出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第170話
週刊少年ジャンプ2019年38号
おはこんばんにちは!
トンガリです!!
戦いを切り抜けた鬼殺隊の面々は――!?
上弦の壱・黒死牟戦の最中、奇跡の合流3秒前でいきなり和ませてくる鬼滅の刃!!
善逸は引き摺られてはいますが命に支障は無さそうで何よりです!
村田さん善逸伊之助カナヲは合流したらどこに向かうか。
前回の扉絵で移動中だった水柱・義勇さんと炭治郎も行き先不明ですしまだまだ戦況が動きそうな予感。
愈史郎が消えてるのは独断で珠世さんの元に向かったからでしょうか……。
本編では岩柱・悲鳴嶼さん対黒死牟戦の舞台裏からスタート。
早く悲鳴嶼さんの痣が見たい。
無一郎くんが痛みに耐えながら、柱から刀を抜き、そして肩から刀を抜いています。
なんというか……見開きまるまるつかってこの描写を挟むのは……。
吾峠先生は無一郎くんが苦しむシーンが好きなのだろうかと思わずにはいられないくらい細やかな描写です。
いたそぉ……。
そして無一郎くんはもう数時間で失血死してしまうくらいにダメージが大きく、おそらくほぼ戦闘不能みたいです。
「俺は宇髄さんほど体格に恵まれていないから~」とは無一郎くん談。
天元さんのあのタフネスは恵まれた肉体由来のものだったのですね。納得です。
妓夫太郎との死闘でめちゃくちゃボロボロになってたのに歩いて帰ってましたからね。
同じくボロボロで死は避けられずとも役に立てと己を鼓舞する無一郎くんは刀を拾って走り出しますが、そこにはタフネスがもうひとり。
胴切りにされた玄弥が「すまねぇが胴体を…強く押しつけてもらえるか?」と呼びかけます。
流石の時透さんも第一声が「玄弥!生きてるの」です。
この状態の玄弥を見たら在りし日の善逸だったら気絶してしまうのではないでしょうか。
そしてここで黒死牟の髪の毛を取り込む流れが。
こっちはこっちでどうなるか興味深い展開。
今更ですが玄弥のダメージが壮絶すぎて辛い……。
哀絶に穴だらけにされた時は瞬時に再生してたからあんまり意識してなかったけど、上半身と下半身がずっと泣き別れ状態でいるのキツすぎます……。
一秒でも早く髪を食べて回復してください。
そして場面は岩柱対上弦の壱へ!
悲鳴嶼さんの痣を見た黒死牟は「残念だ…」と呟きます。
更に悲鳴嶼さんの年齢を確認すると、おもむろに何かの喪失を嘆きはじめました。
そしてこの発言――。
「痣の者は例外なく…」
「二十五の歳を迎える前に死ぬのだ」
あああああああ痣のリスクの話だあああああああああああ!!
しれっと主要キャラの死がめちゃくちゃ近くまで迫っていたことが発覚し一気に色んな感情が押し寄せてきました。
少なくとも現在19歳の蜜璃さんはもう自分の子供が大人になった姿を見ることができません。
悲鳴嶼さんなんて二十五を超えて痣を出したもんだから「今宵の内にも死ぬだろう…」なんて言われています。
早逝するとか予想ではしてたけれども……二十五って数字はいったいどこから出てきたんですか……。
悲鳴嶼さんの「そうなると私は一体どうなるのか…」という発言も最悪な形で回収されてしまいましたぁ……。
黒死牟がたくさん話してくれたお陰でいろいろなことが分かってきました。
話していることを素直に受け取れば、黒死牟の狙いは“研鑽し極められた肉体と技を残したい”というものでしょうか。
鬼になった理由も自身の剣技を保存しておきたかったからで筋は通っています。
しかし納得できないのが、痣を出現させ力を向上してもそれは寿命の前借りに過ぎないという言葉。
寿命の前借りしているなら、痣を発言し続けていれば二十五を待たずして死ぬのだろうとは思います。
では、トドメの一撃を繰り出す際や、必殺の瞬間のみだけ痣を発現させるような戦い方をしていれば寿命の前借りもそれほどではないのでは?
そういった使用法でも二十五で“例外なく”死を迎えてしまうのでしょうか。
苦しい……。
寿命の前借り、今宵の内に死ぬと言われても一切動じない悲鳴嶼さん。
それもそのはず、痣発現のリスクは承知済み。
あまね様から聞かされていたリスクがおそらくこの二十五歳案件だったのだと思います。たぶん。
悲鳴嶼さんは鬼殺隊・柱の覚悟を語ります。
「鬼殺隊である限り明日の命の保証はない」
「何を今更己が命など惜しもうか」
「そのような生半の覚悟で柱になる者などおらぬ」
「甚だしき侮辱、腸が煮えくり返る」
この辺りはもう本当に悲鳴嶼さんよく言ってくれたと……。
ハドラーとハドラー親衛隊の関係を思い出しました……。
しかしトンガリは「この間も痣を発現させ続けている……?」「寿命がどんどん削れていく……」とか考えていました。
痣の使用による寿命の減少は時間単位?それとも出力度合いとかあるの?
完璧に使いこなしたりしてしまうと寿命の方もグッとたくさん持っていかれてしまうのでしょか。
黒死牟の“鬼となり肉体と技を保存する”という考え方と、
悲鳴嶼さんの“人として生き人として死ぬことが矜持”という考え方がぶつかり合います。
悲鳴嶼さんのこの言葉には黒死牟も「ほう」と感嘆の声を漏らします。
そして悲鳴嶼さんからの次の一手が状況を大きく動かします。
例外はあったッ!!
心の目を持っている悲鳴嶼さんは黒死牟相手であっても気後れすることなく冷静に洞察していました!
ちょっと悪い顔してる悲鳴嶼さんもかっこいい!!
動揺し、これまでとは違う様子で悲鳴嶼さんを殺しにかかる黒死牟を迎え撃ち、またしても撃ち合いが始まります。
この月の斬撃を砕いてる描写がほんっとにかっこよくて好きです。
どんな相手であっても一歩も引かぬこの勇姿。
まさに不動の柱。
鎖があるから戦闘描写も「斬撃を飛ばす」とか「斬撃が不規則に変形する」とかそういうことなしで遠距離にも対応しており、めっちゃ物理で強いって感じ。
こういう正統派の強さがかなり大好きなのでもう悲鳴嶼さん凄くかっこよくて語彙力も怪しくなってきました。
一方、傷を縫えと言われた風柱・不死川実弥さん。
縫合完了していますが……思っていたよりもエグい……。
これって糸じゃないですよね……。
現代人的には金属製で幅のあるホチキスのようなものでバチンバチン止めたような見た目なのですが……。
糸がなかったから布で縫ったとか?
いやそんなことできる!?
なんなんでしょうこれ……すごく痛そうです。
そして呼吸を整えつつ戦線復帰せんとする実弥さんの頬に痣が!!
おおー! 風車!!
というか今ですか!!
弟がやられたところを見た時には出ていなかったのに……。
あの時は出なかったのではなく、出さなかったのでしょうか。
悲鳴嶼さんも既に痣をいつでも出せる感じでしたし、何人かは柱稽古期間中に痣を発現させていたのかもしれませんね。
もしかして義勇さんも?
そして痣を発現させた実弥さんは悲鳴嶼さんと黒死牟との戦いに斬り込みます。
相変わらず攻撃は当てられていませんが少しずつ余裕は奪えているはず……。
「今の世代の柱殆どが痣者か…」
痣者って呼ぶんですね。
見事な連携を見せる風柱・岩柱タッグに少なからず感心しているかのような心境の黒死牟。
もしかすると戦国時代は仲間と言えど手の内を全てさらけ出すのは危険とかで、あんまり連携をとったりする空気ではなかったのかも?
実弥さんの調子もすっかり戻って、次回は更に黒死牟の底を引き出してくれることでしょう!!
玄弥や無一郎くんの動向も気になりますし毎回毎回気が抜けねーー!!です!
はい。
ハイテンションな雰囲気を出そうと頑張っていますが、痣者は二十五で死ぬと言われて凹んでおります。
例外とはいったいどのような……?
たぶんおそらくですが、黒死牟と痣、髪型が似ている日の呼吸の剣士がその例外で二十五を過ぎても生きていたのかな……。
でなければ黒死牟がこれほど動揺したりはしないと思うので……。
死なないためには鬼となるしかない!→鬼化
からの、普通に二十五を過ぎても生きてるやつがいた。(しかも日の呼吸の使い手)
って感じでグレにグレて今に至るのでしょうか。
あまりにも人間味に溢れすぎていて憎めない。
日の呼吸だけが二十五を超える唯一の方法とか?
現代では生き残る方法が確立されていてみんな生存ハッピーエンド希望なんですが何をしたらいいですか?
あとですね、前回あれだけかっこよく披露された悲鳴嶼さんの痣なんですが……。
今回はなんと一コマしか描かれていない!!!
たまげましたね……。
あと痣を出したらそれこそもう戦闘でのみ語るしかないと思っていたので結構喋っていたのが痣の無駄遣いのようでハラハラそわそわしました。
悲鳴嶼さんが初めて痣出した時はどんな感じだったのだろう。
黒死牟は「今宵の内にも死ぬだろう…」と言っていましたが、ただ痣が発現しただけでは特に問題はないのかな。
痣による力の向上をフルに活用するような激しい戦闘を行うと寿命が凄まじい速度で消費されていくとかそんな感じであれば納得なのですが。
実弥さんの痣も、どうしてこれまでの戦闘で痣を出していなかったのかが思いつかないので、あの時あの瞬間が初痣なのでしょうか。
だとしたら何故あのタイミングで……?
一息ついているところですし、玄弥が刻まれていた場面の方が激しい怒りで体温も上がっていそうな感じなので……。
風車っぽい痣も少し意外。
全身の傷が痣のように変形し暴風警報って感じの痣が出る予想でした。
傷跡に痣が出るみたいなイメージありましたけど、それってもしや炭治郎だけ?
無一郎くんも毒針が刺さった痕に痣が出ていたようなイメージがありますが、そうとはっきりばっちり分かる感じでもないんですよね。
おでこの辺りは怪我していないのに痣出てますし。
これはもう痣と傷はあんまり関係ないと思っても間違いではなさそう。
悲鳴嶼さんの羽織はどういう力で背中にくっついたままなんでしょうか。
凄い速度で戦い合ってると思うのですが羽織が落ちません。
あっ。
もしも実弥さんが痣を出せることを無一郎くんが知っていたとしたら、
玄弥が「兄貴を死なせたくない」と言っているシーンで無一郎くんの返答の前に「…」がついているのはもう二十五で死ぬ覚悟で痣を出して戦うつもりなのを知っていたからでしょうか。
柱全員、死ぬのが分かっていても痣を出すために柱稽古に打ち込めるのは本当にお見事としか言いようがありません。
蜜璃さんなんて柱稽古中その事が分かった上であの態度だったんですよね。
元師匠である煉獄さんの死からの里での竈門兄妹との会話といい、蜜璃さんも凄くしっかりと柱なんだなぁと感じ入るものがあります。
あーやっぱりしんみりしてしまいます。
痣発現のリスク、重いですねぇ……。
だって炭治郎……誰よりも長く痣を発現させて戦っているし寿命どうなっているのか……。
せめて……無惨を倒して下さい……お願いします……。
悲鳴嶼さんが黒死牟戦の途中で寿命が尽きてしまったりしたら煉獄さんの最期の時と同じかそれ以上にへこたれると思いますのでその時はどうか背中を押して下さると助かります。
柱のような覚悟はなかなか持てませんが、凡人は凡人なりに応援したい……。
なんだか鬼殺隊の方に流れが傾いてきているように思えますが、それでも黒死牟はここまで無傷。
油断していると絶望の落とし穴に落としてくるのが鬼滅の刃の良さでもありますので、今一度気を引き締めて次回の展開を待つとしましょう。
柱たちの幸運を祈って。
キメツーーーー!!!!
心拍数と寿命の関係性についての記事か何かを昔は読んだ記憶があり、それかなと最初思いました。
大体23億回心拍したら死ぬという内容でした。
前に霞柱が痣発現中は心拍数200くらいになってた、と言っていました。常識を逸する心拍数消費により寿命が削られてパワーアップしているのかなと。
でもそれだとちょっと説明と合わないんですよね。痣の発現から寿命の消費が始まるので、発現が早く多用するほど短命になるはず。つまり25歳という数字には結びつかないんですよね。岩柱が今宵死ぬともならないはず。
ということで、ちょっと違うのかなと思いました。