サイトアイコン マンガモア

鬼滅の刃 第172話「弱者の可能性」感想・考察

出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第172話
週刊少年ジャンプ2019年40号


おはこんばんにちは!
トンガリです!!

ブログのテーマを変更してみました。
というのも、「とりあえず初めてみよう」と何も考えずに手を付けたまま何も手を加えていなかったからです。
気付いたら結構な時も流れ、自分ではそこそこブログらしい形になってきたんじゃないかなと自惚れております。
しかし自惚れているだけでは勿体無いくらいに応援なんかも頂くことができているので、もうちょっと形やコンテンツに力をいれることはできないかと行動を起こしてみた次第でございます。

今回もまた「とりあえずまずはやってみよう」と変えるだけ変えてみたので表示等おかしなところが出ているかもしれません……ハラハラ……。
不具合等あれば優しく教えて頂けると嬉しいです。
トンガリ的にはシンプルながら色々手を加えられそうなテーマなのでブログいじりも面白そうとモチベーションが高まっています。(いじれるとは言ってない)

最近思うのは、鬼滅の刃ばかり感想を書いているので、やはり訪問して下さる方々も鬼滅の刃のファンの方々なんだろうなぁということです。
それが悪いということではなく、他の漫画の受け皿にもなりたかったり、鬼滅以外の漫画は知らない方にオススメの漫画を紹介したりしたいという欲望はあっても何も行動できていないというもやもや感です。
鬼滅の刃をきっかけに、週刊少年ジャンプで連載している他作品や、過去のジャンプ作品に興味を持って頂けたら当ブログ「マンガモア」が目指したいところにグッと近付けると思うのですが……。

あと毎週毎週、全ての週刊少年誌を読んでいるので、せっかくだしジャンプ以外の雑誌も好きな連載作品の感想考察記事を書けたらなぁと思っています。

漫画文化にあまり触れてこなかった人が、今盛り上がっている鬼滅の刃をきっかけに広く浅く漫画文化に接してくれるようになったら……ブロガー冥利に尽きますね。
たったひとりでもそういった漫画好き、漫画仲間を増やすことができたら最高にキラキラしたものを感じられる気がするのでトンガリがんばります。

でもまずはブログ発信のきっかけでもありここまで執筆するモチベーションを刺激し続けてくれている鬼滅の刃の感想・考察へ!
感謝の念を込めつつ、いってみたいと思いまーす!

黒死牟戦はいきなりの修羅場。
前回ラストに伸びた黒死牟の刀は風柱・不死川実弥さんの右手人差し指・中指を切断していました。

霞柱・時透無一郎くんは左手首を切断されています。
人は深い傷を回復することはできない……やはり鬼との戦闘は圧倒的に不利です……。

そういえば表紙で玄弥が無一郎くんの右手に刀を縛り付けていました。
片手で戦うためとはいえ痛々しい……。
玄弥に作戦を伝えていた風でしたが、超絶パワーと超絶技術で長い刀を振ってるだけで強い黒死牟打倒の妙案が何かあるんでしょうか……。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第172話

指2本を落とされた実弥さんでしたが、それでも岩柱・悲鳴嶼行冥さんがフォローしてくれていた模様。かばっていなければ両腕共落とされてたとのことですから実弥さん単独ではもう完全に躱せてません。
悲鳴嶼さんどれだけ飛び抜けているのでしょうか。
ただそれでもかばい切れなくなっていることからこのままでは黒死牟の攻撃の圧力で削り落とされてしまうことでしょう。

実弥さんの稀血も殆ど効いていないと実弥さん本人の談。
強い鬼にこそ効くはずというのも何かしらの伏線?
鬼舞辻無惨にはモロに効くとか、黒死牟は鬼としては強くないとか。
黒死牟は未だに大した再生も血鬼術も見せていませんので未知数です。
まぁ刀が伸びたり斬撃が謎の挙動をしていたりするのでしっかり人間とは一線を画していますが……。

そして場面は上弦の壱の戦闘を烏と愈史郎の術を使って覗き見ていた産屋敷輝利哉様の元へ。
間取りもほぼほぼ完成してきているのか以前ほどの慌ただしさが感じられないように思います。

現在上弦の壱の元へ水柱・冨岡義勇と竈門炭治郎の二人を向かわせられますが、輝利哉様はそれを却下。
義勇さんと炭治郎は鬼舞辻無惨の元へ向かわせているようです。
普通に黒死牟を迂回して行けるのですね。

そして上弦の壱はと言うと……。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第172話

「行冥と実弥、無一郎と玄弥の四人が必ず倒す」

勝ったッ!

これはもう勝利確定でいいのでは!?
この表情は産屋敷家が代々生まれ持っている先見の明ではないでしょうか!

これまで音柱・宇髄天元さんや無一郎くんがお館様の言葉を思い返して背中を押してもらっていましたが、こんな心境だったのでしょうか……どれだけ不利な状況であっても必ず光明があると信じられる説得力があります……。

まぁ必ず倒すとは言ってもおそらく、良くて五分五分くらいだけど「ここはこの戦力で突破して貰わなければならない」という強い意志と覚悟のようなものなのだとは思いますが、それでも産屋敷家はそうして信じてきた道を貫いて切り拓いてきた一族だと思うので今回も100%信じてついていこうと思います。

ただ鬼を滅殺してもこちらに被害が出ないという訳ではなく、予断を許さない状況であることにはなんら変わりありません。

鬼殺隊の目的は鬼舞辻無惨滅殺かもしれませんが、トンガリの目標は残りの隊士全員生還という少年漫画ど真ん中の展開としておりますゆえ。

しかし無情にも黒死牟の猛攻が始まってしまいます。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第172話

月の呼吸 漆ノ型 厄鏡やっきょう・月映え


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第172話

月の呼吸 捌ノ型 月龍輪尾げつりゅうりんび


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第172話

月の呼吸 玖ノ型 降り月・連面


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第172話

月の呼吸 拾ノ型 穿面斬せんめんざん蘿月らげつ

漆・捌・玖・拾と月の呼吸の大盤振舞い!
これだけは言わせて欲しい!!
この月の呼吸ラッシュは、ジャンプ+に載っているフルカラー版鬼滅の刃で読んだ方が良いと!!

特に漆ノ型“厄鏡・月映え”の斬撃の軌跡!
直線的な斬撃の周りで不規則に半月状の形で地面を抉っている描写が物凄くかっこいい!!
週刊連載という制約上、吾峠先生がどれだけ頭の中のイメージでカラフルな世界を創り上げていても、紙面に載せられるのは白黒の世界……。
しかしこの着色は、吾峠先生のイメージされている世界を出来得る限り忠実に再現しているのではないでしょうか!
先生ご本人が彩色なさっている訳ではないので、完全に完璧とは言えないかもしれませんが、それでも先生がイメージされている世界の一端を感じられる出来栄えだと思います!!

黒死牟の滅茶苦茶な攻撃も着色されていると見惚れんばかりの優美さ……。
このスケール感はとても刀で戦っているとは思えません……。

そして月の呼吸拾ノ型“穿面斬・蘿月”は完璧に実弥さんを捉えます。
この斬るというよりは根こそぎ抉り取るような斬撃は一体どうなっているのか……。

間一髪、実弥さんの窮地を救ったのは無一郎くん。
とうとう参戦です。
自分と戦っていた時よりも段違いに出力を上げている黒死牟を見て心中やいかに……。

無一郎くんが回避のフォローをしつつ食らいついていく感じで戦っているのでしょうか……。

その戦いを少し離れたところから見ている玄弥。
無一郎くんは直接参戦しましたが、おそらく玄弥には別の役割を任せたのかなと思われますたぶん。

しかし「やれるか?俺に」「役に立てるのか?俺は…」と自信を失くしています。
柱3人が同時に戦っても攻撃を避けるだけで精一杯で簡単にあしらわれている場面を見れば無理もないと思いますが……それでも恐怖を感じているのは死ぬことではなく自分の弱さのせいで役に立てず仲間を守れないこと
「弱いことが悔しい」と己の非力を嘆いたその時、脳裏に蘇ったのは炭治郎の姿でした。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第172話

「一番弱い人が一番可能性をもってるんだよ」

ここでサブタイトルの回収……弱者の可能性

曰く、炭治郎が上弦の陸と戦った時もそうだった、炭治郎が弱かったからこそ状況を変えられた、と。
炭治郎は敵にも警戒できる絶対数は決まっていると言っています。
そしてそれは強い人により警戒を強くしていると。
逆に弱い人には警戒の壁が薄いから、弱い人が予想外の動きで壁を打ち破れたら一気に風向きが変わり勝利への活路が開く。

話は分かります。
伸びしろだって一番弱い人間が一番多く残しているとも思いますし。

一番実力が劣っている者への警戒が薄いのは間違いないはずです。

しかしそれも弱いと思っている相手にとっての予想外の動きができなければ、対面当初と同じ様にあっさり迎撃されてしまっておしまいです。

炭治郎の言葉を胸に、「やるしかねぇ」と覚悟を決める玄弥。
どうするのかと思いきや、取り出したるは折れた黒死牟の刀の刃先


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第172話

予想外を作り出す切り札は、おそらくは毛よりも無惨の血が濃い黒死牟の刀を喰うこと。

「俺は兄貴を師匠を仲間を絶対に死なせねぇ」という強い想いが響きます……。

刀で口内を切ったのか、流血しながらも刀を飲み込み次回へ……!


あああーー!!!!
玄弥ああああーーーー!!!!

玄弥の決死の覚悟。
黒死牟の刀を喰った玄弥の身には一体何が起こるのか……。

上2つは無惨に補足される可能性も高そう。
暴走はさすがにグダグダになってしまうから禰豆子のように無惨にも補足されず、どこか特殊な状態で鬼になってしまう、くらいでしょうか……。
そしたら黒死牟にも興味持たれそう。

黒死牟との戦いでキーパーソンになるんだとしたら、単純な戦力アップではなくもうちょっとメタ的に、
黒死牟の肉(刀)を喰ったことによる鬼化なので、細胞というか気配というかそんな感じのものが黒死牟に近い状態になり、黒死牟が気配を察知できない(自分自身の気配は察知できない)とかそんな方向性はどうだろうか。

それなら完全鬼化くらいしないと戦力的に頼りにできないような……という黒死牟の圧倒的な強さに対する蟻の一穴になりそうだなと思いました。

気配や闘気を感じ取れないのって完全に“透き通る世界”ですね。
対黒死牟専用の擬似的な“透き通る世界”。

トンガリ的には玄弥は過去に明かされた「鬼にならない者もいる」という体質なんじゃないかと予想しているので、完全に鬼になってしまうのは色んな意味で辛いです……。

あと刀を飲み込むのがそういうマジックみたいだった……。
ガリボリと咀嚼するのも変だしこれでよかったのか……。

兎にも角にも黒死牟の強さが手の付けようがありませんよぉ!!!!
どうするんですかこれ!!

伊達に三百年くらい生きてないですね……。

そういえばサラッと黒死牟と炭治郎の遭遇が無くなってしまいましたね!
無惨への進行を阻止せんと黒死牟がそっちに出向く可能性はありますが、輝利哉様もああ言ってたし黒死牟はここで何らかのフェードアウトを迎えると思っています!

となると耳飾りや無惨を追い詰めた剣士の話とかは無惨が炭治郎に話したりするのかな……?

黒死牟も殺す気満々の攻撃をバンバン繰り出してますし、おしゃべりタイムは終わってしまったんでしょうか……。

武器が伸びてからはとにかく防戦一方の劣勢ですし、玄弥がどうなるかにこの戦いの全てが懸かってきそうです……。
大丈夫だ……同期組はいつもギリギリの状況になりながらも危機を乗り越えてきた……。

何だか凄く上手くいく気がしてきた!!
なんかちょっと不穏な引きだったから結構ハラハラしてますが大丈夫なんじゃないでしょうか!

あっ、そういえば痣を出して戦ってる3人の柱を見ても「絶対死なせねぇ」って言ってるし痣が出たら二十五で死ぬことは知らないのでしょうか。
それとも「(こんな戦いでは)絶対死なせねぇ」でしょうか。

次回は鬼化して黒死牟に噛み付く玄弥が見られるかな。
黒死牟が驚いたり焦ったりしているところが見たいなぁ。

悲鳴嶼さん実弥さん無一郎くん絶対死なないで耐えてください……!!

そして仲間たちのためにも玄弥頑張れーーーー!!!!

柱も良いですがやはり同期組の活躍はハラハラワクワクしますね。
ここ最近で一番ハラハラしてるかも……です……。
玄弥は負けない……。



モバイルバージョンを終了