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鬼滅の刃 第123話「甘露寺蜜璃の走馬灯」感想・考察

出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話
週刊少年ジャンプ2018年39号



出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話

花咲く時を待つ、あどけなさ――

おはこんばんにちは!
トンガリです!

さぁ今週も表紙から可愛いぞ!と思ったらサブタイトルが「甘露寺蜜璃の走馬灯」って……。
蜜璃さんもうやられちゃうの!?

とりあえず蜜璃さんの見せ場から始まるので落ち着いて書いていきましょう……。

「甘露寺蜜璃の愛刀は 極めて薄く 柔い」

「技の速度は宇髄天元をも上回っている」

この書き方を見るに、鬼殺隊最速は天元さんなのかな?
でも技の瞬間的な速さは蜜璃さんが上回るという感じ?

鞭の先端は音速を超えるという話を聞いたことがあるのでそれと同じようなことができる刀なのでしょうか。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話
恋の呼吸・弐ノ型懊悩おうのう巡る恋


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話

陸ノ型 猫足恋風

立て続けに技を放ち、半天狗の攻撃を捌きます。
雷を斬ってる原理だけが全く分かりませんがやはり柱は速いですね!

そして速さでは処理できないと踏んだ半天狗は範囲攻撃を展開します。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話

血鬼術 無間業樹むけんごうじゅ

木竜のあらゆる部分からチビ木竜を分岐させ大量の竜で広範囲を埋め尽くします!
やっと血鬼術ってついたけどやってることはあんまり変わってませんね!!
どこか違いはあるのでしょうか!?


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話

恋の呼吸・伍ノ型 揺らめく恋情・乱れ爪

広範囲の術にたじろぎながらも見事に対処します。
蜜璃さんは蜜璃さんでやってることがいまいち分かりません。

ですが共通して言えることとして斬撃が直線的ではなく曲線的なことがあります。
刀の斬撃としては予測が難しそうな、トリッキーな感じがしますね。

あと型の名前は「恋」の字が入ってれば何でも良さそうな程中身が想像付かない感じ。

今回の相手が攻撃の手数も多いし範囲も広いから分かりにくいだけで、きっと突進技や空中技、範囲攻撃やフェイント技等々あるのだと思います。

しかし……「恋」とは一体……。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話

攻撃を捌き切った蜜璃さんは一気に半天狗を射程範囲内に捉え、頚を落としにかかります!!
鬼の頚に刀が巻き付くようなこの描写かっこいいですね!!
このままシュッと刀を引き抜けば頚が斬れそうだと言うのがすごく伝わってくる!!

しかしここで痛恨の連携ミス。
半天狗と炭治郎たちの戦いを見ていた読者視点では当たり前のことですが、樹木と喜怒哀楽鬼の能力を操る憎い鬼(名前はまだない)は本体ではないので頚を斬っても滅びません。

半天狗と蜜璃さんのおそらく超スピードであろう戦闘だし口を挟む余裕はなかったのかもしれません。
あまり炭治郎のことは責められませんが……。
どうしてもこう思ってしまいますね……。
その情報は一番最初に伝えて欲しいと……。
これはあれなのかな、炭治郎が人に何かを教えるのが爆裂に下手なことに由来している……?


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話

狂圧鳴波

きょうあつめいは頚を斬る直前に炭治郎から「そいつは本体じゃない! 頚を斬っても死なない!」と知らされた蜜璃さん。
「判断間違えちゃっ…」と、思いっきり攻撃を喰らってしまいます。

蜜璃さん自身が判断ミスと言ってますけど……そうなのかな……。
囚われている隊士を早急に救うためか、相手が上弦で未知の部分が多いから、様子見をせずに短期戦で決めるつもりだったのでしょうか。
普段なら未知の能力を持つ相手なら、もう少し相手の特性を探っていく戦いをするのかな?

天元さんの時はどうだったっけ……。
天元さんは兄が本体か?兄を斬ったら死ぬのか?それとも同時に?ってな感じで色んなパターンを想定してた気がします。

頚落としても死なないってのを想定するのはやっぱり難しいですよね。

でもこのシーン、何気に攻撃を喰らいつつも半天狗の頚は落としているんですよね。
判断ミスがあっても為すべきことを為している辺り、さすが柱だなと思います。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話

憎い鬼になってパワーアップした音波攻撃をもろに喰らってしまった蜜璃参……。
膝から崩れ落ち気絶してしまいます……。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話

「今の攻撃を喰らって尚 肉の形を保っているとは!!」

ええ!?!?
人間の体が崩壊するレベルの音波攻撃だったの!?!?!?

炭治郎が喰らって鼓膜が破れたとかいうレベルの攻撃ではなかったようです。
丈夫なはずの鬼殺隊隊服ですら破れる威力……。

半天狗はこの驚異の肉体に驚きつつ分析します。

「図体に似合わぬ筋力得意体質」
「質の良い肉を喰らうことは強さに直結する」

とりあえず殺しておこうと頭を殴り潰しておこうと動いた半天狗。
その拳が到達するまでの一瞬で蜜璃さんは走馬灯を見ます。

ここで蜜璃さんの強さの秘密が明かされました。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話

捌倍娘はちばいむずめ
筋肉の密度が常人の八倍ある。

これは、「嘘喰い」や「喧嘩商売」や「エアギア」や「ケンガンアシュラ」で出て来たミオスタチン関連筋肉肥大に近いものでしょうか?

ちっちゃな頃から力持ちで大量の栄養を必要とした、というところに共通点を感じます。

しかしとにかくよく食べるというのはこの辺りからきていたんですね。
ちゃんとした理由があったのでただの食いしん坊だと思っていたトンガリは素直に謝罪します。
ごめんなさい。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話

蜜璃さんはお見合いが破談した日、これらのことを隠さなければならないと思ってしまいます。

「髪は染め粉で黒くした 食べたいのをぐっと堪えて頭が朦朧とした」
「いっぱい嘘を吐いて力も弱い振りをした」

「家族みんなが彼女を心配していた」

ここ!!!!

ここが鬼滅の刃の大事なところです。
家族みんなが彼女を心配していた……。

家族への信頼。
家族との絆。

鬼滅の刃の裏(表か?)テーマですよね……。

偽って生き始めると、蜜璃さんに縁談が持ち上がりました。

しかし「私一生こうして生きていくのかな?」「こんなのおかしいよ おかしい!」
と、偽って生きていくことに疑問を感じ始めました。

このことに気付けたのも、ありのままの自分を愛してくれる家族の存在があったからだとトンガリ的には思います。

蜜璃さんは強い衝撃によって走馬灯から現実へと引き戻されます。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話

それは敵の攻撃ではなく仲間たちの命がけの救出劇!
炭治郎は額に痣を浮かべ、禰豆子は鬼モード、玄弥はみんなを庇うように身を挺して。

みんなで蜜璃さんを守ります!

「甘露寺さんを守るんだ!」
「一番可能性のあるこの人が希望の光だ!!」

「この人さえ生きていてくれたら絶対勝てる!!」

炭治郎が全員の気持ちを鼓舞するために放った言葉。
もちろん本心だと思いますが、自分や仲間に言い聞かせるように大きな声を出していたのだと思います。

しかしその言葉に一番救われたのは守るべき対象の甘露寺蜜璃さんその人でした。

仲間との絆で勝つ!とは言っても相手は上弦の鬼!
容赦なく襲う半天狗の広範囲雷撃!
周りの木々を破壊しながら降り注ぎ絶体絶命か!

と思われましたが、土煙の中から現れたのは……。


出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第123話

「みんなありがとお~~!」
「柱なのにヘマしちゃってごめんええ!」

「私悪い奴には絶対負けない!」
「覚悟しなさいよ本気出すから!」

やったー!
蜜璃さん!!

そりゃ即退場ということは無いとは思いましたが無事(?)で良かった!!

玄弥が引いてるくらいなので相当にエゲツない動きで雷撃を全て斬ったのでしょう……!
完全に吹っ切れた(というか感激した)蜜璃さんの本気を引っ張りつつ次回へ!!


蜜璃さんの本気モード楽しみですね!!!

どうなるんだろう。
ただ本気出すだけかな。

それとも筋肉のリミッターを解除してちょっとゴツくなったりするのかな……。

今の所、恋の呼吸の解説とかもないので、ここから解説込みで恋の呼吸の掘り下げとかあるかもしれませんね!!

半天狗も憎い鬼になってから殺傷力増しましたね。
音波で人が死ぬ……。
雷も直撃したら肉体が砕け散る威力になってるのだろうか……。

それよりも蜜璃さんにトドメを刺そうとした時、どうして槍を出してくれなかったんですか!?(哀しい…)

あと攻撃を放ったあとの「やったか?やってない!」の流れを敵側で見るの新鮮でした。

もしかしてこのまま増援無しで半天狗仕留められる……?

血鬼術は出て来たのに憎い鬼の名前が出てこないのが歯がゆいですが、半天狗戦もまだまだ二転三転することでしょう。

いよいよ本格的に全てを出し尽くす戦いになりそうで盛り上がってきましたね!!

夜明けまで粘るということも無くはないかなと思いますが、性質上撤退することはなさそうな鬼との戦い。
どのように決着するのか楽しみです!!!

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