出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第141話
週刊少年ジャンプ2019年6・7号
明けましておめでとうございます!!
今年もよろしくお願いします!!
(挨拶が苦手)
という訳でトンガリです!
作中の熱くとも不穏な展開のせいで長期休暇特有の合併号ラッシュがしんどいです……!
表紙はカナヲちゃん。
やはり無限城に飛ばされていましたね。
闇に消えた仲間の影を追う――。
表情からして仲間(しのぶさん?)の身を案じているのが分かる……優しい子……。
しかし自分より強いしのぶさんを心配してこんな表情するのかな。
もしかしてアオイちゃんとかも飛ばされて来てる!?
そこまでしたらさすがに無限城決戦編盛りすぎぃ!!!!
しのぶさんが最近思いつめてたりしたのでその辺りから不安なんでしょう。
では本編の方、感想いきましょう!!
蟲柱・胡蝶しのぶさんの姉、胡蝶カナエさんの最期の時から始まりました。
カナエさんは死に際しのぶさんに「鬼殺隊を辞めなさい」と告げていました。
「あなたは頑張っているけれど 本当に頑張っているけれど」
「多分しのぶは…」
「……」
「普通の女の子の幸せを手に入れてお婆さんになるまで生きて欲しいのよ」
鬼に大好きな姉を殺されたら普通になんて生きていけないよ……。
しのぶさんの涙ながらの訴えに観念したのかカナエさんは自分を殺した鬼の特徴を伝えます。
「頭から血をかぶったような鬼だった」
「にこにこと屈託なく笑う 穏やかに優しく喋る」
やはり!!
カナエさんを討った鬼は童磨!!!!
様々な予想がされていたカナエさんの死!
仇は童磨でした!!!!
どう転んでも激戦必死だろうとは思っていましたが、ここまでお膳立てされると死闘は間違いないですね……。
しかししのぶさんにとっては願ってもない対戦相手!
誰よりも自分が相手をしたかった鬼です!!
当然対策だって!
信者の死体の海の中、まだ息のある信者さんがしのぶさんに助けを求めました。
そんな信者さんを童磨が殺そうとしますがしのぶさんが救出。
と、思いきやしのぶさんの胸の中で全身バラバラになって死ぬ信者さん。
「その鬼の使う武器は」
「鋭い対の扇」
最初信者さんには逃げられないような何かが仕込まれていてそれをもって遠隔で殺したのかなと思いました。
実際は、しのぶさんが超速で助けるそのほんの一瞬前にこれまた超スピードですでに細切れにしていたというところでしょうか。
カラー版だと金色なので鉄扇でしょうかね……。
鬼側でも割と見目麗しいタイプの童磨にはなかなか似合いの武器です。
童磨が広めている宗教の名前は“万世極楽教”。
「信者の皆と幸せになるのが俺の務め、その子も残さず奇麗に喰べるよ」とのことですが……。
先程の子も嫌がっていたし、なんか信者と言っても騙くらかされて連れた来られて喰われてるだけかもしれません。
というか童磨も“喰べて自らの血と肉にした存在”のことを信者と言ってるんじゃないのかこれ。
怯え、恐怖していた子たちも自分に食べられたあとは救済されたと喜んでいると心の底から信じていそう。
こういう思い込みサイコ系のキャラクターは独自の思考や理屈を持っているので会話が通じているようで通じてないんでしょうね。
「正気とは思えませんね 貴方頭大丈夫ですか? 本当に吐き気がする」
このやりとりだけはちょっとくすっとしてしまった……。
激昂しながら姉の仇だと告げるしのぶさん。
ちょっと意外でした。
しのぶさんって結構煽り耐性の低いタイプなんでしょうか。
なんか入れ込みすぎな感じがして少し心配です……。
童磨も童磨でカナエさんの事をしっかりと記憶していたのが驚き。
カナエさんが強くて印象的だったから?
それともこれまで殺した、喰べてきた人間のことはほとんど覚えているんだろうか。
もしそうだとしたらなるほどまさしく教祖だなと背筋が寒くなります。
そしてしれっとカナエさんが花の呼吸の使い手であったことが発覚。
蟲の呼吸が花の呼吸の派生と言われていたのですでに予想されつくしてはいましたが。
そしてトンガリが今回の話でこれは秀逸だ!と思ったのがこのシーン!!
少し後ろからの視点から瞬間的に童磨の視点になり、反応した瞬間にはもう眼球を刺されているというこの描写!!
実際にはこんな刺された部分だけ視界が失われるんじゃなく、左半分が全て暗くなるものだとは思いますが、そこはそれ、むしろ鬼の身体の欠損への無頓着さが出ているような感じがして凄く好き。
蟲の呼吸 蜂牙の舞い “真靡き”
蟲の呼吸は壱ノ型とかで無く○○ノ舞。
蜂牙の舞いは刺突系の技かな?
でも蝶ノ舞も複数箇所刺してたような。
うーん、刀の形状からして基本は全て刺突で、蜂牙は速度、蝶は幻惑、みたいな動きの違いかな。
血鬼術 蓮葉氷
童磨の血鬼術も判明!
先程も信者の女の子相手にちらっと出していましたが、氷系の血鬼術!!
しかも謎にオシャレな造形をしているぞ!!!!
掠ったしのぶさんが「肺を裂くような冷たい空気」と言っているので近付くだけで呼吸を封じられてしまう可能性がありそうです。
童磨に負けると奇麗に氷漬けにされた氷像が出来上がりそうですが鬼って最後には食べるのでそういうことはしないかな。少年漫画っぽいと思うのですが鬼滅はそういうとこリアル。
当然ながら「突き技じゃあ鬼は殺せない」と突っ込まれてしまいます。
「頚だよ やっぱり頚を斬らなきゃ」とまで言われてますがウソっぽくないですかこれ。
このセリフで思いましたが、童磨も頚を斬ったくらいじゃ死なないかもしれませんね。
そこはやはり信者大量喰いからの残機制みたいな血鬼術があるのかな。
鞘に収める音あからさまにおかしい。
そうです、我々にとっては周知の事実。
しのぶさんの必殺は“毒”。
顔面から叩き込まれた毒が上弦に通用するかどうか、これははっきりします。
1ページに渡って苦しみ悶える童磨……。
「累君の山で使った毒より強力だね」と言っているので鬼側も情報を共有していた模様……。
さっきは頚を斬らなきゃとか言ってた癖に毒のこと知ってたんですね。
やっぱりこいつは嘘つきです。
そして――。
あっさりと毒を分解してみせます……!!
これもう……しのぶさん……。
と思いきやしのぶさんの表情は曇っていない!!
どうやら鞘に刀をしまう際の特殊な音がポイントだったようです。
納刀することで毒の調合を変えることができる特別仕様!
相変わらず鬼滅のモノ作り班は良い仕事をする!!
一人盛り上がる童磨とここにきて冷静沈着な蟲柱・胡蝶しのぶ。
ここまでは小手調べ、いよいよ本当の死闘が始まります……!!
うわーーっ楽しい!!
最初はしのぶさん感情的になってるのかな?と思いましたがラストを見ると落ち着いてましたね!!
熱い気持ちは内に秘め、今は目の前の悪鬼を滅殺することだけを考えているんでしょう!!
終始童磨のペースだったらヤバそうですが、これなら十分に勝ちの目はありそう。
と言っても上弦が怖いのはここからなので用心です。
さて今回は童磨としのぶさんの武器(攻撃手段)のお披露目ですね。
しのぶさんの毒は一種類だけではなく、都度、調合を変えて使っているようなので一度毒が効かなくとも絶望しなくて済みそうです。
ただ全ての毒を使い切ったら……。
この仕様なら鬼を人に戻す薬も打ち込めそうですよね。
無惨にはあまり効いていなかったように思えたので上弦の力を抑え込むところなんて見てみたいですね~。
あと、見たくはありませんが、しのぶさんを喰うことで体内で反応して発動する毒とかありそう……。
嫌ですけどね……。
そういえばカナエさんが「多分しのぶには……」って言ってましたが、続く言葉はなんなんでしょう?
しのぶさんには強くなるのは無理ってこと?
しのぶさんは元々鬼の首を斬れない剣士ということでしたが……。
むぅ……。
という訳で新年一発目も何も変わらずいつも通りの感想!
しかも考察と呼べる考察は無し!
いいんです鬼滅は展開早いから油断してるといきなり急展開ぶっこんできますから……!
こうやってお互いがまだまだ手の内を明かしていない序盤戦は静かに盛り上がるんです……!!
そういえば単行本14巻発売されましたね。
トンガリはと言うと、カバー裏のやりとりに衝撃を受けました。
何故……何故直さないのだヤツは……!!
霞柱・時透無一郎対上弦の伍・玉壺はまとめて読み返すとやはりめちゃくちゃ面白い。
煉獄さんの鍔を見て煉獄さんを思い出す無一郎くんのシーンも凄く好きです。
鬼滅は読み返してもおもしろい。やはり名作。
次回までが長い~。