おはこんばんにちは!!
トンガリです!!
未だに連載作品を追って執筆していくペースが掴めない!!
でもこの作品だけは応援していきたい!!
という訳で今週も ビッグコミックスピリッツ にて連載中の『あの月に向かって打て!』の感想いきたいと思います!!
「マンガモア」では週刊誌で連載中の最新話をメインに感想を書いていくので単行本派の方はネタバレ注意です!!
また、
2020年2月現在、
『あの月に向かって打て!』作品ページから第1話を試し読みできますので、未読の方は是非!!
作品ページはこちら
https://bigcomicbros.net/comic/anotsukinimukatteute/
ではまずはあらすじからいきましょう!
第6話 あらすじ
出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第6球 週刊ビッグコミックスピリッツ2020年11号
準備運動かと思われたキャッチボールは、新入部員の入部テストだった!
そして、その結果は――!?
と思わせぶりな柱コメントが書かれていましたが、そのページで既に
主人公・文月弾輝、間宮羽琉、石巻の三人は合格が言い渡されました!
そして終始態度の悪かった丸山は……。
「お前を うちに入部させるには、ひとつ条件がある」ときっぱり言われてしまいました。
初心者全員が合格しているのに対して、経験者の自分が条件付きという事実が納得できない丸山は「こいつら初心者のドヘタクソだろ」と内藤先生に食って掛かります。
しかし内藤先生は「オレはそうは思わないぜ。文月なんてなかなかのもんだ」と味のある表情で語り聞かせると、丸山への条件を提示します。
「文月にボールの投げ方 教わって上手くなることだ」
経験者の丸山が未経験者で初心者の弾輝に投げ方を教わる!?
弾輝もこの急展開に、凄い顔をしています。
……このプライドの塊みたいな丸山にこの条件……。
納得できない丸山は動揺しながらも「そいつに教わることなんてなんもねーよ…」と虚勢を張りますが……。
内藤先生は最初から最後までまったく態度を変えず、「よし、それなら…もう少しキャッチボール続けてみるか」と場をコントロールします。
なんか内藤先生の強がっても強がっても柳のように受け流される感じ、何かちょっと凄味を感じますね。
いよいよ怒り心頭といった様子の丸山は、弾輝とのキャッチボールを続行することに。
しかし当然と言えば当然ですが、キャッチボールとは思えない速度の球を弾輝に投げつけます。
痛そうにはするものの難なくキャッチする弾輝。
そして投げ返す球は前回と同じく丸山の胸元、構えたところにしっかり納まります。
荒れる丸山の球に対して、何球投げても胸元にぴたりと納まる弾輝の球。
流石の丸山も徐々に自分と弾輝の違いに気づき焦り始めると、とうとう大暴投してしまいます。
近くにいた間宮に「暴投したほうが拾いに行くルールじゃねぇの?」とぼそっと煽られてしまい……。
「だれがこんな野球部入るかよ!!」
「野球なんてつっまんねぇしよ!」
「元々やめる気だったんだ!」
と、ついにキレてしまいました。
静まり返るグラウンドで口を開いたのは内藤先生。
「…そうか」
「だが、もし考えが変わることがあるならもう一度来てくれよ」
「オレはいつでも待ってるぜ」
地面に叩きつけられた丸山のグローブを拾い、渡しながら優しくそう語りかけます。
「こねーよ! ボケ!」と去っていく丸山の背を見送る姿が寂しそうです。
流石にこの丸山の態度は、態度が悪い云々の前に目上の人に対して尖りすぎでは……と思いますが……。
もしかしたら過去に何かあったのかもしれません。
内藤先生も、丸山に対して叱りつけるでも貶すでもなく、「待ってる」という言葉をかけるのは教育者の鑑だなと感じます。
丸山が立ち去ると、内藤先生も「一旦戻る」、と練習を遠山部長に任せて、いなくなってしまいます。
丸山が不合格だったことで、「なんでオレたちは合格なの?」と間宮たちが気にしていると遠山部長が真相を語ってくれました。
「わかんねぇか?」
「お前らが試されていたのはな……」
「目の前の人間への敬意、リスペクトだ」
リスペクト!
野球に関係あんの?という間宮に対して「それが全てと言っていいぜ」と返すあたり、かなりマジっぽいです。
例えば、もし丸山が弾輝に対してリスペクトを持っていたなら、
急にコントロールが良くなったのを見てこう言ったかもしれない……。
「え? お前 今、どうやって投げたの?」と。
物凄く平和な世界……!!
なるほどそうしていれば丸山はこのキャッチボールで成長のチャンスを掴めたかもしれないのか!
だけど現実には丸山は弾輝に敬意は持てなかった。
その逆に弾輝は内藤先生のアドバイスを頑張って実行した。
大きな敬意を持って。
「他者を見下す奴は多くを学べねぇ」
「逆に相手を尊敬できるやつはグングン伸びる」
「そーいうことだ」
なるほど~~!!
凄く納得です!!
謙虚で素直に相手の話を聞くことができれば成長は速くなるのも納得です!
ただそこは正しい指導者の元で、という条件も付きそうですね。
といっても、聖人みたいになれということではなく、
テストされていたのは程度の問題だったみたいです。
丸山は敬意に欠けすぎていたと。
玉縄高校野球部は初心者が多いから、丸山みたいなやつがいるとチームがうまくいかなくなる。
これはなかなか難しい問題ですね……。
そういった理由があったとしても、それでもやはり不合格を突きつける内藤先生は辛い。
滅多に不合格は出ないらしく遠山部長の2こ上の先輩で不合格者が出た時も内藤先生はかなり落ち込んでいたみたいです。
それを聞いて「やっぱり内藤先生はいい人ですねっ!」とはしゃぐ弾輝に癒やされました。
そして同じ一年でかなりの実力者っぽい雰囲気の笠原は内藤先生がいるから玉縄を選んだという事実が発覚します。
やはり内藤先生は只者では無さそうな雰囲気が!!
中南米に住んでいた経験があり、過去には強豪野球部で監督をやっていた噂も……。
先生の過去の掘り下げもドラマチックなものになりそうで期待が膨らみますね~~!
雑談はそこそこに、部長が呼びかけ、いよいよ練習が始まります。
「絶対上手くなるんだ!」とやる気を燃やす弾輝!
でしたが……。
まさかのサッカー!
これが練習!?
意外な展開で次回へ!!
感想
意外と厳しかった丸山の離脱と、今後も物語のテーマになっていきそうな野球部・監督の方針。
一話一話が結構濃いですね。
内容が詰まっているように感じます。
というかもうすでに弾輝が有望な新入部員みたいになって気が!
近い内に凄いことしても驚かれなくなりそうな成長速度!
いや、周りはどんどん弾輝の成長速度に慣れていくけど、毎度毎度新規の驚き要員のキャラクターが登場してくるとか?
結構良い性格してる弾輝の同中の間宮羽琉が、相手へのリスペクトを意識することで色々と変わっていくところが描かれて欲しい。
トンガリそういうストレートなのに弱い。
丸山がもう戻ってこなかったら結構衝撃です。
弾輝や内藤先生が何か動いたりしないのだろうか……。
丸山の体つきを見ると、こじれてはいても野球の練習だけはちゃんとやっていそうな気がしてなんだか切ない……。
でもここから信頼を取り戻すとなると並大抵の変化じゃ難しいだろうし……。
ふむむ……。
それにしても内藤先生からは物凄い野球愛(教育愛?)を感じます。
これはトンガリ内の先生キャラランキングで良いところまでいけそうな予感がします。
だからなのかもしれませんが、この作品、“学ぶこと”が多い気がします!
“学びやすい”作品……かな?
いや漫画ってそういう作品少なくありませんが、この漫画は教育的な学びを授けてくれる気がします。
一話目の「Mas vale tarde que nunca.(遅れてもやらないよりはマシ)」とか、
「やりたいこととやるべきこと、そもそも天秤に掛けるのがおかしいんです」とか。
「上手いこと人に頼るのも才能の一つだ」って言葉も学生のみならず大人になっても大切なことですし、何気なくテーマになるようなフレーズが入っているような気がします。
今回のリスペクトの話なんて、トンガリ滅茶苦茶影響受けましたからね。
色んなことをもっと素直に吸収してもっともっと色んなことを楽しめる人間になれたら……。
弾輝の触れるもの全てに感動しているような純粋さが見ていて眩しいです。
きっとトンガリが感じている上記のことは、この作品の魅力のひとつなんじゃないかなと勝手に思っています!
やっぱり漫画というのは参考書ですね!
人生の参考書!!
実はもう既に次の話を読んでいるので今回の感想はここまで。
どうしても我慢できなかったんです……!!
漫画に関しては本当に辛抱できない人間で不甲斐なし情けなし……。
更新遅くなってごめんなさい!!
執筆遅くてごめんなさい!!
漫画読んでると止まらないんですーーーー!!!!!
言い訳。
よし!
切り替えて次にいきましょう!!
次回の更新もよろしくお願いします!!
モアー!