出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第82話
週刊少年ジャンプ2017年46号
前回ラスト、頚を帯化することで炭治郎の斬撃を凌いだ堕姫。
戦闘は続きます。
動きの鋭くなった炭治郎に対して、帯の数を増やし対応しています。
怒りにまかせてか確実に殺すためか分かりませんが単純に攻撃です。
一方炭治郎は物凄く冷静で思考が落ち着いています。
周りのことを気遣う余裕もあるし、帯の速度すら緩やかに見えているようです。
これは炭治郎の怒りによるものなのかヒノカミ神楽の力なのか。
おそらく後者だと思いますが……。
堕姫の帯による斬撃を日輪刀の鎬で受け流し、一箇所にまとめると
全てを縫い付けるように串刺しにしました。
しかし真の狙いは帯を止めるためではなく、
弾き飛ばそうと帯を張る瞬間に帯を斬るつもりだったようです。
堕姫はそれに気付き、「まばたきする間に帯は伸ばせる」と油断していましたが――。
この斬撃です。
帯を伸ばす暇もないということはまばたきする間にコレという訳ですね……。
堕姫はほとんど反応できていない様子。
しなるよりも尚速く刀を振り抜いて斬ればいい、と炭治郎が言っていますが
それができれば苦労はありません。
しかしやはりこの劇的な強化には理由があったようです。
竈門家の絆で炭治郎が呼び戻されます。
セリフ的には呼吸を止めて激しく戦っていたように捉えられますが、
日の呼吸使ってたんだよね……?
最小限の呼吸とかで限界まで戦っていたとかそういうことかな?
「人間には2つの限界がある」
限界の話です。
人間には2つの限界があり、即ち「体力の限界」と「命の限界」である、と。
「体力の限界」で苦しくなり動けなくなる。しかし強い怒りで無理矢理動いたとしても
「命の限界」が来てします。これを超えると人は死ぬ。
炭治郎は今それを超えかけたようです。(竈門家の家族ストッパー優秀ですね)
『怒りという感情だけで勝てるのならば、もうこの世に鬼は存在していないだろう』
深い……。
しかし逆も然り、鬼にも怒りがあるのだから一概にそうとは思えない。
それに珠世さんみたいな鬼だっているじゃん!とかひねくれたことを考えてしまった。
刀にも悪鬼滅殺って刻まれてるのだから「この世に悪鬼は~」として欲しかった。
なんて。
鬼ってだけで忌み嫌われてる世界観なんだから何もおかしくないですね。
帯を斬られただけで特にダメージの無い堕姫は鬼節全開で炭治郎にとどめを刺そうとします。
が、そこに現れたのは禰豆子ーー!
堕姫の頭を蹴りをお見舞いし、頭ごと吹っ飛ばしました!
炭治郎がボロボロだったこともありかなり怒り心頭な様子です。
禰豆子はこれが上弦との初対峙ですね。
相手が上弦、即ち鬼舞辻無惨の血が濃いことに反応しての怒りでもあるのでしょうか?
そして鬼舞辻は禰豆子のことを警戒していたようです。
鬼であっても殺せとでも命令していたのでしょうか。
「人間には限界がある」
「では鬼なら?」
という熱い引きで次回へ!
さてさて、流石にまだ上弦には敵わないとは思いますが
禰豆子のパワーアップイベントでしょうか?
というかパワーアップした禰豆子のお披露目?
しかし鬼同士ではお互い殺しきれないし、禰豆子は人を食べてないという弱みがあります。
その辺りで差がつきそうなところではありますが、禰豆子が善戦している間に
祭りの神・宇髄天元様の到着!って感じでしょうか!
そうなれば天元さんも禰豆子のことを認めてくれるだろうしハッピーですね。
次回の展開も気になります!