出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第138話
週刊少年ジャンプ2019年2号
おはこんばんにちは!!
トンガリです!!!
お館様の動向が気になる状況ですが、どうやら前回の柱合会議の後の話し合いっぽい回想からスタートです。
一旦クールダウンして柱たちの策が展開される流れでしょうか。
と思いきや結局お館様は柱を護衛に使うことはないとの一点張り……。
何気に岩柱・悲鳴嶼行冥さんが19歳で柱となって現在8年目(今は27歳かな?)という情報が明かされました。
素手で鬼を殴り殺した時はまだ成人もしていなかったのか……。
そしておそらくその後物凄い早さで柱にまで上り詰めたんですね。
在任期間の長さから考えても、柱の中でもこの人の存在は特に精神的な太い支柱となっているのではないでしょうか。
(一部、得体の知れない奴呼ばわりもされていましたが)
そんなこんなでお館様の護衛には誰一人つくことは許されていなかった柱たち。
全員お館様の危機の報せに全力で屋敷へと向かっています。
風柱・不死川実弥はもう屋敷を肉眼で捉えました。
護衛が間に合うと思ったその瞬間――。
お館様まさかの自爆!!!!
柱たちの目と鼻の先で屋敷全てを吹き飛ばすようなド派手な爆発が起こりました!!!!
十中八九お館様の策でしょう……。
血と肉の焼けつく匂い……えぐい……。
そして爆心地では、当然鬼舞辻無惨は生きています。
しかし爆発の威力で上半身は完全に吹き飛んだのか、再生に時間がかかっています。
とは言っても鬼の首魁。もう思考ができるくれいには再生していますし、単純なダメージであればすぐに元通りに再生することでしょう。
しかしその思考はダメージを意に介するというよりも、お館様・産屋敷耀哉という男の在り方に対して巡らされることになります。
「あの男の顔!!」
「仏のような笑みを貼りつけたまま 己と」
「妻と子供諸共 爆薬で消し飛ばす!!」
「あの男は完全に常軌を逸している」
これですよね……。
絶対助かってないですもんね……。
産屋敷一族の悲願、鬼舞辻無惨の滅殺。
自分のみならず、生まれてくる全ての子供に呪いのような苦しみを与え続ける存在……。
それが嘘か真かなどは考えず、ただただその怒りと憎しみを元凶と思われる鬼舞辻無惨へと叩きつける……。
その為の犠牲は、厭わない……。
鬼舞辻無惨をして、「産屋敷という男を人間にあてる物差しで測っていたがあの男は完全に常軌を逸している」と言わしめる程の覚悟です。
無惨の再生を一秒でも遅らせる為に爆薬の中に細かい撒菱のようなものも入っていたようです。
もしかしてこの爆薬の製作に技術力を提供したのは元音柱・宇髄天元さんなのかなぁ……。
自爆のことは聞かされていなかったとは思いますが、お館様の訃報と、その時の状況を聞いたら崩れ落ちてしまうのではないでしょうか……。
そして無惨は、さらに思考を進めます。
撒菱等で再生を遅らせようと講じているのは、まだ何かあるから。
爆発はあくまで足止めで本命がこの後にあるはず、と。
お館様……。
前回までの安らぎを覚える程の声色は全てこの爆発の威力以上の恨みや憎しみを抑え込んでのものだったと思うと……。
無惨の「妻と子供は承知の上だったのか?」ってセリフがなんか優しくて、ブラック企業の社長がさらにブラックな企業の社長の所業を見て「それはやりすぎ!」って言ってるみたいでちょっと笑った。
などなどと、産屋敷一族怖い!と色々考えてしまう自分を律し、動じるなと体の再生に集中した無惨でしたが、その体の周りに何かが現れます。
鬼舞辻無惨を固定する謎の血鬼術!
無惨が把握していない血鬼術……ということは……。
鬼であっても簡単には動けなくするように、突き刺さった肉の中でも棘が細かく枝分かれして抜けないようになっているようです。
これは鬼をその体に吸収できる無惨でなければ夜明けまで動けなくなってしまうのでは?
結構恐ろしい血鬼術。
棘を吸収し離脱を謀る無惨でしたがその懐に飛び込んできたのはなんと!
珠世さん!!!!
愈史郎の目くらましの血鬼術の札を身に着けています!!
珠世さんの口からこの棘の血鬼術の主は浅草で鬼にされた旦那さんと明かされます。
いつか共闘するかなとかのんきに考えたりもしていましたがまさかこんな土壇場の修羅場で重要な役割を担うほどの力を見せてくれるとは……。
そしてそして鬼舞辻無惨の懐に突き刺した珠世さんの拳、棘を吸収するタイミングに合わせてねじ込んだその拳の中に握り込んでいた物。
それはなんと鬼を人間に戻す薬!!!!
状況が随分変わり完成したとのこと!!
これは鬼殺隊との協力や禰豆子の変化によるものでしょうか!?
もしこれが本当に完成していたら凄いですよ!?
もう臨床試験で人間に戻った鬼もいるのでしょうか……?
最近描写されていない禰豆子はどうなってるの!?!?
この薬の真偽は定かではありませんが、無惨の注意は完全に珠世さんに集中しています。
「お前も大概しつこい女だな珠世、逆恨みも甚だしい」とサラッと珠世さんの過去が語られます。
珠世さんは鬼になった直後、夫と子供を喰い殺してしまったようです。
病で死ぬしかないところに無惨が甘い言葉を囁いたのでしょう。
鬼になった時のリスクは話さず……。
たった数コマ、たった数言で珠世さんの無念が伝わってきます……。
家族を喰い殺した後、自暴自棄になって大勢の人の命を奪ったとも語っています……。
しかし何かのきっかけで珠世さんの心は「人」に戻ったはずです。
医者となり、愈史郎を救い、炭治郎と出会った時には禰豆子の守るべき対象となるほどに「人」でした。
唯一、鬼の細胞を破壊できる鬼舞辻無惨。
その全ての元凶に捨て身の攻撃を仕掛ける覚悟はどれほどのものでしょうか。
たくさんの人の命を奪った罪を償う為にも。
「私はお前と ここで死ぬ!!」
「南無阿弥 陀仏」
悲鳴嶼さああああああああん!!!!
お館様の自爆から固定棘の血鬼術、そして珠世さんの薬と特攻。
全てはここ、鬼殺隊最強の男、岩柱・悲鳴嶼行冥の攻撃へと繋ぐための布石でした!!!!
悲鳴嶼さんがいつからお館様の自爆作戦を聞いていたのかは定かではありませんが、それにしても熱い。
熱すぎる怒濤の展開です!!!!
悲鳴嶼さんの悲痛な男泣きが胸にきます!!!
粉々になった無惨の頭部で次回へ!!!
やったああああああああ!!!!
無惨倒しましたよ!!!!
これは倒したでしょう!!
結局無惨は死んでない、無惨はボディが複数体ある、無惨は概念、等々色んな予想がありますが無惨は倒したと思います!!
嘘ですそう信じたいだけです。
でも無惨は倒したと思います……。
ここまでお膳立てして……千年以上も追い続けてたんですよ……。
表紙の娘二人の表情見てください……。
これで倒せていなかったらトンガリはダメです……。
まぁここで無惨死んだら鬼滅の刃最終回かよ、というお気持ちはわかりますよ。
無論、そうはならないと思っています。
んー予想としては、
- 禰豆子ラスボス説
- 上弦の誰かラスボス説
- 鬼舞辻無惨よりも上位の鬼の真祖的なホントのラスボスが現れる説
こんな感じでしょうか。
上弦の誰かがラスボスになったら無惨は物凄くネタ感溢れるボスとして名を残してしまいますね……。
無惨が死んだら上弦も死ぬのでは?というところは、珠世さんの薬で人間に戻ってから死んだから他の鬼は死ななかった=呪いが解除されていた、みたいな都合の良い展開でなんとか。
というか珠世さんの薬が効いたら固定の棘の血鬼術で頭貫かれてる段階で死にますよね。
果たして無惨討伐はどうなるのか!
あと悲鳴嶼さんの日輪刀(斧?)がかっこいい……。
トゲトゲ鉄球も当然日輪刀と同じ材料で造られてるんですよね。
珠世さんの薬が効いていなくても、悲鳴嶼さんがこのトゲ鉄球で朝まで無惨の頭部を破壊し続ければ倒し切れるんですよね……。
なんなら素手でも朝まで破壊し続けられそうな岩柱ほんと頼もしいです。
そばには棘の血鬼術の浅草の旦那さん、愈史郎、駆けつけている柱たち、とかなりの条件が揃っているので、やはり鬼舞辻無惨はここで退場と予想します!!!!
さーて次回は鬼滅の刃の中でも最高潮の盛り上がりになりそうですね!!!
楽しみです!!!!
キメツーーーー!!!!(遠吠え)
悲鳴嶼さんの武器が衝撃的過ぎて笑
岩の呼吸ってそういうこと?岩駄武的な?ナルトの角都の術みたいな感じなのかなって思って無惨撃退が霞みましたわ笑
ただ、まさか敵の大将がこんなとこでやられるとも思えないので、雅みたいに首を胸に埋めて生き永らえるのではないかと思います!
…って言えたら良いんですが、無惨様はちょっとネタキャラ化しつつあるんであっさり童磨あたりがラスボス化したり…