おはこんばんにちは!!
トンガリです!!
色んな漫画週刊誌が合併号やらなんやらでバタバタしておりてんやわんやに混乱しているトンガリです。
ですが、こんなタイミングでトンガリが最高に応援していきたい作品が連載を開始致しました。
最高です。
週刊誌はいつだってこういった出逢いを秘めているから毎週毎週読んでしまうんです。
その作品というのがこちら!!
あの月に向かって打て!
出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第1球
週刊ビッグコミックスピリッツ2020年6号
あの月に向かって打て!公式作品ページ
https://bigcomicbros.net/comic/anotsukinimukatteute/
過去に週刊少年サンデーで連載していた『GOLDEN★AGE』や『最後は?ストレート!』でその実力を披露してくれた寒川一之先生の期待の新作がビッグコミックスピリッツで連載開始!
『あの月に向かって打て!』!!
『GOLDEN★AGE』も『最後は?ストレート!』も単行本を買うくらいハマっていたトンガリにとっては滅茶苦茶楽しみな連載が始まり新年早々最高にハッピーです!!
今なら上記のリンクから第一話を読めるので是非ご覧頂ければと思います!!
なにはともあれまずはあらすじから!
あらすじ
文月弾輝は高校一年生。
志望の栄邦高校への受験に失敗し、家から徒歩10分の県立玉縄高校に入学する。
三年間の受験勉強が無駄になったことに絶望的な気分で登校する弾輝。
しかし、担任の勧めや同級生の誘いなど、ひょんなことが重なり野球部を見学することになり!?
ジャンルとしては前作に引き続き野球を題材としたスポーツ漫画。
しかしただの野球漫画にならない魅力的な話作りが寒川先生の真骨頂です。
第1話では上記のあらすじに続き、野球部の見学から一転、フリーバッティングをすることで野球にハマらせる作戦にまんまと乗ってしまう主人公・文月弾輝。
しかし一度も野球をやったことの無い弾輝は30分間一度も打つどころかバットに当たりもしなかった。
冷やかしで見学に来た人間ならすぐに辞めてしまうような状況であっても30分間打席から離れようとしない弾輝は、投手からハンディを申し出されても受けることなく妥協せずに“打つ”意志を貫く。
そんな姿を見た捕手が弾輝にポイントをアドバイスする。
そしてアドバイスを素直に聞き、臨んだ次の球は見事にヒット級の当たりに!!
初めてボールを打った感触に感動する弾輝で1話目は終了!
1話目は物語が膨らんでいく予感と主人公に新しい“目標”が見つかるワクワクする展開でした!!
感想
面白い!!!!
文章だけの感想では伝えきれない繊細な描写がたくさんあり過ぎてどこをどう称賛するべきか難しいレベル!!
やはり寒川先生の武器というか作品の魅力の一つは、個性的なキャラクターにあると感じます!!
「おかまいなく!」が口癖の主人公・文月弾輝。
ハイレベルな実力を匂わせ、野球に対して誠実な笠原。
トンガリ的にはこの二人に特にハマってしまいましたが、
他にも勉強が得意な弾輝の姉や只者では無さそうな野球部の監督、ただのマネージャーとは思えない女子部員(もしかしてもしかすると男の娘ルートもあり得る)板部岡雪江。
等々、十二分に物語を彩ってくれそうなキャラクターがたくさんで、これが色んな登場人物を上手く交流させてくれる寒川先生の作品なのであれば期待するなという方が難しい。
なんなら今回チラッと申し訳程度に名前とデフォルメ姿が描かれただけの、中2の時に弾輝に告った山県さんなんかもレギュラーキャラ化してくる可能性大でしょう。
それだけ寒川先生はキャラクターの動かし方が上手なイメージがあります。
今回の話でも、弾輝の最終打席がただバットにボールが当たっただとかちょっとだけ前に飛んだとかでなく、レフトフェンス直撃という長打にする辺りに 寒川先生の作風 を感じます。
主人公・弾輝は幼い頃運動が得意だったとか匂わせる描写もいくつもあるので、ここから才能を開花させていく物語になるのではないかと思います。
これまでの作品を読んでいても、寒川先生は“才能”というものについて何かしらの思い入れがあるのだろうなと感じるので、今回はどの様に“才能”という良くも悪くも人の人生を左右するものを描かれるのか気になります。
今回地味に印象に残った場面として、野球部の監督・内藤先生 の言葉を紹介します。
「Mas vale tarde que nunca.」
「『遅れてもやらないよりはマシ』って意味だ」
この言葉を聞いて、トンガリも「何かしたい、毎週感じている面白い楽しい凄いという感情を形にして残していきたい!」と思い立ち、ブログという手段で発信し始めた時のことを思い出しました!
高校受験に失敗した弾輝もこの言葉に何かを感じていたのが素敵だなぁと思った。(なんだそれ)
弾輝の口癖の「おかまいなく!」も好きです!
負けず嫌いで折れない意志、そして経験者のアドバイスを素直に受け取るメンタル。
そして秘められた運動能力。
急成長の素材は揃っているので、ここから野球漫画ならポジションなんかも大きな山場を作れると思いますしどう料理していくのか待ちきれない!!
やっぱりピッチャーか!?
でもそうなると「最後は?ストレート!」と被ってしまうが……。
あとトンガリ的には捕手をしていた 笠原 も弾輝と同じくらい気になるキャラクターですね。
経験者が初心者を相手にする時は、大抵の場合少し小馬鹿にしてしまうというか侮ってしまう部分があると思う。
だけど全く打てる気配は無いが絶対に譲らない芯を持った弾輝を見て、止めさせるどころか的確なアドバイスを授けているシーンを見て感動してしまった。
トンガリは意外とこういった流れに弱い。
そこから奮起する弾輝も、全力のフルスイングの表情も、最高に熱い。
少年漫画かと錯覚するようなこの青い衝動を、青年誌でどう描くのか。
今後も激しく期待していきたい。
急に新たな漫画の感想を書き始めましたが、「あの月に向かって打て!」だけはしっかり面白さを伝えられるように発信していきたいと思います。
寒川先生のこれまでの作品も大好きなので紹介できたらより良いと思うのですが週刊連載を追いながら書けるかどうか……。
でも伝えたいなぁ……。
ほんとに面白いんだよなぁ……。
とりあえず2話の感想もすぐに書きますのでよろしくおねがいします。
一人でも「あの月に向かって打て!」の単行本を買ってくれる仲間を増やせますように……。
それではまた次回の投稿もよろしくお願いします!!
モア!
おはこんばんちわ!(懐かしい。
エマです。
こちらも読ませていただきました!
(4話分、感想はすべて読みました)
あの月に向かって打て!1話も読みました!
いいですね!面白い!
爽快感のある引きで、爽やかでスーッと気持ちのいい清涼感のあるスポーツ青春ものになりそうですね!
ゆうきまさみ先生や河合克敏先生に似た雰囲気があるなあ、と思っていたら、河合克敏先生のアシスタントやってはったんですね。納得。
寒川先生の作品は初めて読みましたが、GOLDEN★AGEはタイトルと絵柄の記憶がありました。
個人的な見所としては、未経験者がその分野における技術をどのように習得していくのか?というところですね。
そこそこ上手くなるところまでではなく、トップレベルまで上手くなるというところが、視座が高くワクワクします。
何か新しいことを始める人へのエール的なマンガにもなりそう。
ベイビーステップも好きで読んでまして、最後らへんちょっとコミックス買えてないんですが、確かにガリ勉(死語)が高校からスポーツを始める導入は似たものがありますね。
スピリッツも昔毎週買ってまして、一番思い出深いのが、能條純一先生の月下の棋士ですねー。
「次週、詰むや詰まざるや!?」みたいなアオリで、毎日を生きる力の一つになったものです。
こちらの感想も追いかけさせてもらいますね。
それではまた!