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鬼滅の刃 第185話「匂いのない世界」感想・考察

出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第185
週刊少年ジャンプ2020年1


おはこんばんにちは!!
トンガリです!!

渋谷を歩いていたらド派手に鬼滅の刃の広告を見かけました!
盛り上がってますね~!
本編も世間の盛り上がりに負けない熱い勢いを感じます!!

回を追う毎に加熱していく最終決戦!
早速本編を見ていきたいと思います!!

というか今回は表紙からすでに本編ですね。
眠る禰豆子に語りかける炭十郎さん。

竈門家のこの力、主人公の家族だから事細かに描写されているだけということもあるとは思いますが、毎度凄いですよね。

下弦の伍・累の時や上弦の陸・堕姫戦で禰豆子が暴走しかけた時もですが、竈門家だけは本当に今も傍で見守っているんじゃないかと思うくらい。

走馬灯や、しのぶさんがカナエさんに喝を入れられた時のものとは一線を画するように思えていますが、これは家族の強い絆故のものだと考えていいのでしょうか……。

と思いきや、今回はもうひと家族。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第185

炭治郎の危機を感じ、走り去っていく禰豆子。
周りの者たちには様々な憶測ができてしまい、とにかく禰豆子を止めなくてはと判断した輝利哉様。
とその瞬間、背後から輝利哉様に語りかけたのは、先代お館様・産屋敷耀哉様。

「禰豆子は好きにさせなさい 大丈夫だから」

優しかった先代お館様を思い出して不覚にもほろりとするトンガリ……。
そしてぽろぽろと涙を溢す輝利哉様を見て完全に涙目になるトンガリ……。

禰豆子を追わなくていいという判断。
先代お館様が導いてくれたような描写でした。
これまでの産屋敷一族の先見の明も、今の輝利哉様のように一族の悲願を成し遂げようと誠心誠意努めている当主にこうして歴代の当主たちが助言をくれていたのかなぁとちょっと思いました。
産屋敷一族はこうやって責務を繋いできたのだろうなぁ。
先代お館様が輝利哉様を想う気持ち、歴代当主が後世を想う気持ちの繋がり、まさしく不滅。

鬼滅の刃は不滅の刃ですね。

そして先代お館様もとい輝利哉様の判断で、メタ的に禰豆子が酷いことにならないことが確定!?
ひゃっほう! やったーー!!

無惨に吸収されるリスクもあるけどそれ以上に無惨滅殺のキーになるってことですよね。
無惨の毒血の解毒は禰豆子がすることになりそうだし、攻撃面でも鬼を焼くことができる禰豆子の爆血が大いに活躍しそうです。
最終決戦だし炭治郎も出し惜しみはさせないでしょう。

半天狗戦以来の共闘?
これは炭治郎と禰豆子の兄妹の絆の赫刀が再び見られそう!!

戦況はともかく今回の先代お館様の登場は最終決戦の先行きを一気に明るく照らしてくれたように思えます!
先代お館様好き好きーー!!
早くキメツ学園来てくださーーーーい!!!!

飛び出していった禰豆子は元水柱・鱗滝左近次さんを軽く振り切る程の速さで駆けています。
凄く速いです。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第185

炭治郎の元へ導くのは父・炭十郎さん。(多分)
余りにも普通にいて、教えてくれているんですよね……。

全然関係ないけど映画『リング』で死んだにも関わらず主人公にヒントを出すためにテレビ画面に映り込んでカバンを指差していた高山さんを思い出しました。
そのせいでほんのちょっとだけゾクッとしてしまいましたが、生きている人のために力を貸してくれる肉親やご先祖様なんて怖がってはバチが当たってしまいますね。

なんとなく小さい頃おばあちゃんちが怖かったことがあったのですがあれももしかしたらご先祖様に暖かく見守られていたのを感じ取ってたとか……?

閑話休題。

禰豆子はかなりの高さの崖を飛び降りながら突き進んでいき、鱗滝さんは禰豆子を見失ってしまいます。

崖に向かって飛び込んでいく禰豆子と月が美しい~~。

その月が眺めるは、無惨細胞が傷口からどんどん広がって瀕死になっている炭治郎。
と、無惨と斬り結んでいる水柱、蛇柱、恋柱の三人。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第185

全員被弾してしまいました!!!!

ああ~……これくらいの傷ならまだまだ戦えるだろうに……でも致命傷なんだぁぁ……。

と思いましたけど、禰豆子が向かっていることを考えると余裕です。
禰豆子ファイヤーで解毒です。
無惨、恐るるに足らず。

でも義勇さんがなんとか水の呼吸の剣士の刀を拾おうと考えていても出来ていなかったり、
伊黒さんが三人がかりでも息が続かないと苦戦していたり、無惨戦が厳しい状況なのは変わりありません。

そしてとうとう、無惨の毒によって動きが鈍ってしまった蜜璃さんに無惨の魔の手が!!
庇いにいこうとする伊黒さんに「自分のことだけ守って!!」と突き放す蜜璃さん!!!!

無惨の攻撃が蜜璃さんに当たるかと思われた刹那!!


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第185

悲鳴嶼さあああああん!!!!

遅れてやってきたぁぁぁぁ。

悲鳴嶼さんが登場した時の柱たちの安堵(?)した表情ときたら……。
こういったギリギリの戦いの中で、この人の到着がどれ程心強いことか……。

そして痣の制限時間がまだあるようで本当に本当に安心しました。
ええ、物凄く安心しました。

自慢の羽織りは無一郎くんに捧げ、ようやく、最も強く最も慈しい男が到着致しました!!!

いよいよもう無惨戦イケる気しかしません。

勝つでしょう。これは。

「黒死牟を倒した鬼狩り……」と悲鳴嶼さんには関心を示す無惨。
一応部下の戦闘をきちんと気に掛けるトップらしいところを見せてくれます。
猗窩座を倒した二人を初戦に選んだのは日の呼吸の系譜に連なる炭治郎がいたからだと思っていますが、もしかしたら、万が一かもしれませんが、猗窩座の仇討ち的な感情を持っていた可能性も……。(ただし猗窩座はそんなこと望んでいない)

黒死牟を倒した鬼狩りに気を取られている隙に、もうひとりの黒死牟のを倒した鬼狩りである風柱・不死川実弥さんに唐竹割りにされる無惨。

もちろん斬られながら再生する無惨は意識外の攻撃であっても瞬時に再生、何事も無かったかのように反撃します。

が!


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第185

それだけでは終わらないのが対鬼戦闘のエキスパート!!
不死川実弥!!!!

無惨に油を引っ掛けて、炎上させます!

元々無惨対策をしていたのか、どこからか油を調達してきたのか定かではありませんが、
こういった刀での戦闘以外の戦い方が出来るのは不死川実弥の真骨頂ですね!
伊達に鬼殺隊に入る前から鬼を狩っていた訳ではありません!!!

「ブチ殺してやる この塵屑ゴミクズ野郎」というセリフに頼もしさしか感じません。
炎に照らされた怒りの表情が素敵。

でも目が……目の暗さが……。

岩・風柱二人の加勢から攻勢に転じようという時、遠くからその戦いを見守る存在が。

村田さんです。

「家族の仇…殺す…殺す!!」なんて殺気立っています。
村田さんも様々な想いを内に秘めた剣士なんですよね……。

今にも飛び出さんと刀に手を掛けた瞬間――。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第185

「村田――――!!」

「炭治郎が動けない!」
「安全な所で手当てを頼む!!」

義勇さん!!!!!

普段あんなに喋らないのに弟弟子の為に!!!!

それに村田さんの名前!!!!!

共に錆兎に助けられた守られた二人。
今度は義勇さんが炭治郎を村田さんに託すとは……。
義勇さんが錆兎と同じかそれ以上の剣士になったみたいだと思って胸がいっぱいです。

最終選別で錆兎が義勇さんを預けた剣士って村田さんかなと思ってたけど、服は村田さんっぽいけど髪の感じが違いますね。
目を覚ました義勇さんに事情を説明してるのが村田さんか。
サラサラキューティクルヘアー。

そして村田さんは炭治郎の姿を見ても「これはもう…」とか「うっ酷い傷だ」とか言わずにただただポジティブに助けようとしているところがなんとも涙腺にきてしまって……。
なんか優しくて好きなんだぁ。

運ばれる炭治郎もギリギリ意識はあるようで……。

しかし、その意識が深い闇へと……落ちて――。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第185

目を覚ますとそこは青空でした。

回想!?

とはちょっと違う感じですね!

記憶の遺伝?
この感じは炭吉さん……でしょうか?

炭吉さんの体験を炭治郎が意識だけ憑依する形で追っていくタイプの過去回想かな。

となるとやはり鍵になってくるのは縁壱さんか。
それとも竈門家に連なる真相とか絡んできちゃう!?
すやこさんの眠りの秘密とか一気に回収されちゃう展開でしょうか!?!?

ここにきて核心に迫りそうな過去回想はテンション上がってしまいますーー!!!!

いざ次回ーー!!!!


はい。

今週も展開がどんどん動いていきますね。

まずキーになると思われてはいたもののどう動くのか読みづらかった禰豆子。
現在戦場へと爆走中。

そして鬼殺隊の最高戦力である“柱”が勢揃いしました。
現鬼殺隊最強の悲鳴嶼さんもいますしここからは割と戦いになってくれると信じたい。
ただ攻撃を喰らってしまった柱がいるのでそこが心配……。
禰豆子の到着はおそらくもう少し時間が掛かるだろうし……。

とかいって次回にはもう戦場に到着してたりするのが鬼滅の刃なので油断していきましょう。

とはいいつつまぁ、次回は流石に炭吉さんの過去回想でしょう!
なんと言っても気になります!!
竈門家の掘り下げか、縁壱さんの青年期の掘り下げ。

かな。

めっちゃ気になる展開じゃないですか……。

黒死牟戦の時は陰鬱とした感情が詰め込まれていたので今回は爽やかな要素が含まれていて欲しい……。

あと単行本18巻出ましたね。

ひとつだけ言いたいんですが、キメツ学園でも玄弥が可哀想で可哀想で。

単行本未読の方にはネタバレになってしまうかもしれないのであまり詳しくは書きませんが、
どうせアレも後から理由とか真相を知ったら「実弥さんはしょうがないなぁ」くらいになるんでしょうね。

あの状況を本編の実弥さんを参考にして最大限に擁護してみるとしたら……。

賞状をもらうことは玄弥の本当にしたいことじゃなかった、とか?

射撃部で頑張っているのは家族や兄弟や周りの人のためで、本当に自分がやりたいことは他にあった。
でも、自分を押し殺して部活動で素晴らしい成績を残した玄弥に「自分の好きなことをやれェ」と強めの叱咤をしたらああいう形になった、とか?

射撃を練習しているのはそれくらいしか取り柄がないし将来警察にでもなれば誰かを守ったり助けたりできるとかそういう感じ……?

「本当は、才能はないけど数学に興味があって本気で勉強したい。でも才能もないのにやるなんて意味ないよな……射撃だけは昔から得意だしその才能を活かせるように将来は警察になってみんなのことを守れるようになろう」と考えていた玄弥だったら、実弥さんがきつめの行動で背中を押すのもギリ許容範囲です。

流石に「射撃なんか将来なんの役にも立たないから数学勉強しろォ」って理由だったら実弥さんが悲鳴嶼さんとか煉獄さんとかカナエさんとかにスマッシュブラザーズされてしまうと思う。

あとは狛治の長すぎて本編に入らなかったエピソード……。
泣くでしょあんなの……。

18巻はまとめて読んだらまたこみ上げるかな~と思ってはいましたが、
案の定こみ上げました。

話の作り込みが尋常ではありません。

とんでもなく素晴らしいと思います。

早急にキメツ学園での救済が望まれます。

本編の感想よりも単行本のおまけについての方が長い……?

今回のおまけかなり内容も多く密度も濃かったですよね?

本編に関しても何か他に書きたいことがあったような……。

そういえば無惨。

てな感じで上弦の受けた苦しみ履修コース継続中ですね。いいぞぉ。
「死んだ→死んでなかった」も一応妓夫太郎でやっているのか。

そういえば今回蜜璃さんが命の危険に晒されたにも関わらず伊黒さんは特に奥の手を出すとかそういった行動はありませんでしたね……。
もしや特に何もないのでしょうか……?

ま、無惨に勝った後色々あって痣問題も解決したら蜜璃さんと平和に暮らしてくれていればそれでいいんですけどね。

今回も愈史郎は登場しませんでしたね。
無限城を崩壊させて任務完了であればすぐにでも無惨の元に復讐にやってくると思うのに来ないということはまだまだ仕込みがあるということかな。

悲鳴嶼さんや実弥さんが遅れてきたのは距離の問題もあったけど、油や無惨用に考えていた策を実行するために色々調達していたからと見た。

ここにきて結構良い材料が揃ってきてトンガリの気分も上々です。
テンションもいい感じです。

単行本もあるので次回までも余裕で耐えられます。

よーーーーし感謝のキメツ筋トレをして待機命令です!!

次回もよろしくおねがいします!!

キメツーーーーーーーー!!!!

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