おはこんばんにちは!!
トンガリです!
なんと今回も2話同時更新です!!!!
2話更新が平常運転になりつつある!?
いやだいぶ落ち着いてきたのでこれからはしっかり追いついて書いていきます!
という訳であらすじ感想いってみましょーー!!!!(かつてないほど雑)
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「マンガモア」では週刊誌で連載中の最新話をメインに感想を書いていくので単行本派の方はネタバレ注意です!!
また感想・考察は個人的な解釈に基づいたものとなっておりますので原作者様の想定している解釈と異なる場合がございます。
その点をご理解、ご容赦頂ければ幸いです。
第38・39話 あらすじ
夏の甲子園予選1回戦開始!
文月・間宮・石巻の一年3人はベンチスタートですが笠原はスタメンキャッチャーとして起用されています!
そして先発は前回から話題の 豪腕ピッチャー・風魔あかり先輩 です!
連投制限とか分かりませんが、やはり大事な初戦はエースピッチャーですね!
対する深見高校野球部はどうやら打線を強化してきたチームのようです。
玉縄の、投手力に比べて打撃力の低い部分を当てにして3点取って勝ち切る作戦。
結構アバウトだな。
そしてその作戦を裏打ちするように、最も長打力のある打者・綱川くんを1番に置いています。
ミート力とかでなく長打力のある打者を置くことで相手ピッチャーの立ち上がりを全力で叩く感じか!(適当)
雑に流されるかと思いきや、想像よりも作戦とか考えてきてた深見高校。
しかし、捕手・笠原は『フツーにいきましょ』と心の中で風魔さんにサインを出します。
一球目、足を高く上げ、軽いモーションから繰り出された球は……。
綱川くんに反応すらさせずミットに突き刺さります!!
やっぱ凄いんだ風魔先輩!!!!
その勢いで三球三振!
打席に立っていた綱川くんは「あんな球初めて見た」「怖くて立ってるのがやっとだった」と顔面蒼白になっています。
風魔先輩の調子はバッチリみたいです。
取材に来ていた新聞社の記者さんも
「県大会の話題の中心になるかも…」
「明日の紙面に記事載せるから編集長に電話してくる!」
と大慌てで動き出すレベル。
なんか周りが盛り上がってくると本当に凄いんだなぁと実感が湧いてきますね。
これは凄い記録も期待できるかも!?
続く2番も三球三振!!
笠原も「やっぱりこの人は…本物だ!」と受け止めるボールの威力を噛み締めています。
一方、対戦した2番打者の彼はどうやらかなりのポーカーフェイスで平気な顔をしています。
内心ではめっちゃ悔しがってるそうですが、見事なもんですね。
スポーツマンにとっては武器にもなり得るレベルです。
それを見た風魔先輩の顔に、じわ…っと汗がにじみます。
ん……?
何か暗雲が……?
先ほどの新聞記者さんが編集長への電話を終えて戻ってきました。
スコアボードが動いており7点と記されています。
「もう玉縄の攻撃始まってんの?」と風魔先輩の実力を信じて疑わない記者さん。
しかしなんとその得点は深見高校。
投手交代してるし、風魔先輩が7点取られて降板したってことですか!?!?
しかも7点差って結構ヤバい点差なのでは!?!?
ベンチの先輩も「今のチームになって最高が6得点なんだ」なんて言っています。
えええ……。
一体何が……。
ベンチにはすっかり見る影もなくなってしまった風魔先輩……いやあかりちゃんが……。
あっという間に大ピンチ!
何が起こったのかは39話に続きます!!
「3番打者から急に風魔の様子がおかしくなったんですよ…」
「なんかストライク全然取れなくなって…」
「すっぽ抜けたりワンバンしたりひどいありさまでしたよ。」
「四球四球で満塁になったとこで走者一掃のツーベース。」(3失点)
「さらに四球四球で満塁になって…」
「今度は9番に満塁ホームラン。」(4失点)
ってなわけで、急に激しく調子を崩してしまったあかりちゃん先輩。
制球が定まらなくなっただけではなく、球威も落ちてしまっているようです。
すっかり弱腰になってしまったあかりちゃん先輩に、怪我を心配した弾輝が「一体何が?」と問いかけます。
どうやら原因は2番バッターのポーカーフェイス!
豪速球にもビビらない2番バッターの様子を見て、何か対策があるのかもと相手校を自分の中で物凄く強大な相手にしてしまい、実力を発揮できなくなってしまったということですね。
観客席から見ているクララちゃんと雪江ちゃん。
あかりちゃんのこの状況を解説してくれました。
あかりちゃんは小学生の頃から試合の最後まで投げたことがないとのこと。
いつもちょっとしたことで精神のバランスを崩して打ち込まれてしまうそうです。
「投手だけはは唯一自分から球をスタートさせるプレーヤー。
言ってみればゴルフのショットやサッカーのPK、FKと同じで「自分との戦いが必要になってくる。」
「だから投手の『メンタルの強さ』は技術や体力と同じ…
いえ…一番大事な能力って言われるんですよね。」
……これよく言われますけど野球ってほんっと投手の役割大きいですよね。
技術はあったり投げるのは好きでも「自分がやらかしたら試合が終わる」みたいなプレッシャーに耐えられないって選手は凄く多そう。
いい球投げるのはブルペンだけという意味でブルペンエースと言われるみたいですが結構残酷な言葉ですね。
話は逸れますがブルペンって何の略だろうと思って調べたら、
英語で「bullpen」、『牛の囲い場』という意味でした。
牛が闘牛場に出る前に待機してるとこ的な感じ……?
野球関係の用語ってカタカナは知ってても語源とか知らない言葉多いかも。
これからも思いついたら調べてこ。
閑話休題。
試合はあかりちゃんと交代した多賀先輩が何とか追加点は防いでくれました。
追加点無しというのは、流れを切ったという部分もあるし、物凄く大きいと思います。
ナイスピッチです多賀先輩。
玉縄ほんとに投手力あるなぁ。
監督にあかりちゃんの先発はちょっと厳しかったんじゃないかと話す遠山部長。
しかし監督はどうしても初戦の先発はあかりちゃんに行ってほしかったようで。
その理由は3回戦突破、即ち強豪校・栄邦に勝つためでした。
初戦であかりちゃんのメンタル面を何とかして、一試合開けて3回戦の先発としてあかりちゃんを起用したかったってことでしょうか。
万全のあかりちゃんなら栄邦のカリスマ・朝比奈さんも抑えられると信じてるならメチャクチャ熱いですね、監督。
この試合も落とす気はさらさらなさそうです。
あかりちゃんが崩れても取り返せると思っての采配だったのでしょう。
でもこの試合を落としたら全部おしまいだと心配する遠山部長に監督はこう声をかけます。
「何いってんだ。試合は始まったばかりだぜ。」
「今年はいいチームだって言ったろ。」
「風魔を一人にするな。」
「お前達なら、風魔を支えてやれるはずだ。」
あ、あつーーーーい!!
この監督が言うと本当に何とかなりそうな気がしてくるから不思議です。
もうすでに謎の信頼感があるんだよなぁ。
しかし当の部員たちはそう思っておらず、守備には自信があっても打撃には自信が無さそうでした。
そんなチームの雰囲気に、「ぼく、もう投手やめる」と言い始めるあかりちゃん。
当然みんな引き止めますが、ただ一人この男だけは同意します。
「気持ちわかるぜ、おれもピッチャーだからよ…」
「一番疲れるじゃねーかピッチャーってよ。」
「なのに、打たれたらピッチャーが悪いみたくなんの不公平じゃね?」
間宮です!!
こやつは本当にブレない!
メンタルにおいては心底ピッチャーに向いてますよ!
あかりちゃんのメンタルを崩したポーカーフェイスの彼もそうですが、勝負事においては生まれ持った性質の向き不向きってどうしてもありますよね。
間宮は「俺達にピッチャーやらしてるほかの奴らが悪いんだよ…」とぼやき続けていますが、
あかりちゃんがその言葉だけは否定します。
「投手はボクがやりたいんだ。」
「ほんとはボクが投げてヒーローになりたかったんだ…」
「でも、いっつも打たれてチームの足引っ張るから…」
偽らざるあかりちゃんの本音……。
やめたい訳ないですよね……。
本当にこういう子いそうで胸が痛くなります……。
あかりちゃん……。
あかりちゃんの様子を見て我らが真面目熱血主人公の弾輝が輝き出しました。
メッチャクチャまっすぐにあかりちゃんを励ましていてメッチャ良いやつです。
当然ベンチには風魔さんを責めるような仲間は一人もいません。
あかりちゃんは打線の貧弱さを嘆いていますが、弾輝の考えは違います。
何故なら玉縄には笠原、大道寺の強力クリーンナップがいるから!!
うおおお今度はこっちの番だぜ!!
反撃の気配を漂わせつつ次回へ続きます!!!
感想
いやもうほんとにあかりちゃんこれ周りの反応はちょっとギャグチックに描かれてますけど本人にしてみたらかなりシリアスな悩みですよね。
あ~~~~報われて欲しい!!
外野に行ってたとかじゃないからもうこの試合での再登板はないですよね?
となると次の試合で再度先発するか3試合目の栄邦戦のぶっつけ本番で覚醒するかのどちらかか……。
監督の手腕が問われるなこれは……。
でもあかりちゃんの実力が凄いことだけは紛れもない事実なのだから、どうかその名前が轟いて欲しい。
メンタル面って難しいよなぁ。
打ち込まれてもチームに救われて失敗したって大丈夫なんだとタフなメンタルを手に入れる、ってところまで監督のプランなのだろうか……。
もちろん打たれる前提ではないと思うけど「打たれても」という保険的な……。
いつかこの監督が心の底から焦ってるシーンが見られるのだろうか。
物凄く楽しみなのだが。
あんまり勝つことにこだわりは無さそうだけど「こいつらを勝たせてやりたい」と思い始めるのかな。
監督とか文月家とか笠原や大道寺先輩等々先輩方の気持ちとか色んなところが気になってきたなぁ。
とまぁ更新も遅れに遅れて次の話も読んでしまっているので感想はこの辺で!
次の記事の執筆に取り掛かります!!
もう盛り上げムードだしイケイケな気分なのでその勢いのままに執筆しよう!
ではではまた次回の更新で!
モアーーーー!!!!
食パンです。コメントが遅くなってすみません。
まずは、38話39話のコメントです。
夏の県大会の一回戦開幕、いよいよ弾輝たちの夏が始まる、楽しみにしていました。
弾輝はベンチスタートですが、最初は順当な所かなと思っていました。
……この時点での読者視点では、弾輝がどの程度までやれるのか、わからなかったですしね。
38話39話の時点では、中心人物は間違いなく風魔あかり先輩でした。
良い意味でも悪い意味でもね。
先発投手、あかり先輩の立ち上がりは、投球の球威、キレが抜群で、2者連続三振で最高の滑り出しでした。
この展開で、取材に来ていた記者さんが、社に連絡して戻ってきた時に、あそこまでがらっと展開が変わっているとは、誰が予想したでしょうかw
「出たわね…あかりちゃんの、ゴミメンタル」
マネージャのクララさんの一言が、全てを物語っていました。
せっかく才能があるのに、メンタルが弱くて駄目な人、あかり先輩ほど極端ではないにしても、現実でもいますこういう人。
ここで水島新司のマンガなら、酒でも飲ませる所でしょうか?
なお現実でも、元阪急の今井雄太郎が、酒を飲んで登板して、ノミの心臓を返上して好投したとか、完全試合をしたとか、そういうエピソードはあったりします。
昭和の頃だから出来た話ですね。今だったら問題になりそう。それ以前に高校生に酒を飲ませる訳にはいかないでしょうね。
話を戻します。監督的には、あかり先輩が打たれることも想定していたと思います。
と言いますか、ここでボロが出ないまま三回戦に行くよりも、ここで膿を出したほうが良い、くらいは思っているかもしれません。
失点は今のチームの打力なら、取り返せるとも思っているようですね。ちょっと失点が多かったですが。
あとノックアウトされて、落ち込むあかり先輩を、励ますチームメイトがすばらしいです。
普通のチームなら、ノックアウトされた投手を戦犯扱いして、ボロクソ言いそうな展開でしたしね。
特にあかり先輩とは付き合いの長そうな、大道寺先輩の素っ気無くも思いやりのある励ましは良いですね。
あと、ただ単に励ますだけでなく、「ぼく、もう投手やめる」というあかり先輩に、あっさり同意する間宮もいい味だしてますね。
結果的に、本来ならなかなか表に出せないあかり先輩の本音を、表に出せちゃいました。
言葉に出すことによって、あかり先輩本人ですらどこまで自覚していたかわからない本音を、はっきり自覚させることが出来たと思います。
なんか長くなりましたので、今回はここまで。今日か明日にでも、次の40話41話のレビューへのコメントを書きます。
でもちらっともう少しだけ、このレビューが上がるまでに、コミックス4巻を購入、折角だからと1巻から4巻まで通して読みました。
ここで1巻で、改めて入部テストでの監督の間宮への熱視線が気になりました。連載の当初に読んだ時より、色々思うことがありました。
間宮本人は気味悪がっていましたが、あの監督的には、間宮はそこまでの素材だったのかなと改めて思いました。
将来的には、間宮は化けるかもしれませんね、いつになるかはわかりませんが。少なくともメンタルは即戦力ですw
それでは今度こそ、今回はここまで。