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『あの月に向かって打て!』第12球 感想 まさかのスタメン!?お待ちかねの特訓パートスタート!

おはこんばんにちは!!

トンガリです!!

ステイホームが叫ばれる昨今、いかがお過ごしでしょうか。

トンガリは極力外出せずにお家で漫画を読んでいます。
割といつも通りなのですがむしろ家の中でのトレーニングも習慣化しようと思っているのでやることが増えています。

それにしても家から出ずに楽しめる電子書籍。
素晴らしい文明ですね。

トンガリは紙雑誌電子書籍もどちらも好きなので良い感じに良いとこ取りをしていて最高です。

どちらもどんどん発展していって欲しいと心から願っています。

そしてそして ついに『あの月に向かって打て!』単行本1巻発売決定ーー!!

5月29日頃発売 とのこと!!

これでもう少し布教活動がやりやすくなる……だろうか。

5月の楽しみが増えた~~!

ではでは第12話のあらすじに触れていきましょー!

「マンガモア」では週刊誌で連載中の最新話をメインに感想を書いていくので単行本派の方はネタバレ注意です!!

また感想・考察は個人的な解釈に基づいたものとなっておりますので原作者様の想定している解釈と異なる場合がございます。
その点をご理解、ご容赦頂ければ幸いです。

2020年4月現在、
『あの月に向かって打て!』作品ページから第1話を試し読みできますので、未読の方は是非!!

作品ページはこちら
https://bigcomicbros.net/comic/anotsukinimukatteute/

第12話 あらすじ


出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第12球
週刊ビッグコミックスピリッツ2020年19

前回、いきなり次の練習試合でのスタメンを言い渡された初心者3人組。

当然、活躍しろと言われてもヴィジョンも何もありません。

そこで内藤監督はそれぞれに目標を設定します。


出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第12球

そして、これらを達成できたら 次の試合も同じポジションで先発!

難易度は高くとも達成したら次回もスタメンというのはかなり嬉しい条件!

その時は今回よりももう少し難しい目標を設定するというのもレベルアップ感があって良い!

と言っても、まだスタメンという部分にそれ程の喜びを見出だせていない初心者3人組。
3人とも野球に対してガツガツしたタイプでは無いし、それ以上に「まだ初心者なのに」という気持ちが強いんだろうなぁ。

でも弾輝は結構単純に「ワクワクしてきますね!」と言ってます。
あまり緊張せずに楽しめるタイプなのか?

やはりというか、一番気が滅入るもとい責任重大なのは投手ピッチャー間宮でしょう。
本人も「一番重要なところじゃねーのかよ!」とこぼしています。


出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第12球

でも雪江ちゃんが「投球の基本教えてあげるよ」と言った途端、
滅茶苦茶張り切りだすのが最高に間宮って感じします。

この勢いなら意外とガチで投手に取り組んでいくんじゃないかと思わせてくれます。

左投げの投手は打ち辛いとも言われているし、間宮は今後も結構スポット当てられていくと見た。

ライトの守備を任せられた石巻遠山部長から朝練で「外野練習見てやんよ」とお声が掛かっています。
こうやって部内でもお世話になる先輩とかと信頼関係できていくの良いですよね~。
スポーツ漫画の醍醐味だと思ってます。

弾輝は大道寺先輩だよな~と思ってたら笠原に打撃のこと教わりたそうにしてて笑いました。
意外と節操の無い弾輝。
まぁどっちも凄いんだからどっちからも教わりたいですよね。

練習の邪魔しちゃ悪い、と遠慮するところが弾輝らしい。


出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第12球

今回の練習試合の相手校である 小机高校
弾輝たちのいる玉縄と同じく公立高で、それほど強いということは無さそう。
近所だからしょっちゅう練習試合をしているとのことです。

ただ内藤監督が監督になってからは玉縄の方が分がいいらしい。

身近なライバル校 という感じですね。


出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第12球

だからといって負けてもいいとはならず。
もしも負けてしまうと具体的には電車やバスで顔を合わせた時にドヤ顔をされるという難点が……。

た、大したことない……。

そんなこんな駄弁っていると、大道寺先輩が大荷物を持ってやってきました。

弾輝に渡す練習道具のようですが……。


出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第12球

「そいつをお父さんとかお母さんに投げてもらって打ち返せ」

「試合まで4日だから…一日250本で、計千本打ってこい!」

千本!!

(正直多いのか少ないのか分からない)

雪江ちゃんの反応的にかなり大変な課題なんだろうと思いますが、
弾輝はあっけらかんと応じます。

そして大道寺先輩はさらに弾輝に物申します。

「あとな、目標がヒット一本じゃぬるすぎる」


出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第12球

「弾輝、お前は次の試合、一発ホームラン打て!」

「打てなきゃ一学期はずっと筋トレだ!」

目標ホームラン一本!!!

これは滅茶苦茶達成困難なことは分かります!

初スタメン初ホームランなんて漫画の主人公じゃないですか!!

しかしトンガリは分かりました。

大道寺先輩の「ずっと筋トレな」は絶対報われない!

いわゆるフラグの役割をしてくれるセリフになるのではないかと!

なので次の練習試合、弾輝ならホームランを打ってくれることでしょう。
物凄く楽しみになってきた……。

にしても大道寺先輩は弾輝を見つけられるかも分からないのに練習道具を持ってきてくれたのだろうか……。
それとも大道寺先輩があそこに3人組を待たせてたのかな。

野球部練習初日、終了。

帰宅した弾輝はまたも力尽きて、妹・鮎乃ちゃんの部屋で寝てしまっていました。
子供のように力尽きるまで頑張る弾輝は純粋な感じがして良いですね~。


出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第12球

弾輝をどかせられないから弾輝をソファーがわりにしてる鮎乃ちゃん萌え。

姉・紗理緒さんに言わせるとお兄ちゃん子とのことですが……今後、将棋の知識が野球の助けになる展開があったりするでしょうか。
これからも紗理緒さんと鮎乃ちゃんの出番があって欲しいです。


出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第12球

先日の弾輝の様子を見てご飯を増量した紗理緒さん!

そしてその漫画みたいに盛り盛りなご飯をガツガツと食べていく弾輝!

気持ち良いくらい運動始めたって感じがして良いですね~!
ご飯たくさん食べられるのって運動部には最高の才能ではないでしょうか。

弾輝さらに身長伸びたりするのかな。

そして話は自然と部活の話へ。

ここで大道寺先輩から与えられた道具が判明します。


出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第12球

ピンポン玉。

これをお父さんかお母さんに投げてもらってカーテンなどに打ち返す、と……。

家の中でバット振るのって結構怖くない!?
どこかしらにぶつけてしまいそう。

しかしそれ以前に文月家では別の事情が。

どうやら、弾輝たちのお母さんは亡くなっているようです。
かなりさらっと流されているのでそのことは(少なくとも姉弟間では)タブーになっているとかは無さそうですが、今後触れられることもあるかもしれません。
お父さんが運動する人を良く思ってない理由がそこにあったりもするかもしれない。


出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第12球

もちろんお父さんはこんな感じなので手伝ってもらうことは難しそう。

それにしてもこの態度は……どんな理由があるにしても好きになれません。
ここからお父さんの印象を変えることができたら凄いです。
とか言ってちょっとエピソードが明かされただけでも結構簡単にコロッと好きになるトンガリなのですが。

お父さんもお母さんも不可……どうしたものかと思案する弾輝でしたが……。


出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第12球

姉・紗理緒さんが手伝ってくれることに!

近所の幼馴染とか手伝ってくれる部活の仲間とかいませんし自然な流れ。
家族との関係、交流を丁寧に描くところは寒川先生の真骨頂だと思ってるしそういうところが好きなので紗理緒さんは今後も弾輝の野球漬けの生活を支えてあげて欲しいです。

でも紗理緒さん受験生ということは三年生なんですね……。
確かマッキュでバイトしてましたよね。
加えて母代わりとして家事もやって、となると……結構な負担がかかっているんじゃないかとそっちの方が心配になります。
弾輝が野球を通して心身ともに強く成長して紗理緒さんのことも支えられるようになったりするのかな。

そういうの好き。

思ったより練習試合までの特訓がしっかり描かれそうな流れ!

姉との地獄の猛特訓が始まる次回へ続く!

感想

練習試合という目標が決まり、それまでの練習や課題がしっかり描かれていきそうです!

丁寧な進行ですね。
いきなり試合で回想しながら試合を進めていったりとかもあるかな~と思っていたのですが。

途中でも書きましたが、寒川先生は過去作からも家族間、姉弟間の絆を結構繊細に描いてくれる印象があるので文月家がどうなっていくのかも楽しみです。

弾輝が野球に打ち込むことでお父さんとの確執というか、ギスギスした感じが解消されていくと良いなぁ。(滅茶苦茶希望的観測)

なんかこの雰囲気だと石巻や間宮もそれなりに活躍して目標達成していくのかな。
誰かが目標達成できず野球の厳しさや難しさを強調していく展開よりも、内藤監督の手腕で本来なら苦しいはずの練習を楽しみながら乗り越えていて試合でも手応えを感じていく、って展開の方が寒川先生の作風っぽい感じがします。

どんな展開にせよ寒川先生も魅せ方が上手い漫画家のお一人だと思うのであんまり心配はしてません。
ただスピリッツの読者層ってどんな感じなんだろう……。
『あの月に向かって打て!』も面白いと思うんだけどあんまり話題にはなってない……よね……。
なんかできることないかなぁ……。
丁寧にコツコツと物語を積み重ねていって欲しいんだよなぁ……。

とりあえず単行本出たらたくさん買います。

大道寺先輩の熱い筋トレプッシュが憎めない。
筋トレにハマってくれる仲間が欲しいみたいで好き。

でもだからこそ報われなさそうで良いキャラだと思う。

大道寺先輩をちょっぴり寂しい気持ちにさせる為にも、
何とかホームランを打ってくれ、弾輝……!

凄く丁寧に物語を描いていると思うから、今は種まきというか、
序盤も序盤で、物語の方向性も示されてないんだと思う。

だからガツンと面白くなってくる話はもうちょっと先になるんだろうなと感じます。

でも1巻か2巻でこの漫画がどうやって野球をやっていくか示されると思うので、
次の練習試合はその辺りをハッキリさせてくれる展開になってくると信じています。

弾輝がトントン拍子にレベルアップしていく流れか、仲間たちと一緒にレベルアップしていく展開か。
スポーツ漫画と言っても色んな描き方があると思うので期待です。

ではでは次回もよろしくお願いします!

モア!

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