出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第189話
週刊少年ジャンプ2020年6・7合併号
あけましておめでとうございます!!!!
今年もよろしくお願いしまーーーーす!!
トンガリです!
初詣やら新年の抱負やら色々な行事があることと思いますがトンガリはひたすら溜まっていた漫画を大量に読んでいました。
しかしいよいよ合併号期間を埋めるための漫画たちも底を尽き、無気力になりそう……とめげかけていたその時!
トンガリを救ってくれたのはジャンプ+の無料連載陣でした!!
忘却バッテリー面白すぎます……好き……アビスレイジもありがとう……。
新年から更新して下さる粋な計らいによってトンガリはなんとか合併号期間を元気に過ごすことができ、
更にはジャンプ+の更新をチェックしていたら土曜なのにジャンプが発売していることに気付くスーパーファインプレー!!!!(そこはちゃんと把握しておけ)
なんで今週は土曜発売なんでしょうか? 月曜平日ですよね?
何にせよまだ読めないと思っていたものを唐突に供給される喜びときたらもう、バックで壮大なクラシックの名曲が流れ始めたくらいです。
新年早々最高にハッピーな流れです。
おみくじどころかお正月の年中行事的なこと全くやってませんが今年も漫画運だけは良さそう。
という訳で、早速2020年初掲載の鬼滅の刃を追っていきましょう!!!!
扉絵は炭治郎や仲間たちの元へ走る禰豆子。
凄い汗だし片目を押さえてる……?
もしかして徐々に人間に戻っていて片目は既に……?
一抹の不安を覚えましたが、マンガモアは先代お館様が感じたものを信じて禰豆子を応援したいと思います。
さて本編。
現在、無惨が大暴れし街が壊されています。
その影では“隠”の方々が近隣住民の避難にあたっていました。
地盤沈下と言ってその場を切り抜ける対応に少し手慣れたものを感じますし色んなところでこうして後顧の憂いを消してくれていたことでしょう……。
建物の崩落に巻き込まれた人もおらず割と順調に避難できていそうなので少し安心しました。
鬼殺隊の隊士たちが命を懸けて無惨を足止めしていることは既に実を結んでいるんです。
ギョロ目の“隠”の方が瓦礫の下敷きになり動けなくなっている猫ちゃんを発見・救出。
その猫ちゃんは珠世さんの使い猫、いつも炭治郎のことを見張ってた猫ちゃんでした。
戦場に向かい駆け出した猫ちゃんの真意や如何に……。
そして場面は柱対無惨の戦場へ。
風柱・不死川実弥さんと蛇柱・伊黒小芭内さんが無惨と相対しています。
そして見てくださいこの超絶技巧。
斬撃と同時に蹴り上げて切断面を離し、即再生するのを阻む凄技!!!!
なるほどその手が!!
凄い!!!!
発想も凄いしそれをやってのける技術も凄い!!!!
流石蛇柱! 流石伊黒小芭内さん!!
しかし無惨にしてみれば大した妨害にもなっておらず、「稼げる時間は瞬き程度」。
そのたった一瞬一秒を稼ぐために鬼殺隊の全員が命さえもかなぐり捨てている戦いです。
夜明けまであと一時間十四分……。
夜明けまでが気が遠くなるほど長く感じます……。
それでも無惨を地上に叩き出した時は夜明けまで一時間半でした。
十五分も戦っています!!
少しずつの積み重ねで十五分稼ぎ出しているのだから、これからまだまだ増援があると信じて今この瞬間決死の思いで戦う柱たちを応援したい!!
前回から使われ始めた、恋柱・甘露寺蜜璃さんを戦闘不能に追いやった竜巻の様な攻撃。
あの攻撃が柱たちを苦しめています。
あれはどうやら無惨の腕にある口が空気を吸い込んでいる攻撃だったようです。
しれっと原理を把握している柱たちには流石としか言えません。
吸息……。
無惨からしたら息を吸ってるだけか……。
範囲が広く強力な吸い込みは避けるための動作も大きくなり、攻撃を喰らわずとも体力が大幅に削られてしまうようです。
無惨はただ腕を振って、各所の口から思いっきり空気を吸い込んでいるだけなのにどんどん追い込まれていく柱たち……。
水柱・冨岡義勇さんが無惨の腕に刀を立てた際、刀を弾かれ手放してしまう場面もありました。
どこからともなく飛んでくる岩柱・悲鳴嶼行冥さんの鉄球と伊黒さんがカバーし、実弥さんが刀を投げてよこしてくれたお陰で事なきを得ましたが、いつ均衡が崩れてもおかしくないギリッギリの戦いです……。
というか毒による細胞破壊によって徐々に均衡は崩されているというのが正しいですね……。
ジャンプ+電子書籍版で読めるカラー版では実弥さんが投げた刀が青い日輪刀で恐らく水の呼吸の剣士が使っていたであろう日輪刀だということが分かります。
これでこれまで折れた刀で戦っていた義勇さんの負担が少しは減るのでしょうか……。
自分専用の手に馴染む刀では無くなったからプラマイゼロに近いのかな……。
実弥さんは物凄く態勢を低くして攻撃を繰り出したり攻撃を躱したりするし、足の指で刀を挟み下方から突き上げるトリッキーな攻撃を用いたりもするので、この乱戦の中でも落ちていた刀を拾うことができたのかもしれません。
鬼滅の刃はキャラの描き分けが細かいのでそういうことを考えているだけでも楽しい。
この柱たちの奮闘は、無惨にも「予想以上に粘ってはいる」と思わせていますが、
それでもやはり無惨の血毒による細胞破壊によって夜明けまでもたせることは絶望的な状況です。
伊黒さんは「体が小さい分俺は毒のまわりが早い……!」なんて言ってますしそんなところまでリアルに描き分けないでくださいと辛い気持ちでいっぱいです。
いや鬼滅の刃のそういうところが好きなのですがその分こっちにもダメージがくることも少なくありません……。
このままだと一番に伊黒さんが……?
禰豆子……炭治郎……といもしない隊士に思いを馳せて現実逃避していたところに救世主が!!
ん 猫ちゃん猫ちゃん!!!(鶴見中尉ボイス)
突如戦場に現れた珠世さんの使い猫ちゃんは謎のバイアル瓶の様な物を射出!!
柱たちに液体を注入します!!
柱たちが躱せない速度で散らばっている柱たちに的確に当てる凄腕スナイパーの猫ちゃん……もしや名前は尾形……?
その液体を打ち込まれた柱たちは無惨の血毒による細胞破壊の症状が一時的に緩和。
脈の狂いや体の激痛が格段に治まっています。
実弥さんの「何か知らんが通りすがりの猫に助けられたぜェ!!」ってセリフが何でか素っ頓狂に感じて可愛い。何ていう感情だこれ。
珠世さんの遺した発明のうちの一つで無惨の細胞破壊を止める血清のようなもの。
流石これまで炭治郎にも協力してもらって無惨の血を集めていただけはあります。
しかし猫ちゃんは無惨の手でバラバラにされてしまいました……。
猫ちゃん終始無表情でリアルな猫感がありました……。
まさか鬼猫だという可能性はないとは思いますが、それでも無惨に切り裂かれたのであれば再生することはないでしょう……。
今までありがとう。
当然無惨の苛立ちも増し、更に攻撃は激しくなります。
そんな中、蛇柱・伊黒さんは「俺が誰よりも戦果を上げていない」と自身の不甲斐なさを嘆きます。
しかしそんな状況でただ頭を抱えるだけではないのが伊黒小芭内。
何とかもっと有効な攻撃を与える方法は無いか思考を巡らせます。
「命の危機に瀕した時 生き物は爆発的な力を発揮する」
過去座敷牢に入れられていた絶望の時も、それまでに箸より重い物を持ったことがないような非力な手にも関わらず、簪一本で分厚い格子を破り脱走を成功させています。
伊黒さんは更に思考を進めます。
「そして時透 お前は」
「死ぬ間際白刀を赫くし 刀の色に関わらず刃は赫くすることができるのだと証明した」
「鴉の報告から推察するなら」
「あの瞬間時透ができたことは強く刀を握り締めるのみ」
「強い衝撃を受け 刀の温度が上がったのではないだろうか」
「刃を赫く染めるのは 死の淵に己を追い詰めてこそ発揮される」
「万力の握力」
意外!!!!
それは握力ッ!!!!
で、で、で、出たああ!!!!
赫刀!!!!
一番に自力で自分の意志で赫刀を顕現させたのは伊黒さん!!
この人も分析と実現する能力を併せ持つ天才的な人か……!!
そしてそしてこの左胸から左前腕にかけて浮かび上がっているのって伊黒さんの痣ですよね!?
今出たのかずっと出てたのか定かではありませんが祝!伊黒さんの痣公開!!!!
煽りで「痣発現」って書かれてるから今出たのかな。
今期の柱が本当に揃いも揃って強者ばかりで凄すぎます……感動です……。
あ、カラー版ではない鬼滅の刃では赫刀になっていることが分かりづらいかもしれませんね。
煽りで「赫刀顕現」と書いているので分かるか。
カラー版では刀の根本から中程まで色が赤く変わっています。
伊黒さんが赫刀を顕現させたことで周りの柱たちも呼応するように赫刀を手にすることでしょう。
ここにきて有効な攻撃手段が増えることは朗報となることでしょう!!
滅茶苦茶熱い展開で戦いは次回へ!!
やったーー!!
伊黒さん痣と赫刀おめでとうございます!!
赫刀一番乗りは霞柱・時透無一郎くんですが、こう、存在を自覚し自力で発現させた伊黒さんも凄いです!!
何か前回の回想のせいで伊黒さんに儚い展開がくっついてきそうな流れを感じていましたが、
あの回想は見方によっては少年期からしてすでに精神的にタフだったとすることもできますね。
蛇柱、想像以上にしぶとい?
何にせよこれで無惨戦の流れも変わってくることと思います!
無惨もそろそろ逃げの選択肢が頭をよぎる?
それとも新たな攻撃手段を用いるだけであいも変わらずゴリ押し一辺倒?
この辺りの対応の差で展開は大きく変わってきそうな予感。
赫刀の読み方は再び「しゃくとう」とされています。
「しゃくとう」でいくみたいですね。
それにしても、赫刀の顕現条件。
強く握ること!!!!
まさか伊黒さんがこんな脳筋な方法に辿り着くなんて……。
技とは腕力ではない。だが最後に物を言うのは腕力だ。
風柱が岩柱の鉄球を強く叩いた時も衝撃で刀と鉄球が赤くなっていましたね。
衝撃で赤くなるほど温度が上がるのは日輪刀の性質……?
炭治郎が禰豆子の血で温度を上げた爆血刀も温度の上昇で赫刀になっています。
止血のために刀を焼いていた義勇さんの刀は……?
- 単純に温度を上げるだけでなく、衝撃によって温度を上げる
- または人を喰わず太陽を克服するような特殊な力と心を持った鬼の血鬼術で刀を燃やす
この辺りが赫刀の顕現条件でしょうか。
新年一発目に無惨滅殺が近付く足音が聞こえてきたような気がします。
あとあと例によって今年もジャンプ+の宣伝です。
ななな、なんと!!
定期購読限定特典『鬼滅の扉』という鬼滅ファンには嬉しいジャンプ+ならではの特典もあります!!
煉獄さんの「心はどこまでも高く――。」の言わずと知れたあの名扉絵も見られますので気になった方は是非!
さてさて、年が明けても特に変わりなく漫画のことでばかり熱くなっています。
トンガリは今年も変わらず漫画馬鹿をやっていくことになりそうです。
代わり映えのしないブログではありますが、今年も遊びに来て頂けると嬉しいです。
新年一発目は好きなキャラの活躍で気が動転してしまって全然考察できていない投稿になりました。
幸せなやつですね。
あ、今回も合併号だ……ほげぇ……。
それでは次回もよろしくお願いします!!
キメツーーーー!!!!
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