鬼滅の刃 第95話「最期」感想

鬼滅の刃 第95話「最期」感想

出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話
週刊少年ジャンプ2018年9号



出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話

男が守り抜いたものは、彼女達への想い――。

前回ラストに妓夫太郎が放った円山旋回。
その衝撃によって周囲の街はめちゃくちゃになってしまっていました。
しかしそんな中で宇髄さんの奥様方三名は皆さん生き残ることができたようです。
良かった……本当に良かったです……。
ただ宇髄天元さんはこれもうなんかまずい感じでしょうか。
左目も切られて腕も斬り落とされて腹も刺されて……むぅぅ……。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話

目が覚めた炭治郎も妓夫太郎の最後っ屁から生還を果たしていました。
禰豆子が助けてくれたようですが、毒まで回復していることは疑問です。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話

遠くから善逸の声が!
善逸も生還し、目も覚めたようですね!
このキャラの変貌はやはり前回までは寝ていたということでしょう……。
このキャラ設定、無理がありますね。(嫌いとは言ってない)
善逸は毒を食らっていないので順当に回復することができそうですね。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話

善逸よりももっとやばいのが伊之助。
心臓の音がどんどん弱くなっているようです。
距離があったとはいえ、円山旋回からの生還率ヤバイですね。仮にも上弦の必殺技なのに……。
指向性がなければただ破壊力があるだけでそれほどの脅威ではないということなのかもしれません。

しかし毒の方はそう甘くないようで、伊之助の心音は徐々に弱くなっていきます。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話

陽の光にあててはどうかと思考を巡らせますがまだ夜は明けず。
何故、毒を喰らったはずの炭治郎は動けるまでに回復しているのか?

伊之助の命を助けたいと涙ながらに知恵を振り絞っていると――。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話

なんと禰豆子が伊之助を燃やしてしまいました!!
焼いて止血? 殺菌? なんて思いましたが、
禰豆子の炎は想像以上の力を持っていました。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話

なんと毒を燃やし消すだけでなく、爛れた皮膚まで治してしまいました。
鬼の血鬼術による害を無効化するというか、無力化するような効果があるのでしょうか。

そう言えば無間列車編でも、禰豆子が縄や切符を燃やすことで
安全に血鬼術を無力化していましたね。(参照)

しかし毒を無力化するだけならまだしも、毒によって悪くなった箇所を治癒してしまうとは。
伊之助は発火後すぐに「腹減った、なんか食わせろ!!」と、かなり元気になっています。
今回の件で禰豆子の血鬼術の汎用性の高さが明らかになりましたね。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話

そして場面は代わり致命傷を負った天元さんと宇髄家の皆様なのですが……。

ここ最近の鬼滅の刃で一番笑いました。

忍者の解毒薬も鬼の毒には効果がなく、須磨さんが泣き喚いているところから始まるのですが
そんな須磨さんにまきをさんもエスカレートしてしまい天元さんが喋ろうとしている言葉も聞き取れません。
天元さんの状況が絶望的なだけにしんみりするのかと思いきや、最期の言葉も残せない展開は
意外すぎて笑いしか出てきませんでした。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話

ボッと燃やして回復です。
禰豆子のお陰で天元さんも生還できそうです。

しかしここでも須磨さん……。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話

「いくらなんでも早いです火葬が!」

「まだ死んでないのに焼くなんて!」

なんかすごく和む人ですよね、須磨さんて。

炭治郎曰く、禰豆子の血鬼術で毒を燃やして飛ばしたとのこと。
傷は治らないと言っているので良かったです。
こういう命懸けの戦いだからこそ輝く物語で安易な回復キャラはあまり好きではありません。

天元さんにもう動かないでくださいと伝えた炭治郎は
傷だらけの体のまま禰豆子におぶってもらい鬼の頚を探しに行きます。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話

道中、血の匂いを嗅ぎつけた炭治郎は上弦の鬼の血を採取することに成功します。
これは近々久しぶりの登場となる珠世さんが見られるかな?
珠世さんと愈史郎くんの会話が好きなのでとても楽しみです。

さらに鬼の匂いを辿っていくとまだ口喧嘩をしている鬼の兄妹を発見しました。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第95話

タフですね……。
通常の鬼も結構タフですがやはり上弦ともなるとかなりしぶといんでしょうか。
鬼であることが歪めてしまった兄妹のカタチ…、とあるので次回から鬼兄妹の過去回想でしょう。

哀しそうな炭治郎の表情で次回へ。


宇髄天元さん、生還おめでとうございます!!

いやーこれは快挙ですよね!
百年以上も入れ替わりのない上弦の鬼を討ったとなれば鬼舞辻側にも鬼殺隊側にも
大きな報せとなることでしょう。
日の呼吸の使い手がいたとはいえ、段取り等は天元さんの功績ですし見事な活躍だったと思います。
現役を続けることは難しそうですが、育手になるのは無理ではないと思います。
以前雛鶴さんが話していた、
「上弦の鬼を倒したら一線から退いて、普通の人間として生きていきましょう」
という言葉通り、引退するのでしょう。
この言葉の後に続いた「その時四人が揃っていなくても恨みっこなしです」という発言が
とても嫌なフラグに感じていたので、
今回天元さんも生き残り宇髄家が全員生き残ったことは本当に本当に嬉しいです!

そして鬼の兄妹の方ですが、実はこの二人結構嫌いではなく、むしろ好きなタイプの敵です。
特に兄の方ですね。
実は良い奴とか良いところもあるとかではなく、悪党としてブレないところが好きなのかもしれません。

どういう経緯で鬼になったか、何のために鬼になったのか。
上弦ともなれば歴史も古いし語られることは多くあると思います。

人格としてはとても好感の持てない二人でしたが、二人の絆だけは気になります。

どのような最期を見せてくれるのか。
楽しみに待ちます。