出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第169話
週刊少年ジャンプ2019年36・37号
おはこんばんにちは!
トンガリです!!!!
トンガリ、岩の呼吸に弟子入りしたいのでこれから毎日足腰の鍛錬をしたいと思います。
あのみんながやっていた股割りのような中腰の姿勢を維持するトレーニングをしよう……。
いつか丸太を担げと言われてもできるよう、継続を目標に……。
という訳で岩柱・悲鳴嶼行冥さんのバトル回です!!
水柱・冨岡義勇さんとご存知我らが主人公の竈門炭治郎も移動を初めているのでまだまだ状況は変化していきそうではありますが、ひとまずは上弦の壱戦を応援していきましょう!!
どうやってか風柱・不死川実弥さんを助け出していた悲鳴嶼さん。
抱えて高速移動したのか鎖で引っ張ったのか。
単行本のおまけページでもいいので重傷を追いながら高速移動させられて悶絶してる実弥さんが見たい。
悲鳴嶼さんは助け出した実弥さんに「腹の傷は今すぐ縫え」と指示します。
腹を縫ったら戦線復帰して援護しろと言うことですね。
流石にこの戦いにおいて柱の命を全て使い切ることに何の躊躇もない覚悟完了済みと思って良さそうですね。
いや柱のみならず鬼殺隊剣士一同全ての命でしょうか。
素直に「はい、すみません」してる実弥さんはレアですね。
「何とかできねえのか悲鳴嶼さんよォ」とか言ってたのに……年齢的なことだけでなく剣士として尊敬しているのが分かって良いですね。
先刻まで命を擲つような戦いをしていたのですからほんの少しの安堵感もあったかもしれません。
柱からも一目置かれる柱、それが鬼殺隊最強の岩柱です!
そして予備動作もなく鉄球を回し始める悲鳴嶼さん。
例によって黒死牟は悲鳴嶼さんの体を分析します。
「素晴らしい…」
「極限まで練り上げられた肉体の完成形…」
「これ程の剣士を拝むのは…それこそ三百年振りか…」
おおお……。
かなり高い評価……。
三百年振りというと「日の呼吸」の剣士たちがいた時代ですよね多分。
三百年前にはゴロゴロいたってニュアンスでもないしこれはかなり熱くなってきました!
ゴウンゴウンと凄まじい轟音をあげながら鉄球を振り続けます。
その気迫か、はたまた鉄球を回転させることによる気流の操作によるものか、
黒死牟は空気が引き寄せられるような感覚を覚えています。
よく見ると黒死牟の髪が悲鳴嶼さんの方になびいているので本当に空気が引き寄せられてる……。
どれだけの速度で鉄球回しているんだ……。
そして両者睨み合いが続き……。
悲鳴嶼さんが鉄球を投擲し戦闘が始まりました!!!!
ページをめくったら静から動の切り替わりでめちゃくちゃかっこいい!!
鉄球を躱しざま月の呼吸を繰り出そうとする黒死牟!
に対して、手斧も投擲し技を出させまいとする悲鳴嶼さん!!
の攻撃を躱し再度月の呼吸を繰り出そうとする黒死牟でしたが悲鳴嶼さんの岩の呼吸がそれを阻止しました!!
岩の呼吸 弐ノ型 天面砕き
それ普通の日輪刀だとどうやるんですか!?!?
本来はもうちょい高い位置で、刀身を踏みつけて下方向への斬撃を加速させる的な……?
想像してみたらすごくアクロバティックな動きで恋の呼吸みたいになってしまった……絶対違うな……。
天面砕きは躱されましたが、間髪入れず鎖を使って黒死牟の頚を狙います。
そして衝撃の事実が判明。
黒死牟は「この鎖は斬れぬ!!」と鎖を斬ることを諦め、回避に徹しました。
この高速の攻防戦で斬ろうとしてから回避に切り替えて間に合うのも凄いですが、その黒死牟の髪の毛を千切ることに成功した悲鳴嶼さんも流石です。
どうやら悲鳴嶼さんの扱う鎖、斧、鉄球、全ての鉄の純度が極めて高いようです。
そして黒死牟の刀は黒死牟の肉から造られているとのこと。
肉で造られた刀ね……強度とかどうなっているのか……。
鬼殺隊の日輪刀を拾って使っていれば鎖は斬れたのでしょうか。
さらにこれ程に太陽光を吸い込んだ鉄は刀匠の技術が最盛期だった戦国時代にも発見されていなかったそうです。
鬼を滅殺するために日々研鑽を続けていたのは剣士だけでなく刀鍛冶もってことでしょうか。
炭治郎が受け継いだ黒刀と悲鳴嶼さんの斧はどっちが強いのか気になります!!
個人的には現代の技術の最高峰が過去の名刀を超えていたら胸が熱くなります!
この鎖斧鉄球を作ったのは鉄珍様でしょうか。
というか太陽光を吸い込んだ鉄って一番純度の高い陽光山の鉄を使ったってだけではないですよね。
ちゃんと刀鍛冶も凄いって話ですよねこれ。
遠距離の間合いはよくないと見た黒死牟でしたが「間合いの内側に入れば良いだけ…」と距離を詰めます。
この流れに元炎柱・煉獄杏寿郎さんの「ならば近付くまで!!」を思い出し何故だかウルっとするトンガリであった。
黒死牟が間合いを詰め斬撃を放つも、悲鳴嶼さんは跳躍し、黒死牟の頭の上を飛び越えます。
ビックリするほど飛んでます。
鉄球と鎖の慣性とかをうまく使って飛んでるんですね!?
そして空中からそのまま黒死牟に斧の一撃!!
当たったかに見えましたが惜しくも服を掠めたのみ。
黒死牟の回避も余裕を持った回避ではなく、紙一重の動きで躱すようになってきましたね。
それだけ拮抗した攻防になっている……?
「この武器を手足の如く扱える筋力」
「あの重量の図体でこれ程の身軽さ俊敏さ」
「俄には信じ難し」
風柱・実弥さんもタフネスさを「人間にできて良い芸当ではない…」と褒められていましたが、
悲鳴嶼さんのこれは紛れもなく戦闘力のみでの評価。
流石鬼殺隊最強の剣士です。
そして悲鳴嶼さんの鎖が黒死牟の刀を捉え……。
折った!!
イケます悲鳴嶼さん!!!!
岩の呼吸 肆ノ型 流紋岩・速征
月の呼吸 弐ノ型 朱華ノ弄月
両者呼吸の打ち合い!!
しかし刀の折れた黒死牟は分が悪いはず!!
と思いきや。
黒死牟の刀は再生していました。
そういえば先程「私の肉で造られたこの刀」と言っていましたね……。
ふんっ……。
「折られた所で…すぐに再生するのだ…攻撃は…無意味…」
「哀れな…人間よ…」
というセリフ。
これはダメージを受けても再生するから意味ないぞという意味にも取れなくもないです。
でも刀折られたのにそれはちょっと負け惜しみ過ぎない?
もしも真剣での戦いだったら剣を折られれば一気に形勢不利だと思うのですが。
どうせ再生するから躱さなかったって考えならそもそも頚以外への攻撃は躱さなくてよくない?
今まで散々攻撃全て回避しておいて回避するのが面倒な速度の相手との戦いだけ「再生するから無意味」ってのはちょっとかっこ悪くない?
剣士としての勝負は悲鳴嶼さんの勝ちでいいですか?
そんなこと言ってると「剣士とは?(鎖斧鉄球)」って言われてしまうか!?
それとも酩酊状態が効いてるのか黒死牟さんよォ。
もう全く描写がありませんがちゃんと酩酊してますよね?
刀の再生速度もかなり速いですし、これは黒死牟本体も攻撃を喰らったら普通に再生しそうですね。
ここまで一度も攻撃を喰らっていないのは逆に何か再生できない理由があるからではないか、という予想もありましが再生できそうな可能性が高くなってきました……。
あと鬼殺隊の刀を奪わないのも、手に馴染んだ刀を使いたいというだけでなく、
月の呼吸の不規則な三日月はこの黒死牟の肉刀でなければ出せないから?
この打ち合いで顔を斬られてしまった悲鳴嶼さん。
軽傷だし戦闘に支障は無さそうですが、黒死牟は未だ無傷という現実を考えると甘く考えてはいられません。
この実力差が、体力再生力無限の鬼相手では致命的だからです。
このジリ貧の状態が続いては……悲鳴嶼さんでも厳しいのか……。
と思っていた矢先に悲鳴嶼さんが口を開きます。
「これは…無惨の時まで温存しておきたかったが」
「ここで負けては元の木阿弥」
「今使うも止む無し!!」
痣、発現──!!
めちゃくちゃかっこいい痣キターーーー!!!!
トンガリ的にはめっちゃくちゃかっこいいのですがどうですかこれ!?
やはり発現していた痣!!
無一郎くんもそうでしたが、自在に発現させることができるようになっているところが流石です!!
しかし「温存しておきたかった」と言っていることから痣のリスクが……?
それとも無惨戦まで隠しておいて切り札を多く残しておきたかったというだけでしょうか……?
兎にも角にも、これが最強状態でしょう!!
さあ、次回死闘加速です!!!!
やばいですね!!
もうすっかり黒死牟とまともに戦っているのですが、無一郎くんはなんであそこまで手のひらの上で転がされてしまったのでしょうか。
やはり剣士(武術家)同士の戦いともなれば経験の差が顕著に出てしまうのでしょうか?
思えば鬼側には純粋な闘技者が黒死牟と猗窩座しかいませんでした。
柱同士の稽古があったとは言え、格闘技を身に着けた相手との命を取り合うギリギリの戦いは出来ていなかったのかもしれません。
それにしても岩の呼吸。
エフェクト無いんですか。
何ともシンプルな。
あとどれも刀を用いる剣士はどうやって使うのか検討もつかない派手さ……。
でも岩の呼吸って基本の呼吸のひとつなんですよね……?
これから他に岩の呼吸の剣士が出てくるとは思えないし岩の呼吸剣士版はみることができないのだろうか……。
でも岩の呼吸と月の呼吸の打ち合いで、鎖で三日月の斬撃を割ってるのがべらぼうにかっこいいです。
痣を温存していた理由について、もしもリスクがあるから温存していたのだとしたら。
寿命を削るとかであれば命を懸けた戦いであれば温存したりせずに使うと思います。
それとも30近い年齢の悲鳴嶼さんだとすぐに寿命を使い果たしてしまうほどの速度で寿命を削ってしまう……?
しかしそうすると常時痣が出ている炭治郎は……?
というか痣のリスクはほぼほぼ「炭治郎は?」で棄却されてしまうような……。
ということは痣を温存していたのはやはり奥の手として隠し持っていたかったから、でいいのでしょうか。
ふーむ。
悲鳴嶼さんの武器が凄い。
物凄く太陽光を吸い込んだ鉄。
これだけごっつい鉄球を作れたのなら、もう刀一本くらい作れなかったのだろうか。
炭治郎の刀も黒死牟の肉刀を灼くことができるのか興味深い。
何故どんどんテンションが落ちていっているかというと……。
合併号だったことに気付いたからです……。
ものすっごく面白くてこんなにも続きが気になる展開なのに……。
仕方がありません……世の中にはお休みが必要です……。
しかし週刊少年漫画オタクにとっては……。
お休みをもらっても漫画が出ないとなるとどうしたらよいものか……。
いつもこの時期はしょんぼりしてしまいますね……。
何かひとつくらい鬼滅の投稿をしたいところですがこういうこと言っていつも何もしないものですからトンガリの性格がよく分かりますね。
はーーーー悲鳴嶼さんかっこよかった!!
2週間このまま待つのですかー!
黒死牟へのダメージとして、刀を折ったのはカウントしても良いのでしょうか。
ノーカンであれば未だノーダメージの黒死牟。
上弦最後の鬼として堂々たる強さを見せつけていますが、悲鳴嶼さんの参戦で辛うじて勝機が見えてきたと言ったところでしょうか。
水柱・冨岡義勇さんと竈門炭治郎組もこちらに合流しそうですしなんだかイケそうな気がしてきました。
ようし、さらに張り切って応援するぞぉ!!
そういえば無一郎くんと玄弥が一コマも描かれないという……。
確かに悲鳴嶼さんの戦いは目が離せないという感じでしたが……。
わざとかな。
あ、折れた黒死牟の刀を玄弥に食べさせられればとりあえず玄弥は復活できそう!!
髪でもいいのかな!?
玄弥も悲鳴嶼さんの弟子ですし、すでに画面外で悲鳴嶼さんに体くっつけてもらっているかもしれませんね。
そしたら玄弥が無一郎くんも救出していて……。
鬼滅は画面外で物語が進行していることもあるのでそんな感じの動きはあるのかもしれませんね。
実弥さんは自分の体を縫うソーイングセットを常備しているのだろうか……。
性質上、傷の治療には長けているだろうなぁとは思いますが……。
意外と家庭的……。
次週が合併号だと思うとなんだか名残惜しいですね。
悲鳴嶼さんすごくかっこよかった。
ここまではすごくすごいので次回からもどうか……。
とにかく今のところ一対一の戦いが連続している状況なので、無理に痣出したりせずに味方の戦線復帰を待ったりして多対一に持ち込んで欲しい。
悲鳴嶼さんの戦闘力でも痣を出さなければそれくらいの持久戦に持ち込むことすら厳しいのでしょうか。
童磨もそうでしたが黒死牟の底が全く見えなくてどれだけでも嫌な展開が思い浮かんでしまいますね……。
しかしそれでも童磨だって倒したんです。
炭治郎たちの到着や愈史郎、蛇恋柱の戦い等々まだ事態が好転する材料もたくさんあるので次回もまた期待して待つことにしましょう!!
それでは今週もご拝読ありがとうございました!!
いつもよりちょっと遠いですが次回の戦いでお会いしましょう!!!
キメツーーーー!!!!
悲鳴嶼さん頑張ってくれてますね!
それでも今のところは黒死牟の方が上手な感じではありますが……。
他の上弦の鬼に比べてまだ黒死牟の攻撃が地味なのは全然本気を出していないからというのもあるのではないかと思います。
猗窩座も童磨も玉壺や半天狗もみんな最初は手抜きか小手調べといったところでしたし。
どれほど強いといっても所詮人間、「精々楽しませてほしい」くらいの感じで腕試しをしているだけかもしれません。
仮に「攻撃は無意味」が再生力不足という弱点を突かれないためのハッタリだとしたら黒死牟というキャラクターの格が死んでしまうのでは……。
もはや剣士としての矜持も無し……。
かたや眼がたくさんある黒死牟にかたや盲目の悲鳴嶼さん、この辺りが触れられないのは寂しいですよね!
悲鳴嶼さんの切り札が痣だけとは限りませんよ!
お館様が用いた爆弾とかも密かに用意しているかもしれませんしね!
あと黒死牟には闇落ちの理由とかもあるので、もしかすると道を極められていないのかもしれません。
恐らく、道を極めていたであろう日の呼吸の剣士が無惨と敵対していたことを考えると、逆に無惨に加担するような性根では道を極められないということもあるかもしれません。
あの大量の眼球もどうしても覗くことのできなかった“透き通る世界”を見たい一心で鬼化した際に発現した容貌なのかもとか考えてます。
まだまだ底が知れないキャラなので本当に興味深いです……。
吾峠先生はこういうところをぴったり繋げてくださる方なのでワクワクが止まりません。
うむむ、ファンタジー要素というか、鬼滅の世界では「鬼」というものは存在していると設定された舞台装置であって、尚且つ人の無力さ儚さを謳っている作品で……。
何といえば伝わるでしょうか……。
例えるなら、デスノートという作品では“デスノート”と“死神”いう超常の存在はあっても、それ以外はリアルな路線で描かれていました。
あの作品で途中から超能力者が現れてしまってはこれまで積み重ねてきたうまく作られ推理されてきた世界観が一気に崩壊してしまって、推理しようにもできない何でもありな作品になってしまっていたと思います。
鬼滅の場合はもう少しファンタジー寄りなので、超能力者異能者等々出てくる可能性はゼロではないと思いますが、それでも今までに力を持たない人間が呼吸法といった技術や諦めない心、繋ぐ絆で戦い続けてきたという尊さにスポットを当てていました。
そういった本来なら決して鬼には敵わない“ただの人間”が鬼を打倒するという物語のテーマを、いきなり伏線無しで異能者等が登場してしまうと少し変化させてしまうんじゃないかなと思った、という一個人の感想でした。
でも少年漫画好きとしてはやはり「例外」とか「特異体質」とか好きなので一人くらい特殊な能力者いてもいいかもという気持ちも大いにありますので絶妙なラインで鬼滅の作風に違和感なく登場してくれたら諸手を挙げて喜びます。
玄弥が鬼に寄りすぎてしまう展開、あると思います……。
それも仲間を守るためとかで分かっていながらとか……。
そして獲得した血鬼術を使って仲間のために戦うって考えるだけで切ないです。
読者視点だと人間に戻す薬の存在を知っていますが、玄弥のような一般隊士は薬の存在も知らないかもしれないので……熱くなりそう……。
いっぱい食べる蜜璃さんが好き。
純粋に居場所ができて仲間ができて良かったなぁと思えるお人……。
骨折といえば善逸。
前は神速使うと足の骨折れてましたよね。
同じくラノベキャラクターの平和島静雄という人物も幼少期かは自身の怪力のせいで骨折を繰り返していましたね。
ただこちらは骨折と回復を繰り返して段々と肉体も強くなっていったのだったかな……?
もしかしたら蜜璃さんもあったかもしれませんよ〜。
それかちょっと力を込めただけで相手を怪我させてしまった過去があり、どうしても無意識にパワーをセーブしてしまっているとか!
何気にまだパワーアップありそうな方ですね蜜璃さん……。
悲鳴嶼さんの強さも黒死牟の不気味さもまだまだ底が見えません!
それでも柱や同期のメンバーが集まり、仲間が増えれば増えるほど勝機も見えてくることでしょう!
次回まで長いですがトンガリは能天気に希望的観測をしながら待ちます!