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鬼滅の刃 第184話「戦線離脱」感想・考察

出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第184
週刊少年ジャンプ2019年52


おはこんばんにちは!!
トンガリです!!

表紙から見上げる空がなんだか気持ち良く感じます。

思えばこれまでの戦闘はずっと敵地で空も見えず閉塞感がありました……。
よくあんな全てに警戒していなければならない場所であれだけの激闘を……。
鬼殺隊の隊士たちは本当に凄いです……。
拍手がしたくなります。します。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第184

さてさて、遂に無限城からの脱出に成功しましたが、どうやら放り出された場所は想定していた場所から大きくズレているようです。
愈史郎と無惨とで綱引きになったからとの分析ですが、上手くすると愈史郎は自由に場所を選んで無惨を地上に出せたのでしょうか。
なるべく日の出の早い、東の方の海沿いに出すつもりだったとか考えがあったのでしょうか。

地球の反対側とかに移動できれば日が射していたのでは!?
ああー!!
日本が外交や貿易をもっと積極的に行っていれば!!
まぁ流石に血鬼術もそこまで便利ではありませんよね。
そんなこと言ったら鳴女が太平洋のど真ん中に全隊士を転送していたら全滅でしたし。

閑話休題。

市街地となると……守る戦いである鬼殺隊には厳しい状況と言わざるを得ないのではないでしょうか……。
悪くすると、一般人を大量に殺され、また回復に使われてしまいます。

そして肝心の夜明けまでの時間ですが……。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第184

あと一時間半!!!!

無限城に入ってからどれくらい経っているんだろう!?

正直、一時間半と聞いた時「思ったより短い!イケる!」と思ってしまいました!
ごめんなさい……。

上弦とは比べ物にならないほどの強さを持つ鬼舞辻無惨を相手に1時間半耐久するというのは犠牲を覚悟しなければならないなんてレベルではない長さですよね……。

それに周囲が市街地ということもあって撤退しながらの耐久戦も難しくなってしまいました。

激闘をくぐり抜けてここまできたというイケイケな感じがあったので腑抜けていましたが、
未だ鬼殺隊側が不利な状況は変わっておらず大ピンチであることに変わりはありません。
輝利哉様は地上に出せただけでも「無惨は劣勢」と考えていますが、無惨はムカついているくらいで、自身が敗れる可能性は皆無だと思っているかもしれません。
始まりの呼吸の剣士・縁壱さんから逃げ切っていますからね……。
最悪本気で撤退すればいいや~くらいに思ってるのかな……。

とりあえず、恋柱・甘露寺蜜璃さん、蛇柱・伊黒小芭内さん、水柱・冨岡義勇さんの生存は確認できました。
無限城崩壊に巻き込まれて大怪我をしたということも無さそうです。

風柱・不死川実弥さんと岩柱・悲鳴嶼行冥さんが頑なに描写されないのは何故なのだ……。
お願いします……あまり不安にさせないでください……。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第184

そして無惨も瓦礫の中からド派手に現れました!

更に触手を増やしたその姿はどこか頚の弱点を克服した黒死牟を思い出させます!!
無惨がこんな形態を取るということは黒死牟のあの変化も方向性は間違ってなかった?

触手を増やしたことで激しさを増す無惨の攻撃ですが、三人の柱は見事に攻撃を仕掛けます。

強者三人がお互いの動きを汲み取りながら揃って仕掛けているであろう感じが好き。
凄く大好き。

伊黒さんは蛇の呼吸・参ノ型、蜜璃さんは恋の呼吸・弐ノ型“懊悩巡る恋”、義勇さんは水の呼吸・捌ノ型“滝壺”を繰り出します。

そして見てください!!!


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第184

伊黒さん!!!!

左手から繰り出される芸術的と言わざるを得ない一撃!!

この一撃が無惨の頚を捉えます!!!!


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第184

んん?

これは……
やはり……。

無惨の再生速度の速さは斬られた瞬間から再生が始まり傷跡すら確認することが難しいレベルでした。
爆薬と薬で弱体させ、血鬼術で拘束していたからとはいえ、頭部をゴリッと砕け散らせた悲鳴嶼さんの攻撃力の高さがよく分かります。

これって悲鳴嶼さんの手斧や、宇髄さんの日輪刀のように、無惨の頚よりも幅広な刃物で切断すれば頚を落とすことはできるんでしょうか。

なんか頚を落としたら身体からも頚からも再生して無惨が増えそうで怖い。

無惨をバラバラにして少しでも弱体化させようという柱たちの策が完全に裏目に出てしまい、
無惨の間合いの中で攻撃後の隙を晒すことになってしまいました。

当然無惨もその隙を見逃すはずもなく攻撃に移りますが……。

なんと!!

生き残っていた鬼殺隊の剣士たちがその身を挺して盾となり、柱を救うことに成功します!!

しかし、盾となった大勢の隊士たちは…………。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第184

鬼殺隊隊士たちの覚悟の決まり方が尋常ではない……。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第184

「柱を守る肉の壁になれ」

ヤバすぎます。
炭治郎も守られていました。

「柱がいなけりゃとっくの昔に死んでたんだ」
「臆するな戦え――っ!!」

いやああああ!!!!
これ本当に有効な策なの!?!?!?!?

輝利哉様の指示!?!?

無惨がいまのところ棒立ちしかしてないからもうちょい遠距離からジリジリ様子を見てたらいいのにと思ってしまいます……。
受けに回ったら各個撃破されて戦いにもならないのかな……。
手がつけられない……。

何だかんだ、柱が揃えば何とかなるんだろうと思っていたのですが……。
割と絶望的な程の戦力差なのかもしれません……考えが甘かった……。

そして追い打ちをかけるように。

突然、炭治郎が吐血し、苦しみ始めます。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第184

「私は攻撃に私自身の血を混ぜる」

「鬼にはしない」
「大量の血だ」

「猛毒と同じ細胞を破壊して死に至らしめる」

「竈門炭治郎は死んだ」

死んでない、絶対死んでない。
でも、死んでなくても痛々しい炭治郎の姿と苦しそうな表情がトンガリの心を削る。

這い寄る絶望……打開の術は……?


へいへい……トンガリ弱ってるー……。

無惨の血、使ってました……。

鬼舞辻無惨にはこれがありましたね……。
ダメージは瞬間再生、攻撃は一撃必殺。
いよいよ手がつけられなくなってきやがった……へへ……。

なーんてな!!

何を隠そうこっちにも切り札がいます!!!!

紹介しましょう!

禰豆子!!!

禰豆子の血鬼術は鬼由来の有害成分を焼き尽くしてくれるんですよ!!
トンガリは鬼滅の刃を何度も読んでいるので詳しいんです!!

あ、ダメだ……今禰豆子は人間に戻る薬を服用して頑張ってる……。
人間に戻っても血鬼術はそのまま使えるなんて都合の良い展開は……。

それに無惨の前に禰豆子が現れてしまったら吸収されてしまうかもしれない……。

そんな……。

たんじろう…………。

ヒノカミ神楽の特に理由の無い素敵な作用で無毒化に成功……?

愈史郎がきて助けてくれる……?

現実は非常……?

ダメです……全然アイデアが……何か他に良さそうな伏線……。

あ、青い彼岸花……?

誰か炭治郎を助けてください!!!!!

あと悲鳴嶼さんと実弥さんは!?!?

次回合流しなかったら流石に何かあったのかもと思ってしまいます!!!!

夜明けまであと1時間半、悲鳴嶼さんは「今宵の内にも死ぬだろう…」と言われているのに……。
黒死牟の見立てではあと1時間半の命ってことですか……?

いやだ……。

伊黒さんの活躍は最高にかっこよかった。
義勇さんも刀が折れてるのに、蜜璃さんも辛い状況なのに、みんな一歩も引くことなく戦っていて凄い。
しかしそれも隊士たちの犠牲が……無惨の無造作な攻撃で隊士たちが殺され続けていく現実を前にすると厳しい……。
トンガリが全然テンション上がっていない……。

前回まではイケそうな気がしていたのに……。

不安材料がどんどん増えてきてとても厳しいです……!!

頼みの綱は愈史郎、悲鳴嶼さん、実弥さん……あとは同期組といったところでしょうか……。

流れを引き戻してほしい……。

鬼滅の刃でなければ主人公が死んだと言われても「いや死なない」と気楽に思えるのですが、
鬼滅の刃は無意味に主人公を死んだと思わせるようなことはしないような気がしていて。
流石にそこまでそんなことには、と頭では分かっているのですが嫌な感じが拭いきれません。
一時的に死んで、あの世で縁壱さんや炭十郎さんと逢う、とかそういう覚醒のためだけのものだといいのですが。

無惨にとっては想定外に、何故か炭治郎が鬼化することで存命するも、その後鬼殺隊によって滅殺されるとか……。
とにかく覚醒のためだけの死ではないような気がしてハラハラしています。

ここ最近は、竈門家の血筋にはまだ何か隠されてるようなものがあるのではないかという思いが強いです。

禰豆子が鬼として特殊だったというのもありますし、
昔、禰豆子が母・葵枝さんに「お兄ちゃんのお目々が赤いのは~」と尋ねた時の葵枝さんの意味深な笑顔とか。

ううん……話が重くて頭が……。

無惨は無惨で全然良いとこ無しなのにただ単純に強い……。
悔しい……。

次回までになんとか打開する方法は無いかをもっともっと考えておきます……。
今回は話が重いのでさらっと。

炭治郎の表情が夢に出るよ~~辛い。

まさか主人公がこんなことになるとは思っていなかったのでダメージ大ですよ……。

なんとか堪えつつ次回まで待機命令です……。

それでは……。

キメツ!

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