出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第146話
週刊少年ジャンプ2019年12号
おはこんばんにちは!!
トンガリです!!
前回の記事で「次回は感想書けません」と言いましたがあれは嘘でした。
内容が内容だけになんとか少しでも書いていきたいと思います。
それでは早速!
『稲妻、堕つ――!!』ということで前回、新技にしてオリジナル技である雷の呼吸漆ノ型“火雷神”を繰り出し、獪岳の頸を落とした善逸。
特にドンデン返しも無く、獪岳の身体は崩壊を始めています。
善逸という自分よりも劣っていると思っていた人間が七つめの型を編み出した事実を受け入れられない獪岳は崩壊しながらも善逸への負け惜しみに余念がありません。
「いや違う負けじゃない、あのカスも落下して死ぬ」って……。
もしかすると死に追いつかれた最期くらいは善逸を守って散っていくこともあるかなと思っていましたが……。
鬼になる人間はどこまでいっても鬼、ということでしょうか。
残念です。
とかしみじみ感じていると唐突にあの男が現れました。
「人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる」
「欲しがるばかりの奴は結局何も持ってないのと同じ」
「自分では何も生み出せないから」
「独りで死ぬのは惨めだな」
愈史郎!!
いきなり読者以上にエゲツない口撃……。
善逸との戦闘を見ていたのか、かなり辛辣な言葉で今際の際の獪岳をボッコボコにします。
しかもやたらスタイリッシュ。
正直このキレッキレのダメ押しと善逸救出劇のお陰で獪岳戦は結構しっかりと消化できました。
救出された善逸でしたが、結構な重傷で意識を失っていました。
意識を失った善逸は、綺麗な彼岸花が咲く川を挟んで、爺ちゃんと再開します。
そして思いの丈を対岸の爺ちゃんにぶつけるのでした。
「俺がいなかったら獪岳もあんなふうにならなかったかもしれない!」
その発想はなかった……。
余りにも優し過ぎる……。
「俺のこと嫌いになった?」
「何か言ってくれよ爺ちゃん…」
「善逸」
「お前は儂の誇りじゃ」
(号泣)
ジャンプ+で新号が公開される5時に読み、朝から思いっきり涙腺崩壊しました。
今回だけは……死者の幻とよく会話をする鬼滅の刃ですが今回だけは……本物の爺ちゃんに会えたと、今回だけは本当の爺ちゃんの言葉を貰えたと思いたい……。
爺ちゃんからの言葉を聞いて善逸は戻ってきました。
(目開いてるし戻ってきてるよね……?)
しかし相当な重傷っぽく、獪岳の決鬼術もまだ止まっていないようでこのままでは顔の罅割れが眼球まで裂いてしまうかもしれないとのこと。
しかし愈史郎が血鬼止め(珠世さん開発、血鬼術の進行を止める薬)を使ってくれているし、獪岳も崩壊しただろうし罅割れの進行は直に止まるでしょう。
血鬼術の効果が切れれば出血も止まるでしょうし善逸は大丈夫そうで何よりです。
これで元気に帰還すれば雷柱ですね!
それにしても愈史郎が鬼殺隊の隊員と同行していたのは意外でした。
例によって珠世さんの言いつけだし、本人はめっちゃ不満っぽいですが。
これは回復役としても戦力としても心強いですね。
あと善逸が村田さんを始め、他の隊員からも応援されてたのが涙腺にくる。
ほー。
獪岳も素質的には強い部類だったのかな。
まぁどんな凄い攻撃も当たらなかったら意味ないですけど。
毒舌ばかりの愈史郎に村田さんが全力でツッコミばかり入れていたら鬼が来るのほんと鬼滅の刃。
緩急が凄い緩急が。
なんであんな感動的なシーンからこんな展開になるかね……。
でも村田さんたち連携しつつしっかり戦えてて感動しますね。
みんな強くなってる。
「頸が硬ェェェェ!」とか言ってるの聞くとやはり即席の下弦相当でも十分脅威的な戦力ではあるんだなぁと実感……。
柱たちはスパスパ頸を斬るので忘れていましたが鬼の頸って硬いんですよね。
しのぶさんだって斬れない訳ですし。
みんな死なないで欲しいです。
しかし柱稽古の効果はすごいですね。
定期的にやって戦力強化していたら一般隊士が恐ろしい早さで死んでいく鬼殺隊の現状も変わったんじゃないのかなと思いますが……。
常に様々な場所で出没する鬼の対応に追われていてできなかった(無惨がさせなかった)のが全てですね。
放っておいたら鬼に支配されていたのかなこの国は。
そしてリアルタイムで鎹鴉の視覚支援を使える愈史郎が意味深なつぶやき。
場面は炭治郎と水柱・冨岡義勇さんの二人へと移ります。
上弦と遭遇しないことに焦る炭治郎。
しのぶさんの訃報もあってか少し気負っています。
すると突然どこからか轟音が……。
この破壊音!
この拳は!!!
猗窩座だーー!!!!
きました上弦の参!!
煉獄さんの命を奪った因縁の鬼!!
周辺の無限城を揺らし、壁という壁(床?)を破壊しながらの移動!
スマートではありませんがそれ故に暴力的な恐怖を感じます!!
煽りもバッチリで即戦闘開始!!
良いですねぇ……このバトルマンガ感……。
猗窩座は炭治郎しか眼中に無い感じですが後ろに義勇さんがいるんだよなぁ。
煉獄さんの仇だからって炭治郎が一人で戦わせてください!なんて言うのは想像ができない……。
どうなることやら。
兎にも角にもこの戦闘は作中でも屈指の激アツバトルになる予感がします。
炭治郎が全然怯んでないのもまる。
義勇さんかっこいいところを見せてくださーーい!!!!
不気味な脈動と共に描かれた巨大な心臓のような物体はまさかの鬼舞辻無惨。
珠世さんを取り込みつつ、珠世さんの分析では恐らくこの肉の繭のようなものの中で人間に戻る薬を分解しているのだろうとのこと。
人間に戻る薬作用しているのか……。
そして珠世さんは自力での脱出は難しそう。
一番にここに辿り着く隊士は誰になるのか。
しかし無惨が動かないことにもしっかり理由がありましたね。
やろうと思えばいくらでも隠れんぼできそうなイメージがありましたが、言うほど鬼有利ではないのかもしれません。
鬼舞辻無惨も割と追い詰められてる?
この肉の繭、カラーで見るととても悍ましいので必見です。
さあさあ!
盛り上がってまいりました!
と言っても最近はほとんどずっと盛り上がっていますねえ。
毎週同じことを言っている気がします。
善逸対獪岳戦の決着、愈史郎の活躍、そしてとうとう始まった猗窩座との戦い。
猗窩座は順当に水の呼吸流派の二人との戦闘。
あまり奇を衒わないこの感じ。
こうなると上弦の壱・黒死牟は鬼殺隊筆頭の岩柱・悲鳴嶼行冥&痣発現済みの天才剣士霞柱・時透無一郎の二人組との戦闘でしょうか。
そうなると遊びのコマが恋柱蛇柱組、風柱、伊之助……。
誰かがカナヲの援護に向かうかな?
そしてこの中から無惨の元へ辿り着く剣士も出てくるでしょう。
トンガリ的には鬼絶対殺すマンの風柱に珠世さんのところへ駆けつけてもらいたい。
どういう反応するのか見たい。
無惨を抑えてくれるのであれば珠世さんも自分が殺されることには大して反対しないだろうし。
愈史郎も戦闘する可能性ありますよね。
久しぶりに出てきたと思ったら結構なキーパーソンだ。
色々書きましたが、今回の見どころは善逸と爺ちゃん。
ありきたりな描写かもしれませんが、胸にグッときました。
善逸お疲れ様……すごくかっこよかった……。
なんとしても善逸を褒めたくてこれだけは書きたいと思いました。
次回からの激闘も楽しみですが、今回は善逸をねぎらい、爺ちゃんに哀悼の意を表するとしましょう。
善逸本当にお疲れ様でした!!!!