おはこんばんにちは!!
トンガリです!!
定着してきましたね、『あの月に向かって打て!』の感想も。
トンガリは昔から少し地味?というか着実?にステップを踏んでいくこういう作品が好きです。
『結界師』とか『ワールドトリガー』とか……。
いやアニメ化もしておいて地味ということは無いか。
反感買ってしまいそう。
淡々とした作品?
語彙力がない……。
まぁいいんです!
とにかくトンガリがハマっているということは、人によっては絶対に楽しいと思える作品だと思うので感想を書くのです!
今回もあらすじからいってみたいと思います!
「マンガモア」では週刊誌で連載中の最新話をメインに感想を書いていくので単行本派の方はネタバレ注意です!!
また、
2020年2月現在、
『あの月に向かって打て!』作品ページから第1話を試し読みできますので、未読の方は是非!!
作品ページはこちら
https://bigcomicbros.net/comic/anotsukinimukatteute/
第7話 あらすじ
出典:寒川一之『あの月に向かって打て!』第7球
週刊ビッグコミックスピリッツ2020年12号
熱烈大人気!
新・爽快ベースボール漫…画…!?
いよいよ本格的に野球部の練習が始まるかと思いきや、始まったのはサッカー!
板部岡雪江ちゃんが大活躍しています。
元サッカー部の間宮羽琉よりも上手なようで。
点を取った雪江ちゃんが「バモラーー!」と雄叫びを上げているのですが、調べないと元ネタが分かりませんでした。
昔サッカーの三浦知良選手がデカビタCのCMで叫んでいたみたいですね。
バモラはポルトガル語で“vamo la”、「行くぞ!」みたいな意味らしい。
サッカーをやっている理由はウォーミングアップでした!
これはあまり意外ではありませんでしたが、毎日同じ練習じゃつまらないからという内藤先生の方針は素敵だなと思いました!
みんなでウォーミングアップのサッカーをしていると、いきなり後ろから間宮をハグする女の子が登場!
新キャラです!
クララ・エルナンデスさんと鈴木桜さん!!
どちらもマネージャーさん。(間宮をハグしたのはクララちゃん)
遅れてやってきたのはクララちゃんが屋上で寝てたのを桜さんが起こしにいっていたから。
すでに結構キャラが濃いクララちゃん。
何となく、弾輝の姉・紗理緒さんとは相性良くなさそう……。
いや会うこともないかもしれないけど。
今回の二人は早々に「二人はうちのマネージャーな」と紹介されましたが、ここまでで雪江ちゃんがマネージャーとして紹介されたことってありませんでしたよね。
思いっきりウォーミングアップのサッカーにも参加してるしやっぱり雪江ちゃんは女子選手?
ウォーミングアップも終わり、先輩たちはキャッチボールからの打撃練習。
遠山部長はその間、クララちゃんに「一年の守備見てやってくれよ」と頼みます。
守備練習の準備をしているとクララちゃんは「音楽 聞きながらやろっ」と音楽を流し始めます。
いいなぁこれ……。
トンガリ結構音楽好きなので音楽聴きながら練習とか音楽聴きながら勉強とか音楽聴きながらお仕事とか憧れる……。
ちなみに音楽のジャンルはメレンゲ。
クララちゃんはドミニカ出身のようです。
メレンゲって聴いたことないかも。
そして頑張って小さい文字を解読して、流しているのは ミリー・ケサダ さんのアルバムだというところまで調べました。
というか これ だ!!!
ジャケット画像まで描かれてる!!
試聴してみた感じかなりノリのいい音楽ですね。
ラテンのリズムってこんな感じのことを言うのでしょうか。
“ドミニカ”って国は2つあるんですね。
ドミニカ国とドミニカ共和国。
日本人がドミニカと聞いて連想するのはドミニカ共和国の方かな。
ドミニカ国の方は世界地図だと点にしか見えないくらいの大きさでした。
ちなみに大リーグの米国外の出身者、いわゆる外国人選手では、ドミニカ共和国出身の選手が最も多く在籍しているそうです。
野球大国ですね!
地味に知識が深まっていく作品だなぁ……。
内藤先生が住んでいたというのもドミニカ共和国かもしれませんね。
なんで“中南米”なんだろうと思っていましたが、野球をテーマにするならこれ以上無いってくらいのホットスポットだったのですね……!
準備が終わり早速守備練しようという時に、なんとクララちゃんは弾輝に
「まずはそれ、グラブはずしてっ」と指示します。
守備練なのにグラブを???
なぜ??
疑問が浮かびましたが唐突に今回二度目の新キャラの登場。
地元シニアチーム(弱小)の監督・成田源蔵(63)!!
その孫・成田まさお!!!
弱小……。
まさおくんは春のこの時期に14歳ということはまだ中2でしょうか。
弾輝が高3の時に新一年生か……そこまでやるのだろうか……。(やってほしい)
気になる守備練の話に戻ります。
守備練習はこれ。
クララちゃんが手で投げて転がした球を
ふわっと捕って~
素早く投げるポーズ!!
ほほ~~。
作中で間宮も言っていますが、「こんな緩い球で練習になってんの?」という指摘。
同じこと思いました。
それに対してクララちゃん(というか内藤先生の方針?)の解答は、
日本のノックは鋭い打球を気合いで止めに行く感じ。
でもそんなこわばってガチガチの動きじゃ細かいバウンドの変化に対応できない。
それに、投げる動作にもスムーズにつながらない。
「これくらい緩いボールならリラックスできるじゃん?」
「ふわっと捕ってさっと投げる感覚を身に着けてね!」
さらに手で投げるなら女子マネでもできるし、打つのよりペースも早いから半分の時間で終わる……。
おおお!
なんか理に適ってて凄く近代的なトレーニングって感じしますね!!!!
当然激しくて厳しいノックのような練習もやるんだろうけどこういう新しい感じのトレーニング理論って聞いてるだけでワクワクします!!
まだボールの扱いや硬球の硬さに慣れてない新入部員には凄く良さそう!!
実際こういう練習したりするんでしょうか。
凄く実践的だしまさかオリジナルということは……。
しかし先程登場した成田源蔵さんはだらっとした練習や音楽を見て
「ダメなチームだな」と言い切ります。
でもこの人弱小チームの監督なんだよな……。
弱小の理由はもしかして……。
んでさらにクララちゃんから専門的なアドバイス。
この少し右に膨らんで走るという入り方。
確かにボールを斜めに見れるから距離感がつかみやすいというのは理に適っていると思います。
でも本当にそうなのか気になったので調べてみると……。
プロ野球選手が同じことを言っていました!!!
すごーい!
この辺りはやはり取材力なんでしょうか!
漫画ってこういう専門的な部分は多少適当でも物語がおもしろければ流される傾向にありますが、これだけでも『あの月』では結構本格的な内容になってるのかなと思えますよね。
寒川先生は過去に野球をやっていたことがあったと思うので、その時の知識なのかな。
ちなみにメディア・ルナ(Media luna)はスペイン語で三日月。(そのまま)
アルゼンチンにそういう名前のパンがありました。
その名の通り三日月型の美味しそうなパンでした。
お次は体の右側に飛んで来るボールの処理。
右側というか、利き手側、グラブをしていない側に飛んできた場合かな。
これを全部「逆シングル」で捕る、とのこと。
練習の一部始終を見ていた成田源蔵さんがとうとう我慢できず口を挟んできました。
「こらこら、そんなもん教えちゃいかん!」
「逆シングルのようなかっこつけの横着プレーは、確実性がない!」
「ミスするだけじゃ!」
「打球はこう! 正面で捕るんじゃ!」
「体で止めんかーい!!」
おお……これはこれでなんだかいかにもな野球おじさんという感じがします!!
でも何か言ってることは一見まともに見えなくもないです!!
これに対してクララちゃんはこう返しました。
「ミスするのは逆シングルを練習してないからよ」
「MLBの内野手はみんな、華麗な逆シングルの使い手よ」
右にきた打球を正面で捕るには回り込むロスがあるし、体で止めたって一塁に間に合わなきゃ意味がない。
その点、逆シングルは打球に一直線、シンプルで最短最速。
言い終えるとクララちゃんは雪江ちゃんにボールを投げます。
滅茶苦茶速く、かっこいい!!!
MLB(Major League Baseball)の名前を出されると説得力がありますね!!
そしてこちらも調べてみたのですが……日本のプロ野球選手も逆シングルは使うべきだと書かれているサイトがいくつか見つかりました!
もちろんケースバイケースで、余裕がある時は確実性をとって正面に回り込むけど、正面に回り込んでいたらアウトにできない時は逆シングルを使うべき、という感じでした。
どんな状況にせよ、使うのであれば練習しておいて損はなさそうですよね。
それより気になったのは、雪江ちゃんって確か左利きとして描かれてましたよね……?
この動作を見ると左手で捕って右手で投げているように見えます。
両利き……?
雪江ちゃんの華麗さに成田源蔵さんは青褪めて言葉に詰まっていましたが、
お孫さんのまさおくんは「か…かっけー!」と感動していました。
入学してくれそうですね。
そして極めつけはこの決め台詞。
「ウチの監督の方針なの、部外者は黙っててね」
かっけーー!!
この余裕のある態度には成田源蔵さんも思わず赤面!
リトルのチームでこの練習を取り入れてくれそうなデレ具合を感じます!
弾輝も逆シングル習得にやる気を見せています!
が、背後から「すいませーん」と声が。
どうやら野球部の先輩方が同じグラウンドにいる他部活の生徒たちに呼びかけているようです。
「すいませーん、笠原が打つんで気をつけてください」
ええっ!?
そしてそれを他部活の生徒たちは平然と受け入れています。
むしろ「頑張れよ笠原ーー!」と声を掛けています。
成田源蔵さんも「おおっ笠原! コイツを見に来たんじゃ!」と注目しています。
みんなから注目されている笠原のことを雪江ちゃんに聞くと……。
「運動部の人はわりと知ってるかな」
「でも、日本で硬式野球やってる人なら…知らない人いないと思う」
えええっ!?!?
何者なのアイツ!?
大物感溢れる佇まいと鋭い眼光!
次回いよいよ笠原くんのバッティング解禁です!!
感想
いよいよ野球の専門的な感じが出てきました。
勉強はすぐ忘れてしまうのに漫画のこういう知識はなかなか忘れないので、
トンガリはこういう知識で色んなジャンルの物事の雑な知識をたくさん持っています。
トンガリの知識はほとんど漫画知識です。
ほんとかぁ!?と思って調べたりすることもありますけど。
リアルなところはリアルに、でもフィクションだからこそより魅力的に見せられるところはオリジナルに!!
このバランスが名作を生み出すとトンガリは思っています!!
現実に高校から野球を初めてプロ野球選手になった人はいないかもしれませんが、弾輝がそれくらい急成長したらロマンがあると思います!!
と思って調べてみたら中学高校は野球部ではなかったというプロ野球選手っているんですね……。
特に海外に多い……。
それでも色んなスポーツをやっていたりと下地があるので弾輝の例とはまた違うとは思いますが!
新キャラ増えてきましたが、スタメン選手の先輩が出てきませんね。
徹底して主人公・弾輝の周辺を丁寧に描いていく作戦と見た。
強豪校では無さそうなのにマネージャーが二人もいるのも凄い。
桜さんはあまりグイグイいくタイプには見えないのにどうして野球部のマネージャーになったんだろう。
あんまり触れませんでしたが、今回もバッチリ弾輝は褒められてました。
クララちゃんが褒め上手だし今のところワクワクするばかりですね。
というか内藤先生の方針がそんな感じっぽいですよね。
練習も出来るだけリラックスして楽しめるように、苦手意識を植え付けないように、って感じの。
地道な体力トレーニングとかはどう工夫してもしんどいだろうから技術的な練習だけでも出来るだけ楽しめるよう考えられてると良いですよね。
こういう工夫って新しい考え方って感じしますよね~。
好きだなー。
ああ根性論じゃなくて理論的だからそんな感じがするのかな。
新しいスポーツ理論に基づいてるって感じかな。
冒頭の「毎日同じ練習じゃつまらない」という考え方も、
トンガリが『あの月』の感想を書き始めた理由と近いものを感じました。
鬼滅の刃は毎週感想を書いていたけど、他の漫画も書けたらまた違うフィードバックを得られるんじゃないかと思っていて何か書きたかったんですよね。
向こうは少年漫画でバトル漫画、こっちは青年マンガでスポーツ漫画。
雑誌もジャンルも違うので新鮮で楽しいです。
やっぱり色々試してみて分かる『楽しみ』というものは素敵ですね。
さて、笠原くんですが、これはもう間違いなく超有名な選手だったって展開ですよね。
それにしても、高校入学したばかりでこの騒がれ方は凄い。
中学時代からすでに超高校級だったって感じでしょうか。
まさか笠原くんも中南米に……。
いや雪江ちゃんがリトルから一緒だったって言ってるし日本か。
いやいや雪江ちゃんも中南米にいた可能性も!?
中南米にリトルって概念あるの!?!?
雪江ちゃんと言えば、ちゃっかり新入部員の守備練習に混ざって一緒にやってたの可愛かったです。
本当に野球するのが好きで好きでしょうがないタイプなんだろうなぁと感じました。
次回はいよいよ笠原くんの実力お披露目回っぽいので楽しみです。
そして月曜が祝日なので月曜発売のスピリッツはもう発売しています。
すぐに読んできます。
この瞬間が最高に幸せだーーーー!!!!
それでは次回もよろしくおねがいします!!
モアー!!