おはこんばんにちは!!
トンガリです!
あの月の公式Twitterはあまり更新されませんね。
このままではこのブログの更新の方が頻度が高くなるという事態に。
代わりにTwitter管理させてくれないかな……と思ったがトンガリも頻繁にTwitterを触るようなタイプではなかったとさ。
それではあらすじ感想いってみましょーー!!
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『あの月に向かって打て!』作品ページから第1話を試し読みできますので、未読の方は是非!!
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「マンガモア」では週刊誌で連載中の最新話をメインに感想を書いていくので単行本派の方はネタバレ注意です!!
また感想・考察は個人的な解釈に基づいたものとなっておりますので原作者様の想定している解釈と異なる場合がございます。
その点をご理解、ご容赦頂ければ幸いです。
第42・43話 あらすじ
神奈川地区予選2回戦、早見対玉縄。
描写無しで玉縄の勝利!
2回戦突破です!!
いや、描写少しだけありました。
弾輝が気持ちよく空振りしている場面が。
スタメン5番起用された弾輝でしたが、残念ながら4三振だったみたいです!
相変わらず配球の読みを試みているようで……。
大道寺先輩からは「経験の浅いお前が配球なんて読めるわけねえだろ!やめろやめろ!」と叱責され、
笠原からは「下手に読んで裏目に出てるのかもな」と優しくフォローされています。
この二人は早見戦でも絶好調で、笠原3打点に大道寺先輩4打点と打ちに打っています。
凄まじい得点力です。
チームは栄邦対平科の試合を観ていくことに。
この試合の勝者が3回戦の相手です。
ここは十中八九、栄邦でしょう!
練習に行き対戦までした弾輝も意識しています。
とここで部長があかりちゃんと間宮が居ないことに気付きます。
どうやら二人はタケさん監督に「学校戻って特訓しろ」と言われたらしいです。
間宮も?と疑問に思う部長に笠原も雪江ちゃんも「間宮、なかなか面白いですよ」とフォローを入れています。
同学年としてのフォローではなく、実際にこれまでの練習試合で4度登板しトータル5失点に抑えてるという初心者とは思えない安定感を根拠にしたフォローです。
先輩方からはけっこう打たれてるように感じられていたようですが、いわゆる打たせて取る形が玉縄の堅い守備とハマっているのかもしれません。
相変わらずなんとも侮りがたいやつです。
さてさて、あかりちゃん先輩と間宮の特訓の様子はと言うと、
どうやら二人で教えっこをするために二人共を学校に戻らせたようです。
というのも、あかりちゃんから間宮にはツーシームの投げ方を。
そして間宮からあかりちゃんへは、
マウンドでの心の持ちよう!
ハルくん度胸あるからって!
こういうので良いんだよって展開、好き。
間宮の図太メンタルさえ身に着ければ最強エース風魔先輩の復活ですよ。
葛藤しながら克服していくところも見たいけど、もう次は栄邦戦だし奇跡みたいにアッサリ乗り越えて欲しい……!!
だからといって間宮は素人で特に何の考えもなく言われるがままにピッチャーをやっているので「しらん。自分で考えろ!!」と面白くなさそうにしています。
頼んだぞ、間宮。
あとツーシームって言葉、聞いたことはあるけど実際よく知らんと思って調べてみました。
難しかったけど、速球の種類のひとつという認識で良いのだろうか。
フォーシーム(こちらも聞いたことはあっても意味は知らんかった)というのがいわゆる直球。
一般的にイメージされるストレート。
まっすぐな速い球。
そしてツーシームというのが、クセ球、曲がったり落ちたりと変化する速球。
って感じらしい。(Wikipedia調べ)
ボールが1周スピンする間に縫い目(seam)の線が4回(four)通過するからフォーシーム。
2回(two)通過するならツーシーム。
この違いをボールの握る向きを変えるだけで使い分けて、同じフォームから変化の違う球を投げられる、って認識で合ってるかな。
一回転で縫い目が4回通過するとか2回通過するとかちんぷんかんぷんだったけど
実際にボール握ってる写真見たらめっちゃ分かりやすかった。
本当にボールの向き変えるだけで一回転で縫い目が通過する回数変わるの。
野球のボールの縫い目って不思議な模様だよな~と思ってたけど結構大事な要素だったんだなって感じました。
気になった方は是非検索して見て欲しい。
ちょっとだけ野球の知識が増えたトンガリでしたとさ。
閑話休題。
栄邦戦を観る前に先輩たちから頼まれた飲み物を買っていた弾輝と笠原の一年コンビ。
栄邦ってどれくらい強いんですか?と漠然とした会話をしながらも笠原が太原のことをどう思っているか気にしている弾輝がチームメイトって感じで良いです。
と、そこにまさかの来訪者が。
なんと桂・太原バッテリー登場!!
思いっきり気まずいまさかの遭遇に弾輝がメチャクチャ気を遣っています!!
そんな気遣いも虚しく速攻で煽ってくる太原に、スパッと言い返す笠原!
想像以上にバチバチですねこの二人は!
すぐに「こんな奴らに用はない」と立ち去ろうとしてくれただけマシですが、
珍しく桂くんも弾輝に対して一言残していきます。
「残念。」
「キミら『野球』をできないよ。」
少し意味深な言い回しでさらっと宣戦布告。
まぁストレートにレベルが違い過ぎて野球にならないってニュアンスでしょうか。
言うなぁ。
その後の気を遣って話す弾輝と静かに闘志を燃やしてる笠原が良い。
クールというか、さらっとした印象のある笠原が太原の控えに回った時、すごくショックを受けていたというのは良い意味で印象が変わった。
やっぱりこれくらいの年代のスポーツマンには負けて悔しいと感じていて欲しい。
そして何よりも「俺は笠原くんは負けてないと思いますよ!」と話す弾輝に対して放った笠原のこの持論が素晴らしい。
「実力で劣ってたかもしれないし、監督の好みだったのかもしれない…けどな…」
「口先で俺は勝ってる…なんて、いきがっても意味はないだろ。」
この潔さが笠原の格好良さを際立たせてますよね~~!!
闘志は燃やしていても決着をつけるまでは口喧嘩なんかしない!
やはり勝敗は直接対決でつけなければ!
中学最後に正捕手として選ばれた太原も言うほど「自分が勝った」とは思ってないかもしれませんね。
現状は勝ってる、くらいは思ってるかもしれませんが、想像以上にこの二人の関係性が熱いものだった。
弾輝の「笠原くんと太原くんはお互いに意識し合う、絶対に負けたくない宿敵なんだ。」って独白が良い。
最初はガタイだけで選ばれた噛ませ犬になるかと思ってたけど……太原も良いキャラに感じてきた……。
さてさて固唾を呑んで栄邦戦スタートを見守りつつ次回へ!!
と思いきや、
先に戻った二人の練習風景がっ!!
ツーシームがすごい変化するなんてほんとに間宮は才能あるのか!?
それともあかりちゃんが捕球に慣れてないだけとか!?
でも野球歴長いんだし色んなピッチャーとキャッチボールしてるよね……。
間宮無双に恐れを感じつつ今度こそ43話へ続きます!!
鬼気迫る一撃…!!
というわけで始まった栄邦対平科!
いきなり3回表、栄邦4番・朝比奈さんの今日2本目のホームランです!!
やっぱ凄いんだこの人……。
試合はこれで栄邦が14点目。
しかも今年の栄邦は全国区のスター朝比奈さんだけではなく、それ以外のメンバーもとんでもない。
特に朝比奈さんの後を打つ5番のこの男。
笠原の宿敵・太原!!
名門栄邦で1年ながらクリーンナップを任せられるとは、やはり彼も只者ではありません!
このガタイで1年ってのもヤバい……。
地元新聞社の記者さんからは「国際レベルでも通用する強打と強肩で、代表の正捕手を勝ち取っただけのことはあるわ。」と言われています。
対して笠原は「状況に応じた打撃と、インサイドワークやフレーミングといった守備面が売りだった。」と評されています。
さらに「太原の活躍は派手だけどね…大事な試合ではあたしなら笠原を使うわ。」とも。
インサイドワークとは「頭脳プレー」の事。
配球や、試合をコントロールする能力が要求される捕手には必要不可欠な要素ですね。
またフレーミングというのは「ストライクかボールか際どいコースをストライクに見せる技術」……って感じでしょうか。
ボール半個分ボールでもほんの少しストライクよりにミットや体を動かしながら捕球することでピッチャーを助ける、キャッチングの技術のひとつですね。
あんまり露骨でも印象が悪くなるしこれも高等技術だと思います。
第三者から見ても太原と笠原の評価は分かれてるんですね~。
やはりこのライバル対決は盛り上がります。
試合は結局 19-0 で栄邦のコールド勝ち。
圧勝です。
試合を見ていた多賀先輩も自信をなくして仲間と「こりゃ『野球』になりそうにねえな。」と話しています。
弾輝が「玉縄にはあかり先輩がいるじゃないですか!」と食い下がりますが「仮にまともに投げられたとしても栄邦に通用するはずねえよ。」と一蹴されてしまいます。
意気消沈している面々の中で良いメンタルを保っているのがご存知大道寺先輩。
大道寺先輩だけは「おもしれえじゃねーか」と栄邦相手でも挑戦的なメンタルを崩していません。
流石です。
んでお決まりの打ち上げご飯。
今回は先に帰った間宮を抜いた1年組4人でのご飯。
早見戦の反省会というよりは、観戦した栄邦対平科の感想会という感じです。
19-0でコールド勝ちはインパクトありますし無理もありませんが……。
弾輝の4打席三振への笠原と雪江ちゃんの考えも聞きたかった。
バッティングは水物とも言うしそれほど気にしてないのかな。
栄邦の圧倒的な強さを目の当たりにして、初心者部員の弾輝と石巻くんの二人は驚いていますが、笠原・雪江ちゃんのシニア組はあまり驚いていません。
中学時代に全国レベルを経験していて、強いチームとの対戦に慣れているみたいで物凄く頼もしいです。
冷静な二人からすると、「戦力差はあると思うけど、先輩たち自分のことを過小評価しすぎな気もするな。」とのことです。
どれだけ玉縄が戦えるチームでも、少なくとも堂々と立ち向かわないと本来の力すら発揮できません。
初めから勝てないと思っていてはチャンスを掴むことも難しくなると思います。
それに笠原曰く、こういう力の差がある対戦は付け入る隙が生まれるものらしいです。
例えばエースが温存されたり、と笠原は少ない勝機を手繰り寄せてる感じがしてホントに勝つ気でいることが分かって良いですね。
ただやはり、エースが投げず点を取ることができたとしても強力栄邦打線を防がないことには勝ち目はありません。
笠原はあかりちゃんに踏ん張ってもらうつもりみたいですが……。
そして噂をすればなんとやら。
場面はあかりちゃんと間宮のお食事シーンに移ります。
練習後に一緒にご飯食べに行くって間宮付き合い良いな。
それともここまでがタケちゃん監督の指示?
やはりマウンド度胸のことを話しているみたいで、間宮は「マウンドでなんか楽しいことでも考えてろよ。」とかなり適当なアドバイスをしています。
しかしあかりちゃんはゲームとかあまりしないみたいでどうしたものかとご飯を食べていると……。
チーズ乗ってるハンバーグ大好きなところを見た間宮は気付きました。
「それだろ。」と。
どれだ……?
ベンチでハンバーグ食べるのか……?
またまた場面は変わり文月家の晩ごはん。(食事シーンが多いな)
弾輝の姉・紗理緒さんが次の試合が玉縄対栄邦であることを話しています。
観に行きますからねと応援する紗理緒さんと父の前で野球の話することに気を遣っている弾輝の温度差が良い味出してます。
「どうです? 父さんも観にいらしては。」
と、そこにいきなりぶっこまれる爆弾!
ふつ~~~~にお父さんにまで話振るとは思いませんでした!!
でもまぁ息子の出る試合で母校の試合でもあるのならそりゃそうだ……声かけるのが一般的だ……。
理に適ってると思ったのか即答はせず、一瞬の間がありましたが、結局は
「野球を観るのもやるのも、なんの意味があるのか私には全く理解できません。」
と一蹴されてしまいました。
しかし意外だったのはここから。
先程の言葉を聞いた弾輝の脳裏には、以前「学生が勉学を犠牲にして運動に打ち込んで…いったい何を得られると言うのですか。」と父に問われ答えられなかった記憶が蘇ります。
次の瞬間、弾輝は立ち上がり父に向かって「観に来ていただけませんか。」と声を張りました。
「俺が野球をやって何の意味があるのか、言葉ではうまく言えないんですが…」
「俺のプレーする姿で…何か感じてもらえるかもしれません。」
以前とは違う“決意”!!
父に真っ直ぐと自分の気持ちを打ち明けた弾輝!!
聞く耳持たない父と言いたいことの言えない息子ってイメージがあったので
こうやって家族での会話があること自体意外だったのに、
面と向かって提案したことはさらに凄くビックリしました!
しかし弾輝の迷いのない表情が爽やかでなんとも言えない読後感の良さ~~!
最高に気持ち良い展開で次号へ続きます!
感想
あかりちゃん(と間宮)のパワーアップフラグ、笠原の因縁、文月家のわだかまり……。
色んな種まきがされた幕間といった二話でしたね!
ギスギスドロドロする感じには思えないし文月家のわだかまりは案外あっさり解けるかも?
そしたらお母さんとお父さんの馴れ初め話とかも聞けるかもしれないし
なんならお父さん一気に親バカデレデレお父さんに変貌するかもしれません。(流石にないか)
何にせよ楽しみ。
栄邦戦はそれなりに物語の節目になるだろうし凄く楽しみです!
頼むからこのまま駆け抜けず弾輝たちの成長をゆっくり見守らせていただきたい!!
かなり盛り上がる試合になると思うのでこちらも目一杯応援していきたいと思います!
頼む流行ってくれ……!!
という訳でまた次回!
モアーー!!
42話43話の感想コメントです。
例によって、レビューへのコメントが遅くなって申し訳ないです。
地区予選2回戦、早見対玉縄、今回は描写なしであっさり終了w
いや、初戦に最初の山場をやりましたし、2戦目は楽勝だったから、今回は特に描写は必要なかったようですね。
むしろ今回は、次の3回戦、対栄邦戦への前哨戦みたいな話でした。
飲み物の買出しに出た弾輝と笠原の二人が、栄邦の因縁の二人、桂と太原の二人にばったり出会う、ここはぐっときましたね。
太原と笠原が、言葉のやり取りでバチバチやっている所なんて、熱いけど冷や汗物です(どっちだよw)
太原が笠原のことを、実際はどう思っているのか、後で栄邦対玉縄の試合の話になってから、少しづつ出てきますが、
(今から色々書きたくてうずうずw)この時点でも、どうやら両者とも相手を強く意識しているらしいことはわかります。
少なくとも笠原は、中学時代のU15の監督の好みで、太原が優遇された件で一時的な負けは認めているようですが、実際に負けたとは思っていない様子。
ただ、作中でも言っていますが、口先だけでそう言ってもしょうがない、実際に実戦で実力を示す気満々で、見ていて先が楽しみです。
桂の「残念。」「キミら『野球』をできないよ。」発言、私も思いました。きみも言うねえ、と。
桂が弾輝たちや、玉縄のことを若干舐めている部分があるからこその発言ですが、両チームにはそういうだけの実力差があるのも確かです。
その差を埋める何かがあるとしたら、やっぱり投手が栄邦の強力打線を抑えられるかどうか、ですね。
その鍵を握るのは、エースナンバーの服部あかり先輩ですが、間宮とのやり取りが面白いですね。
というか、間宮、アドバイスのノリが緩いw
あと、あかり先輩、間宮とキャッチボールしていて、その球を受けて驚いていましたが、どんな球だろう?
いずれ(とはいってもかなり先でしょうが)作中で披露されるのが楽しみです。
最後に、文月家の夕食の時間、会話の流れはレビューでやっているので省略しますが、
弾輝が父に、試合を観に来てほしい、というシーン、連載開始当初では考えられなかった、弾輝の父へのお願いに胸熱です。
これも続きが楽しみです。
とここで、現在は最新話の47話まで読んでいますが、ここでこう来るか、すごい、この展開は胸熱ですね。
少なくとも、野球の試合にならない、なんてことはなかったw
いろいろ語りたい、うずうず、ということで、続きのレビューもお待ちしています。