出来たこと、トンガリさんを囲うように、思いがある方々とも出会えて本当に嬉しく思っています。
この場をおかりして、トンガリさんと皆様方に心から謝意を伝えたいとおもいます。
鬼滅を通じて、出逢えた皆様方、色々な思いを感じさせて頂き有り難うございました!
次号、とっても楽しみです!
キメツーーーーー!